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シャンパーニュ講座の下期スタート、第1回は『ロベール・モンキュイ』 [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

シャンパン講座下期開始

第1回は10月最終週の30日でした。その5日後からシャンパーニュ研修ツアーに突入したので、アップが大幅に遅れてしまいました。すみません m(_ _)m

ル・メニル・シュール・オジェ村の『ロベール・モンキュイ』
1889年設立のメゾンです。
当初はぶどう栽培農家で、長年にわたり、ビルカール・サルモンやルイ・ロデレールにぶどうを供給していました。創始者アレックス・モンキュイの孫ロベールが1928年からシャンパーニュ造りに着手し、2000年からはロベールの孫の5代目ピエール・アミエが栽培醸造を仕切っています。
所有する畑はすべてがコート・デ・ブランの聖地ル・メニル・シュール・オジェで、区画ごとにわけた細かな醸造を行っています。

以前はステンレスタンクのみを使用していました。試行錯誤を重ねて、近年、樽も導入。バリックや大樽を併用することで、従来からのピュアさに加え、味わいに深みと複雑味のあるスタイルに変化しています。
今秋、Wine & Spiritsの『2019 Top 100 Wineries』に選ばれました。
今まで単独のアイテムにフォーカスすることはあっても、メゾンに特化することはなかったので、この機会に改めて検証させていただきました。ちなみにシャンパーニュで選ばれていたのはボランジェ、ブルーノ・パイヤール、クリュッグ、ルイ・ロデレールとロベール・モンキュイです。

第1フライト
ロベール・モンキュイはシャルドネ100%なので、このフライトでは、シャルドネ重視のメゾン『ローラン・ペリエ』の顔となるアイテム『ラ キュベ』を比較の相手に選びました。


#1:ローラン・ペリエ ラ キュベ
生産者:ローラン・ペリエ (NM)
ぶどう品種:シャルドネ50~55%、ピノ・ノワール30~35%、ムニエ15~20%
樽で熟成させたリザーヴワイン:20~30%
ドザージュ:8~10g/L
価格:7,000円(税別)
2017年に『ブリュットL・P』をリニューアルして誕生させたのが『ラ キュベ』
ブレンドするクリュは100以上、シャルドネの比率は5%アップし、熟成期間も1年増えて4年に。より複雑味が増しました。フレッシュで、白い花や白桃、透明感のある酸味、蜂蜜、ミネラル感、クリーミーで旨味があり、バランスが良くエレガント、長い余韻。

#2:ロベール・モンキュイ ブラン・ド・ブラン
レ・グラン・ブラン エクストラ・ブリュットGC
生産者:ロベール・モンキュイ(RM)
ぶどう品種:ル・メニル・シュール・オジェを主体にオジェのシャルドネをブレンド
デゴルジュマン:2019年1月
樽で醸造したリザーヴワインを20%使用
ドザージュ:3g/L
価格:6,500円(税別)
チョーク質由来のミネラルが特徴、切れ感のある酸味、泡の刺激、蜂蜜、果実の旨味、若干のビター感

#3:ロベール・モンキュイ ブラン・ド・ブラン
レゼルヴ ペルペテュエル エクストラ・ブリュットGC
生産者:ロベール・モンキュイ(RM)
ぶどう品種:ル・メニル・シュール・オジェ産のシャルドネ100%
デゴルジュマン:2018年12月6日
ドザージュ:3g/L
価格:7,500円(税別)
ル・メニル・シュール・オジェのぶどうについて、ローラン・ペリエのシェフ・ド・カーヴのミシェル・フォコネ氏から「ル・メニル・シュール・オジェのシャルドネはミネラルと酸味が強く、長い余韻が特徴。時間が経過してもなかなか香りが立たず、シャンパンのブレンドに使っても年月が経たないと膨らんでこない。その存在感は圧倒的。ゆえにメニルにシャンパンを入れると良いヴィンテージものができそうという気になる」との説明を受けたことがあります。

#3は2006年以来継ぎ足しているリザーヴワインがベースのワインで、60ヶ月以上の瓶熟成を経て出荷されます。グラス表面から見る泡沫は極めて繊細で活発、石灰質のニュアンスがあり、最初にミネラル感、白い花、グレープフルーツ、中盤から綺麗な酸味が広がり、熟成感と複雑味を備えたロベール・モンキュイのなかでは骨太なイメージのアイテム。

第2フライトはモノ・セパージュ、モノ・クリュ比較

#4:ロベール・モンキュイ ブラン・ド・ブラン
   ブリュット・ミレジメ GC2012
生産者:ロベール・モンキュイ(RM)
ぶどう品種:ル・メニル・シュール・オジェ産の樹齢50年のシャルドネ100%
デゴルジュマン:2017年5月4日
ドザージュ:3g/L
価格:13,000円(税別)
カリンやアカシア、低いドザージュ量ながらぶどうの熟度を感じる味わい、上質なミネラル感、持続性のある酸味、長い余韻、味わい&価格的にお薦め!

#5:ロベール・モンキュイ ブラン・ド・ブラン

左から#4~#6

ヴォゼミュー エクストラ・ブリュットGC 2011
生産者:ロベール・モンキュイ(RM)
ぶどう品種:単一畑ヴォゼミュー産シャルドネ100%
デゴルジュマン:2017年12月20日
ドザージュ:4g/L
価格:17,000円(税別)
#6の単一畑シェティヨンと対をなすアイテムで、石灰より、粘土の割合が多い土壌。ノン・マロ。グラス上部からの泡沫活発、オイリー、複雑味、軽いビター感、芯のあるスタイル。


裏ラベルにはヴィンテージ2011年、デゴルジュマンの年月日2017年12月20日、ドザージュ量 4g/Lの表示あり。デゴルジュマンに関して、年月日まで記載するメゾンは少ない。

#6:ロベール・モンキュイ ブラン・ド・ブラン 
レ・シェティヨン エクストラ・ブリュットGC 2012
生産者:ロベール・モンキュイ(RM)
ぶどう品種:単一畑シェティヨン産シャルドネ100%
デゴルジュマン:2018年1月29日
ドザージュ:2.25g/L
価格:20,000円(税別)
気泡はワインに溶け込み、触感クリーミー、香りは控え目(低温では閉じ気味)、ノン・マロで、シェティヨン産のぶどうが持つ際立つ酸味を生かしたシャンパン。酸の存在感は見事、ピュアな酒質、熟成によるロースト感、バルーン型のグラスで、低温からスタートして、温度をあげて楽しみたいアイテム。



今週水曜日に行うシャンパン講座では、先日訪問したばかりの7メゾンのうち、6メゾンのシャンパンをマグナムサイズで揃えたので、じっくり利き比べてみたいと思っています。
講座生の皆さま、どうぞ、お楽しみに!

[NEW]
シャンパーニュ地方は1961年~1990年間の約30年間で平均と比べて気温が約1.1度上昇し、収穫は18日早まっています。総酸度は1.3g/L減、アルコール度数は0.7%上っています。
11月5日にシャンパーニュ委員会本部にお邪魔した折、フィリップ広報部長から伺ったCIVCの温暖化対策や気候変動への取り組み等の情報が発信(11月16日付)されていたので、添付しておきます。
https://www.champagne.fr/assets/files/dossier_presse/dossier-climat-change-adaptation-june-2019.pdf

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シャンパーニュ研修ツアーの前後に行った区民ワイン講座とワイン科学講座 [ワイン]



10月26日に開催した区民ワイン講座は世田谷区初の試みでした。
世田谷区民として、地域貢献ができたとすれば、とても嬉しいことです。
ご参加くださった方々の多くはワインの初心者や入門者だったので、できるだけ、わかりやすく、楽しんでいただけるように努めました。


11月16日のワイン科学講座は山梨大学主催だったので、こちらはワイン業界に関わる方々の参加が多かったと思います。

11月4日~10日がシャンパーニュ研修ツアーで、それを挟んでの2講座でした。資料作成に要する時間がかなりタイトでしたが、ひとまずクリアできて、本当にホッとしています。
加えて、この間、ワイン王国12月号(12月5日発売)に掲載するローラン・ペリエのグラン シエクルとボランジェの入稿もありました。帰国後、届いた初校が、とっても綺麗な台割になっていたので満面の笑顔になりました。ワインラバー&シャンパンラバーの皆さまには是非ともご笑覧いただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします!

区民ワイン講座

会場は梅丘パークホール、定員40名でチケットは完売。



シャンパン(6,500円)とプロセッコ(2,600円)の泡ものを比較。シャンパンは私が信頼しているドラピエ、酒質が良くてリーズナブルです。プロセッコは世界で一番飲まれているイタリアのスパークリングワインで、香りから白桃が連想できます。
白はメルシャンの岩出甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ2017(3,200円)、参加者の多くを惹きつけていました。甲州の美味しさにびっくりなさっていた方が多かったように思います、さすがメルシャンさん!
ロゼワインは日本市場でNo.1のチリワイン。ラポストール2016(2,150円)を選びました。色も香りも味わいも魅力あるアイテムです。
赤ワインは南仏のラ・キュベ・ミティーク・ルージュ2016(1,650円)、ジャケットは愛くるしいフクロウ、ジャケ買でもお薦めです。今年発効された日欧EPAの恩恵を受けた価格設定、サッポロビールさんの売れ筋アイテムです。



講座ではワインの分類、醸造法の違い、代表的なぶどう品種、料理との相性、それから・・・グラスをリーデル・ジャパンからレンタルしたので、赤ワインをワイングラスとポリコップで飲み比べていただき、香り&味わいの違いも体感していただきました。
私も楽しかったです、ありがとうございました!

マカロンの差し入れ

大好きなラデュレのマカロン\(^-^ )/
可愛いハロウィンバージョン!

アンケート結果が届いて

主催の世田谷サービス公社が集計したアンケート結果が届きました。
所要があり、閉会15分前に退出なさった方が3名いらっしゃったので、37名の感想でしたが、9割以上が「たいへん良い」だったので、光栄に思います、感謝です!


ワイン科学講座

16日はJRの工事で、東京工業大学がある田町はもろ渦中。でも、聴講生の皆さまは、開始時間には全員着席なさっていました、びっくり。

私の持ち時間は90分。レジュメが42枚だったので、1ページあたり2分計算で、質問時間10分を入れて、時間ぴったり。着地成功、やったー!!

ソノマの最新情報

資料提供:ワイン・イン・スタイル
セミナー当日の朝、ワイン・イン・スタイルのスーパー才女斎藤さんからソノマ情報が届きました。
10月23日に発生したソノマの山火事は11月7日に鎮火しました。85%の収穫が終了していたフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーに関しては、被害はなかった由。でも火はそばまで迫ってきましたし、ソノマ全体としては4つのワイナリーが焼失したとのこと。大きなショックだと推察しています。

2017年の時と同様、水分を含んだぶどう畑が山火事の防火壁になったそうです。2年前の火事は送電線の摩擦が原因で、何ヶ所から一斉に発火したので、今回はその教訓を生かし、計画停電をしました。賛否両論ありましたが、結果的に風速45m/秒の異常な風が吹く中、2017年のような広範囲の火災にならなかったのは、計画停電が効果をもたらしようです。


資料提供:ワイン・イン・スタイル
赤く塗られているところが、今回の火事で焼失した箇所。赤い線は2017年の山火事で被害にあった箇所。最初の予報では海から風が吹くとのことだったので、海に続く、広範囲に避難勧告が出たようですが、実際の風の流れは逆風になった為、焼失範囲が広がりました。

ひとりあたりの消費量

1位はポルトガルの62.1Lですね、日本は3.2L。
ポルトガル話題で言うと、日本で同国のワインはとても好調です。スティルワインの2018年データを見ると、ポルトガルは第10位で、輸入数量は1287KL(前年比124.9%)、けん引役はヴィニョ・ヴェルデで、全体の25%を占めています。

18日に、SOPEXAから『ヴィーニョ・ヴェルデにおける樽発酵と樽熟成』というpdfが届きました。
有効期限:2019/12/18(水) 17:17
【ヴィーニョ・ヴェルデ・ワイン協会】ヴィーニョヴェルデにおける樽発酵と樽熟成に記述したページは以下http://clk.nxlk.jp/Ubu3uvVt 
フレッシュだけじゃないヴィーニョ・ヴェルデ、変化していますね。

最大の関心事は気候変動


スペインのミゲル・トーストさんは2007年にアメリカのアル・ゴア元副大統領の『不都合な真実』を観て以来、温暖化対策に取り組んでいます。ワイン業界の誰よりも熱心です。今年、カリフォルニアのジャクソン・ファミリーとタッグを組みました。

トーレスさんが2013年に来日して発表したデータによると、2100年には海面が0.3~0.5m上昇するとの推測でしたが、先日IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は「今世紀末で、1.1m 上昇する」と発表しています。予想以上に速いスピードで温暖化が進んでいます。

ボルドーの新品種導入

今年6月、ボルドーワイン委員会は気候変動に適応した新たなぶどう品種をAOC規定に導入しました。
赤ワイン用品種はアリナルノア、カステ、マルセラン、トウリガ・ナショナル
白ワイン用品種はアルヴァリーニョ、リリオリラ、プティ・マンサン

7月末のオレゴン・ワシントン取材で、ワシントン州レッド・マウンテンのヘッジス・ファミリー・ワイナリーを訪問した折、数年前からトウリガ・ナショナルを植えて、調査・分析をしていることを聞きました。ヘッジスさんの母方はフランスのシャンパーニュ地方出身、父方はアメリカなので、フランスの動向にはかなり敏感です。

本日(19日)、ユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドーの試飲会があったので、右岸と左岸の主な生産者に気候変動と新品種に関しての意見を聞いて回りました。殆どが危機感を持っていない、というより、左岸の場合などはカベルネの力を信じ切っている思いを強く感じました。新品種導入に関しては「面白い」との意見がありましたが、「ポルトガルの品種でしょ」的な発言から、グラン・クリュ・ド・ボルドーの誇りを感じました。
今年の夏、最も熱い3日間で、グリーランドの氷河が溶けて失われた量は310億トン、東京ドーム25000杯分との報道があり、気候変動が世界各国に何らかの形で影響を与えていると感じています。
ボルドー委員会が発表したリポートに、「霜・雹・嵐の将来的な予測は不可能」との記載がありましたが、今日、インタビューしたワイナリーのおひとりが「降雨量に変化はないが、昨今、いつ雨が降るかが予測不能」とおっしゃっていました。私はとても気になります!

CIVC本部を訪問して

先週訪問したシャンパーニュ委員会CIVC本部でフィリップ広報部長から最新情報を伺うことができました。
ぶどう樹の高さを変える実験をしています。左が従来の畑(1~1.2m、密植)で、右は2mほどの高さにして、樹の畝間も広く取っています。風通しを良くし、熱い空気がたまらない(温度が上らない)ようにしていますが、ベト病対策にも効果が出ているようです。



オレゴン・ワシントン取材時、「日本はなぜロゼがダメなの」と多くのワイナリーから聞かれました。
家庭でワインを飲む頻度が増え、自己主張しないワインが好まれるようになっているので、ロゼはもう少し伸びると思うのですが・・・私はかなり前から「ロゼと餃子」のマリアージュを薦めています。青い要素を感じるロゼなら、グリーン系の野菜(パクチーも〇)を多めに入れり、なかの具を工夫したり、さらに、ラー油や黒酢の量を加減して、自由な発想で楽しむことができると思っています。区民ワイン講座でもロゼは好評だったので、お試していただけると嬉しいです。


シャンパーニュと白ワインに合うお菓子の差し入れ、ハッピー!



仕切役の柳田藤寿先生から及第点をもらえたので、安堵しています。
この日の後半は、村上安生山梨大学客員教授が「国内ワイン状況と日本ワインについて」というテーマでお話なさいました。後日、山梨大学ワイン科学講座のサイトに会の様子が掲載されるそうです。
4回シリーズの講座なので、次回は12月21日です。会場は今回同様、東京工業大学キャンパスイノベーションセンター。詳細はコチラで!

最終回までの成功を願っております。
たくさんの感謝を込めて!

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【プロローグ】 シャンパーニュ研修ツアー2019  [シャンパーニュ研修ツアー2019]

ランスの大聖堂からスタート


11月4日から10日までのシャンパーニュ研修ツアーも無事終わりました!
今回は6メゾンとCIVCの本部を訪問。たくさんの情報を得ることができました。
まずは、プロローグとして全体の流れをまとめておきます。
各メゾンでのリポートは後日アップいたします!!


微笑みの天使を背景にして集合写真

到着日最初の訪問はジュセフ・ペリエ

昨年と同じく、通訳は頼りになる岡田稔さん (中央オレンジのジャケット)



ジョセフ・ペリエで現当主ジャン・クロード・フルモンさん(左)とご子息で次期当主のベンジャミン・フルモンさん(右)も交えて。ベンジャミンさんは午前中にモロッコ出張から戻られたばかりでしたが、ランチで我々をもてなしてくださいました!


ロゼはピンク色のデザートと合せて


今回の訪問に関しては、気配り名人の取締役オットー・プシュヴィラさんとやりとりをさせていただきました。
前週に東京でオットーさんとベンジャミンさんとお目にかかっていたので、懐かしい再会気分、メゾンでの素晴らしいおもてなしに感謝しております!

シャンパーニュ委員会本部へ

日の丸のご配慮、とっても嬉しいです!



広報部長のフィリップ・ウィブロットさんからしっかりとレクチャーを受け、最新情報を伺うことができました。きちんとフィードバックいたします。


フィリップさんが送ってくださった記念画像、ありがとうございます。

マイィ・グラン・クリュではプレオ社長と


今夏、ジャン・フランソワ・プレオ社長が来日なさった折、輸入元オエノン(合同酒精)で、訪問の打ち合わせをしました。その折、お土産として、シルクの生地(着物の反物)をプレゼントしたのですが、私としては、テーブクロスやタペストリーにしていただければと思っていました。
そして・・・メゾンを訪問し、ランチ時、なんと、ぶどうの葉を配したテーブルクロス発見! 嬉しい対応に感激!


ランチは色どりがとても可愛くて、酒質の良いマイィのシャンパンと良く合っていました。時間が押していて、完食できず残念


施設の案内からテイスティングまで、すべてを担当してくださったプレオ社長に脱帽です。
ありがとうございました!

ルイ・ロデレールでは尊敬するレカイヨンさんと

ご多忙の折、テイスティングをご一緒してくださったシェフ・ド・カーブのジャン・バティスト・レカイヨンさん。私はjettingのことが直に聞けて良かったです。打てば響く太鼓のようなお方!


100点評価のクリスタル2008、1997年との比較でポテンシャルの凄さを実感できます。クリスタルはじっくり寝かせる価値あるシャンパンです。

アンリオでは最高のシチュエーションでランチ

18世紀のお城『シャトー・レゼルノワ』ではジル・ド・ラルズィエール当主の優雅さが光りました!


ウエルカムシャンパンはキューヴ38、〆はエメラ!!!


レゼルノワでは姫の気分になりました。


庭師さんが手入れをしたばかりの美しい庭園。ジルさんいわく「自然と人間の手の依る作品」と。まさに一期一会のひとときになりました、感謝!

アンセルムさんと10年振りの再会!

参加メンバーのなかにはセロスファンが多くて、幸せな時間になったようです。
アンセルムさんは翌朝、イタリア出張とのことでした。相変わらず、お忙しい方ですね。

シャンパーニュ最終日はアヤラ

フェミニンなイメージのアヤラ


女性シェフ・ド・カーヴのキャロリーヌ・ラトリヴさんを囲んで。
宝塚的雰囲気ということで、女子たちが騒いでおりました(笑)


シャルドネ主体のメゾン、エレガントなスタイル


ランチはジェネラル・マネージャーのアドリアン・ムーフラールさんとご一緒できました!


しんがりはボランジェ!


ランスからパリに向かう車中から見た景色
モザイク模様の畑は黄金色、雄大な雲も迫力あり!

パリの自由時間に『ジュール・ベルヌ』

階段の先に直通のエレベータ~が


1時間毎のエッフェル塔のイルミネーション、美しいです!
来年も会いたいなぁ、エッフェル塔大好き!!!!!

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誕生130周年のエッフェル塔、シャンデリゼ通り散策でパリの休日を堪能! [シャンパーニュ研修ツアー2019]

今年はエッフェル塔誕生130周年の記念年

一年振りに見るエッフェル塔、晴天下で綺麗な月も出ていました!


1週間のシャンパーニュ研修ツアーの日程が無事終わりました。
パリの自由時間では今夏リニューアルしたエッフェル塔内のレストラン『ジュールベルヌ』へ。


通常の入り口とは異なり、レストラン直結のエレベーターで階上に。


写真撮影もOK、スタッフの方が撮ってくださいました!
※素晴らしかった『ジュールベルヌ』のお料理とサービスについては近々アップします!


パリ市内は休戦記念日のための装い

大通りには『休戦記念日』を祝う為の国旗が掲揚されていました。11日の月曜日は祝日です!


好天のもと、トリコロールカラーが良く映えます!


アバクロの前で撮影している瞬間、青いオーブが見えて!

昨年は100周年記年でトリコロール

昨年は第一次大戦(終戦記念)から100年目ということで、街は3色で綺麗でした。


4日から9日までのシャンパーニュ研修ツアーのリポートは順次アップしていきます。
お楽しみに!

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「ペリエ ジュエ グラン ブリュット」新デザインローンチ晩餐会スペシャルコラボレーション with ピエール・ガニェール [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

ペリエ ジュエ × ピエール・ガニェールの贅沢なコラボレーション

ANAインターコンチネンタルホテル東京36階『ピエール・ガニェール』絶景です!
テーブル上のボトルが新デザインになった『グラン ブリュット』
最左にあるブラン・ド・ブランやブラゾン ロゼはすでに瓶形が新バージョンに変わっているので、クラシックラインの最後を飾るのがグラン ブリュットになります。満を持しての登場です。 


秋の装いのアミューズ・ブッシュ


左から順に
マーテル・マム ペリエ ジュエ社セザール・ジロン会長兼CEO、ペリエ ジュエの最高醸造責任者エルヴェ・デシャンさん、ペルノ リカール ジャパンのマーケティング本部長のヤン・ソエネンさん、ペリエ ジュエの今期コラボレーション・アーティストのアンドレアス・マンクーゾさん

マンクーゾさんがデザインしたシャンパーニュ・グラス

ディナーの場で公式に使うのは本邦初!
グラスは3色あり、グリーンは自然、ローズはロゼ、アンバーはシャンパンで、ペリエ ジュエの各アイテムのキュヴェを表現しています。

ガニェールさんも来日!

そして・・・
晩餐会でのコラボレーションは美食の巨匠ピエール・ガニェールさん!
「ペリエ ジュエはシャンパンの精神を大事にしているメゾンなので、コラボレーションできて嬉しく思いますし、16年間、私と共に仕事をしてきたシェフと一緒にお料理を提供できることも喜ばしい」と挨拶しました。
ガニェールさんの来日に伴い、10月19日~24日までスペシャルコラボレーションメニューを提供していました。

席決めはスプーンで


セザール・ジロンCEOは35年程前、早稲田大学商学部に在籍なさっていたそうで、冒頭の挨拶は綺麗な日本語でした。晩餐会の歴史について触れ、“スプーン”についても語りました。
かつて、晩餐会の主催者がお客様をご招待する際には、スプーンも一緒に贈るという風習があったそうです。ゆえにディナーではそれを模したスタイルで席次決めすることに。今回、お招きを受けた人たちは綺麗に並べられたスプーンの中から1本選び、柄に刻まれた数字のお席に座ることになりました。私はNo.10、とっても小粋なおもてなし!


ディナーのスタートは、2年前にデビューしたペリエ ジュエのブラン・ド・ブラン


毛蟹と昆布のナージュ カリフラワーのスミテ
貝類のマリニエールと牡蠣のアイスクリーム


帆立尽くし!
帆立貝のラメル パルメザンチーズの香る梨と根セロリ
帆立貝のロースト
帆立貝のムースとブイヨンゼゼット


ベル エポック2012を料理に合わせて


クリスタル製ハンドメイド!


カボチャのヴルーテ 黒にんにくと柚子をファルスしたレタス


鱗焼きにした甘鯛 アンディーブともやし アンチョビバター



家具と照明デザインのバックグラウンドを持つミラノ拠点のイタリア人デザイナー
アンドレアス・マンクーゾさんは「ペリエ ジュエからミッションの話がきたのは1年前です。1個作成するのに1週間かかります。グラスもシャンパンも完成までの過程に共通するものがあり、エルヴェさんから様々なインスピレーションを得て、形にすることができました」と挨拶。


黒鮑 蒸した鴨フォアグラ 季節のキノコ ディアブルソースと共に


ペリエ ジュエ グラ ングリュットのジュレ
とろみをつけてグレープフルーツロゼと生姜


ベルエポックのロゼ2010はお料理とデザートに合わせて


黒毛和牛フィレ肉と雲丹 ロマネスコと磯の香るジャガイモのピューレを添えて


フランス ベルナール・アントニーさんの熟成チーズ
秋のハーブ 塩味を効かせたヘーゼルナッツ 自家製ミュースリー


柚子のシロップでポッシェした洋梨
パッションフルーツの香る洋梨のクーリー 
ペリエ・ジュエロゼのサバイヨン アマレットのソルベ
花束 バラの香る黒豆とアプリコット ピスタチオのパルフェ・グラッセ


アンバーカラーのグラス



お披露目されたペリエ ジュエ グラン ブリュット
繊細なボトルネック、フェミニンな肩のラインのボトルは1955年からメゾンにあったそうです。女性的なイメージのペリエ ジュエらしさを反映させたフォルムです。シャルドネ20%、ピノ・ノワール40%、ムニエ40%、白い花、白桃や梨、グレープフルーツのすがすがしく心地よい果実のニュアンス、バニラやブリオッシュの香り、口中では快活な溌剌感と深みのある熟成感が混じり合い、軽いビターさと優しい余韻



ディナーでご一緒したペルノ・リカールのジロンCEOやヤンさん、エルヴェさんを交えた集合写真。翌日25日はシャンパーニュ騎士団のガラ・ディナーでもヤンさんとエルヴェさんと再会できました!!




コラボレーション・アーティストのマンクーゾさんと一緒に!

数年前に韓国のロッテホテルの『ピエール・ガニェール』に行った時、ご本人がいらしたのですが、その時は通常のメニューでした。今回はペリエ ジュエのグローバルインフルエンサーとして契約したガニェールさんが、期限限定で提供したスペシャルメニューだったので、もの凄い気合を感じました。
牡蠣がダメな私でも牡蠣のアイスクリームは食すことができましたし、ユニークなもやし使いも面白かったです。すべての食材に神経が行き届いていて、素晴らしい印象でした。
ベル エポックはしなやかに料理に寄り添っていました。晩餐会にお招きくださったペルノ リカール ジャパン様に感謝しております、ありがとうございました!!

■製品についてのお問い合わせはペルノ・リカール・ジャパン ℡03-5802-2671

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