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【備忘録】仕事冥利な時間 Champagne BOLLINGER × L'AFFINAGE [来日したワイン生産者&関係者]

ボランジェと四つに組んで
先日、銀座レカンの元料理長で、現在はラフィナージュのオーナーシェフとして活躍している髙良康之氏の料理に、大好きなシャンパン『ボランジェ』を合わせ、それらの相性についてリポートするというお仕事がありました。誌面に載せる画像はプロのカメラマンさんが担当、ゆえに私は相性チェックに集中。マリアージュの合間に、髙良シェフ渾身の料理をカメラに収めることができたので、これらの画像は私の大事な備忘録!

ディナーの席上、髙良シェフは「自分のなかでボランジェは“指針のためのシャンパン”という位置付けになっています」と語っていましたが、そのお言葉通り、6アイテムそれぞれの個性を大事にしながら考案されたメニューから、ボランジェ好きのシェフの細部にわたるこだわりが感じられました。マリアージュについてのコメントは、ワイン王国12月号に掲載する予定です。

メゾンの顔スペシャル・キュヴェ、トップレンジの順で

素晴らしいラインナップ!


スペシャル・キュヴェをマグナムで味わう醍醐味!
多くの要素を感じさせてくれるキュヴェゆえに、甲殻類、あわび、蛤を使った3種のアミューズ・ブッシュで味わい探究しました。


蒸したあわびをパン粉で揚げた一品(左)と蛤のグラタン
あわびの下にクルミを配してシャンパンから感じ取れるクルミやヘーゼルナッツを表現した演出もあり!

当日のハイライト『ヴィエイユ・ヴィ―ニュ・フランセーズ』

注いでいる最中から甘やかな香りが・・・


Photo by Fumiko /2009年3月
メゾンの誇り! 
メゾンの裏手にある2区画のぶどう畑で栽培されている貴重な自根のピノ・ノワール
ブジーにあった3区画目の畑は1990年代フィロキセラによって全滅


ボランジェ・ラバーとして最高の瞬間!
12年経過したシャンパンは黄金色に輝き、口中では熟成による多種多様な味わいが層になって広がり、最後にはシェリー的なニュアンスも。


長野県産 天然スッポンのロワイヤル、白トリュフの芳香 × ヴィエイユ・ヴィ―ニュ・フランセーズ2007
旨味、きのこ類や枯葉のニュアンスが料理から伝わってくる種々の要素と相乗◎


フォアグラとドライイチジクのパヴィ × ラ・グランダネ2008
「酸味と酸味が出合うと次に出てくるのは甘味」と語っていた髙良シェフ。フォアグラのトップ部分に赤ワインヴィネガーを使い、2008年ヴィンテージの酸味と重ねることで絶妙な甘みの要素、美味美味!
「なるほど」と納得できる“青み”の存在感


雑誌用の写真を担当していた瀧岡カメラマンを盗み撮り m(_ _)m


ブルターニュ産オマール海老とセップ茸のフリカッセ × ロゼNV


ランド産仔鳩のロースト、赤ワインソース × ラ・コート・オーザンファン2014


個室での撮影では髙良シェフのご配慮もあり


ハチミツとフルムダンベールチーズのムース × R.D.2004


琴線に触れた当日のマイベスト『R.D.2004』、素晴らしかったです!!



ディナーではボランジェのコマーシャル・ディレクター ギー・ド・リヴォワール氏が各アイテムを解説し、輸入元アルカンの伊藤啓介部長が通訳を担当。ワイン王国の原田勲会長のお姿も!
超希少なヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズ2007、完成度の高いR.D.2004を、髙良シェフの秀逸な料理と合せて堪能できたことは、本当に仕事冥利な時間になりました。
ワイン王国の村田惠子編集長に深く感謝いたします、ありがとうございました!



[わーい(嬉しい顔)]ボランジェの記事プレイバック
2009年、シャンパン講座(当時は昭和女子大学オープンカレッジ)で、ラ・グランダネ2000、同ロゼ2002、R.D.1997、ラ・コート・オーザンファン2002の4アイテムを出したのですが、その時のマイベストも、ラフィナージュの時と同じくR.D.でした。
私的感想を見てみると、「どのアイテムも素晴らしく甲乙つけがたしというのが正直な気持ちです。ゆえに1つに絞るのは難しかったのですが、R.D.から感じる新鮮さと熟成感のバランスの面白さ、食材と合わせた時の包容力は最大の魅力」と書いてありました。
そうなんです、R.D.のバランス感は素晴らしく、完成度が高いです!

で・・・その講座後、受講生にボランジェについてアンケートを取ったのですが、今、読み返しても興味深いので、プレイバック!

本日飲んだ中で最も印象に残ったのは。その理由も教えてください。
参加者:21名(男性5名、女性16名)、シャンパン愛飲歴:平均4年
●ラ・グラン・ダネ・ロゼ2002:11名
香り華やか、奥行きあり、バランスのよさ、果実の豊かさ、時間の経過による変化、長い余韻
●R.D1997.:5名
熟成感、酸味がきれい、温度変化で広がるふくらみ
●ラ・グラン・ダネ:4名
乾いたミネラル感と香ばしさ、
●ラ・コート・オーザンファン2002:1名
文句なしにおいしい!
<私的感想>
どのアイテムも素晴らしく甲乙つけがたしというのが正直な気持ちです。ひとつに絞るのは難しかったのですが、R.D.から感じる新鮮さと熟成感のバランスの面白さ、食材と合わせた時の包容力は最大の魅力。

ボランジェのシャンパンのイメージは
クラシック&ゴージャス、深みとコク、007のイメージ、骨格があり男性的&通好み
凝縮感&品質安定、育ちが良くてまじめで丁寧、伝統、英国王室御用達
質実剛健、高価でスペシャル、ボディ&厚み、安心感、やや古臭い
<私的感想>
1829年という歴史あるメゾンから連想される伝統や格式、安定感のイメージ
映画007のボンドから連想される男性的イメージ
高価なシャンパンだけに特別の日に飲みたい、というイメージ
これらがキーになっていると感じました。

(女性に質問します)男性にレストランに誘われ、その人がボランジェを選んだら、あなたは相手をどのように評価しますか
■本物のシャンパン好き=自分を大切にしてくれそう
■料理との相性を考えた上でシャンパンを選択したのなら嬉しい=相手を認める
■シャンパンを飲み慣れている=好評価、好感度UP
■映画好き、センスが良い、味覚に長けている
■プライドが高そう、ちょっとキザっぽい(ボンドを連想してしまうので)、金持ち=相手を警戒
<私的感想>
シャンパンを飲み慣れていてセンスが良い=好感度。
一方でお金に余裕があり、遊び人的なイメージを持つとの印象も。
男性の皆さま、女性を誘ってシャンパン選びをする時は熟考なさいませ(笑)

(男性に質問します)あなたが女性をレストランに誘い、その人が「ボランジェが飲みたい」と言ったら、相手をどのように感じますか
■ソフトで丸い味わいより、きっちりとした凝縮感のある味わいを好む女性(男性評価の価値観も肉食系タイプを好む)  ←面白いです
■ミーハーではなく、シャンパン通の女性
■シャンパンへのこだわりがあり、良いものを知っている
■なぜボランジェが飲みたいのか、逆にその心理を知りたくなる
■シャンパン好きだとは思うが、好感は持たないかも
<私的感想>
無記名で提出していただいたわけですが、男性の回答者は5名。
「そうか、そのようなイメージを持つのか」なんて思いながら、男性心理の機微を感じた次第(笑)

ボランジェと007の関係をどのように捉えていますか
肯定派
■超強力なタイアップ
■スーパーマン的でPBだけど洗練された魅力という点から合っている
■味覚にうるさい007が選んだシャンパンなので納得できる、ボンドの趣味のよさが出ている
■ともに引き立て合う関係、流行に流されることのないエレガンスさが共にある
■女性を口説くための小道具として効果がある
否定派
■特に007が好きでないので・・・ちょっと古臭いイメージ
<私的感想>
ボランジェ関係者は来日の折、よく007との関係を強調していますが、あまり強調しすぎると男性的なイメージが濃くなりすぎる気がします。イギリスで愛されている一因にボンド効果はありますが、日本ではもう少し違う角度(女性目線)を取り入れるのも一考かも。


エリザベス女王はダニエル・クレイグファンですね!
私も映画好きで、クレイグ好きなので、彼の最終作(となるであろう)『NO TIME TO DIE』の公開はとても楽しみです。『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックが出演するとの情報も嬉しいです。最新作にはどのアイテムが登場するのかなぁ・・・

■ボランジェ製品へのお問い合わせは正規代理店(株)アルカン
℡03-3664-6551(代) 
https://www.arcane.co.jp/wine/

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上期の最終講座はヴランケン・ポメリー・モノポールグループにフォーカス! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

[NEW]シャンパーニュ速報
CIVC日本事務局から今年の収穫状況についての報告が届きました。
以下、記載いたします!

昨年に続いて素晴らしい収穫
◍地球温暖化はシャンパーニュ地方に好影響をもたらしていますが、ここ30年間で 平均気温は1.1 度上昇しています。今年は春に霜害があり、ぶどうの芽の一部を失いました。6月と7月は猛暑で収量の10%以上にあたるぶどうが焼けてしまうという事態になりました。また、7月25日には42.9度という高温を記録しましたが、8月と9月は、日中は温暖、夜は冷涼な気候に恵まれたので、ぶどうは完璧な熟度を備え、酸と糖のバランスも良く、アロマの凝縮度の高い果汁が取れました。昨年に続き、今年も素晴らしいミレジメが期待できそうです。

◍9月2日、オーブからスタートした収穫は、まもなく終わります。
収量は区画ごとに差があります。シャンパーニュ地方では、平均1万kg /ha以上の収量を達成しなければなりませんが、昨年は近年稀に見る収量を記録し、「リザーブワイン」 (気候変動による不作の年に補うことができる補充用ワイン)をしっかり確保できているので、今年は栽培農家とメゾン共々、収穫は平静に進みました。2019年ヴィンテージのリリースを楽しみに待ちたいと思います。


ヴランケン・ポメリー・モノポールグループの競演

上期の〆は、講座生の皆さんに日頃のテイスティング能力を十分に発揮していただきたくて、4ブランドを比較試飲しました。ヴランケン・ポメリー・モノポールグループの製品は世界87ヶ国で流通しており、シャンパーニュ市場では世界第2位に位置しています。同グループではポメリー、エドシック・モノポール、ドゥモアゼル&ディアマンの4ブランドを管轄しています。

第1フライトはディアマンvsエドシック・モノポール

グループの創始者兼オーナーのポール・フランソワ・ヴランケン氏の情熱そのものと言えるのがディアマン。トップ画面(最左)でボトル全体がおわかりいただけると思いますが、ダイヤモンドのカットをイメージしたデザインになっています。


#1:ディアマン ブリュットNV
生産者:ディアマン(NM)
ぶどう品種:CH50%、PN50%
ドザージュ:10~11g/L
価格:8,500円(税別)
淡いイエロー、気泡は活発&繊細、白い花、洋梨、石灰のニュアンス、フレッシュバター、塩味、若干のビター感、口中スムース、最後まで残る酸味

起源は1777年のエドシック・モノポール

ドイツ人羊毛商フロレンツ・ルードウイッヒ・エドシックがシャンパーニュ地方ランス在住の同業者ニコラ・ペルトワの愛娘と結婚したことがきっかけで、1785年から織物とワインの事業を開始。
1916年、スウェーデン沖で沈没した『ジョンコッピング号』が1998年に引き上げられた際、船内から2400本のエドシック・モノポールが発見され、海底にあったシャンパンは82年の時を経て日の目を見ることに。抜栓したエドシック・モノポールは果実味もあり、若々しい状態を保っていた由。同メゾンの顔と言えるアイテムは『ブルー・トップ』の名を持ち、ブローシャーもブルー。これらは海底を表現するブルーと関連!?


#2:エドシック・モノポール ゴールド・トップ・ブリュット・ミレジメ2007
生産者:エドシック・モノポール(NM)
ぶどう品種:CH35% PN35% M30%
ドザージュ:10~11g/L
価格:9,500円 (税別)
輝きのある黄金色、細やかで滑らかな気泡、蜜を含んだリンゴ(サンフジ)、黒砂糖、ドライフルーツ、アーモンド、中盤から酸味、黒ぶどうに由来する濃い旨味、余韻に続く、綺麗な酸味。


黒ぶどうの比率が多いエドシック・モノポ-ル(右)
講座生から支持を得ていたアイテムで、味わいと価格両面からも好評

第2フライトはドゥモアゼルvs ルイーズ・ポメリー

同グループが“エレガンスとフェミニン”をコンセプトにして1985年からリリースしているプレミアムブランド。ドゥモアゼルはフランス語で“トンボの意味”


#3:ヴランケン・ドゥモアゼル ラ・パリジェンヌ・ミレジメ2008
生産者:ドゥモアゼル(NM)
ぶどう品種:CH80% PN20%
ドザージュ:10~11g/L
価格:16,000円(税別)
フレッシュ&エレガンス。香り豊潤、オレンジ、サンフジ、アカシア、ナッツ、ミネラル、焙煎香やコーヒー、様々な要素が広がり、口中シームレス。2008年ヴィンテージならではの酸味が中盤以降続き、甘やかさも。
当日のマイベスト&講座生の人気No1。2008年ヴィンテージで16,000円はお薦め!


#4:ポメリー キュヴェルイーズ2004
生産者:ポメリー(NM)
ぶどう品種:CH65%、PN35%/GCアヴィーズ、クラマン、アイ村のぶどう
ドザージュ:5~6g/L
価格:23,500円(税別)
カーブはガロ・ロマン期の遺産。白亜質で平均温度10度、その規模は全長18km、地下30m。2015年世界遺産に指定。ぶどう4,000kg のうち、一番搾りだけ使う。最初に出てくる自然流下分(250㍑)は使わず、ハートの部分1800㍑だけを使用。ポメリーのトップキュヴェ!
グラス表面の泡沫活発、気泡繊細。ミネラル、ピンクグレープフルーツ(果実の内果皮)、ブリオッシュ、ドライアプリコット、時間の経過でロースト感、長い余韻


ともにベージュ色を帯びたゴールド、泡沫も細かく、比較し甲斐のあるアイテム!

第3フライトはポメリーのロゼ

#5:ポメリー ブリュット ロゼNV
生産者:ポメリー(NM)
ぶどう品種: CH、PN、M 各1/3  赤ワイン(ブジー産PN)7%添加
ドザージュ:10g/L
価格:8,100円 (税別)
色調はソメイヨシノ似の淡いピンク色。軽快さを感じさせるロゼで野いちごやピンクペッパー、ミネラル。今年Decanterで95点を獲得したロゼだけに、シャンパン女子たちからの受けも良く、「色調も可愛くて好き」との意見が多く出ていました。同時に、「ラベルのピンク(濃い桃色)をもう少し淡くしたほうが良い」との意見もありました。


Rose Terrace Party "The Art of Rose"@ベージュ アラン・デュカス東京

ヴランケン ポメリー ジャパン(株)主催のロゼテイスティング
4種のアイテムが登場しました。(左から)
◍ Pink Flamingo Rosé Sparkling 2,500円(税別)
◍ Pink Flamingo Gris 2,200円(税別)
◍ Vérité du Terroir Rosé 2,800円(税別)
◍ La Chapelle Gordonne Rosé 3,600円(税別)


グルナッシュ・グリとグルナッシュ・ノワールから造るピンク・フラミンゴ・ロゼ
色で合わせるマリアージュ、相方はサーモンと新ジャガイモ


地鶏のソテー、プロバンス風野菜のティアン


可愛いカカオのサブレとマンゴーの胡椒風味


2002年から2017年までの間で全世界のロゼワインの消費量は30%の伸びを示しています。ただ、日本でロゼワインの占める割合はわずか3%のみ。
世界で主流のロゼは辛口タイプであり、脂分との相性も良いので、私は中華料理、特に「餃子にロゼを合わせて」をお薦めしています。冬場に向けては、鍋物での活用を!

■製品についてのお問い合わせはヴランケン ポメリー ジャパン(株)
℡03‐6205-8913
URL: http://www.vranken-japan.co.jp

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シャトー・メルシャン 椀子(マリコ)ワイナリーオープン! [ワイン]

本日待望のオープン『シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー』

小林弘憲ワイナリー長、村田惠子ワイン王国編集長、松尾弘則ゼネラル・マネージャーと

3連休初日の9月21日(土)にオープンした椀子ワイナリーについて、 ワインのこころで紹介させていただきました。3日間だけのオープニングイベントがありますので、この機会を利用して、お出かけくださいませ。

シャトー・メルシャンの哲学を表現した日本画

作者は武田裕子(たけだひろこ)さん、若き精鋭!
http://www.takedahiroko.jp/about/


椀子ヴィンヤードのシャルドネから造られたスパークリングワインは現地で楽しめます!


収穫前のメルロー畑のぶどうたち

椀子ワイナリーへのアクセス
■電車の場合
北陸新幹線「上田駅」下車
JR上田駅からタクシーで約25分
■車の場合
上信越自動車道「東部湯の丸」ICより約10分
詳細はhttps://www.chateaumercian.com/winery/mariko/index.html

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サヴォワワインの生産者と和食とのマリアージュ@広尾おくむら [来日したワイン生産者&関係者]

Vin de Savoie × Japanese Cuisine(washoku)
 











サヴォワから来日した生産者を囲んで




















生産者の皆さんにとって多忙な一日。
午後からのマスタークラスセミナー@フランス大使公邸に続いて、夜はマリアージュ体験@広尾おくむら


サヴォワワイン生産者委員会(CIVS)のアレクシス・マルティノー ディレクター(最左) と同コミニュケーション担当のフランク・ベルクレスさん(最右)

サヴォワワインの基本情報
サヴォワ県の作付面積は2,200㌶、全体がAOP(原産地保護呼称)の対象になっています。畑は標高250~500m、ぶどうは山のふもとの急斜面で栽培しています。品種は23あり、その多くは固有品種。代表的な白ぶどうはジャケールやアルテス、黒ぶどうはモンドゥーズやぺルサン。比率は白ワイン70%、赤ワイン20%、ロゼワイン5%、スパークリングワイン5%の比率。国内消費が95%、輸出はわずか5%。スパークリングワイン=クレマン・ド・サヴォワには注目が集まっていて、スカンジナビア諸国、アメリカ、ベルギーを中心に輸出。サヴォワワイン全体の輸出相手国第1位はアメリカで、「日本は第2位の市場」とフランクさん。


白ぶどう
◍ジャケール/サヴォワの6つのアペラシオンで使用している品種。粘土石灰質と相性良好。
◍アルテス/熟すに従って黄金色、ピンクから赤い色に変化。別名ルーセット。
◍ルーサンヌ/ベルジュロンと呼ばれていた品種。晩熟品種で生産地は限定されている。
黒ぶどう
◍モンドゥーズ/サヴォワを代表する品種。石灰岩や片岩の土壌と相性良好。
◍ガメイ/早熟で収穫エリアは限られている。ストラクチャアがあり、風味豊か。
◍ピノ・ノワール/ 第2次世界大戦後に導入。ぶどう畑全体のわずか2%、50㌶


昨年7月、サヴォワワインと和食のマリアージュ@小田島にお声がけいただいたのですが、その時に白ワインは石灰に由来するミネラル感、赤はボディ感はありながら料理に寄り添うタイプという印象を受けました。特に、白の主要品種ジャケールやアルテスは同じ山岳地帯スイスのシャスラやオーストリアのグリュナー・ヴェルトリーナーのように香りに癖がなく、ニュートラルなので、甲州ワインのように、和食と合わせて楽しめると実感!

和食とのマリアージュ
料理の構成は、CIVSからのワインリストとおくむらさんからのメニューを勘案して、中西祐介ソムリエが担当しました。


オードブル5種盛り合わせ
◍ガラスの器はガスパッチョ(スイカ、フルーツトマト)
◍焼とうもろこし、雲丹
◍鰻蒲焼、キャビアドオーベルジーヌ
◍イチジク、ブルーチーズ
◍カニ、ビーツマリネ 
#1:Domaine Vendange, Crémant de Savoie, Grande RéserveNC
#2:Domaine Jean Perrier&Fils, Savoie Apremont, Gastronomie2018
#3:Domaine Dupraz, Savoie Apremont, Terres Blanches2018

青木私感:唯一の泡もの#1は2016年がベースワインのクレマン・ド・サヴォワ。ドライでスマート。柑橘系果実やストーンフルーツのニュアンスがあり、グラス内の温度が上って複雑さが増す印象。#2ジャン・ペリエ・エ・フィスのジャケールはフレッシュで白い花やミネラル感豊か、カニやビーツマリネと合わせて〇、シュル・リーで12ヶ月置いた#3ドメーヌ・デュプラはイチジクやブルーチーズと合わせて〇、鰻蒲焼とジャケールの相性には多くの生産者が納得。


碗物
◍合鴨ロース、コンソメ、ブイヨンドレギューム、冬瓜、舞茸、シメジ、トリュフ
(右から順に)
#4:La cave du Prieuré, Roussette de Savoie 2018
#5:La cave du Prieuré, Roussette de Savoie Marestel 2018
#6:Les Fils de René Quenard, Savoie Arbin, Clos de laGalèze2017



青木私感:旨味が効いたスープがすべての要。出汁をひと口味わってワインを口にした時の渾然一体感は好印象。素直な味わいの冬瓜からきのこ類へ、きのこ類からトリュフへと重心を移していくにつれ、複雑味が増す味わい。#4
#5ルーセットは旨味との統一感、#6モンドゥーズはきのこ風味とのハーモニー。汁物とは合わせにくいはずのワインの“酒質”を考えたからこそできた組み合わせで、ナイス・マリアージュ!
ただ、(私の前方に座っていた)カーヴ・デュ・プリウレの方には「白は魚!」との思いがあり、相性には満足せず、手長海老的料理を希望していました。その点に関して言えば、和食の出汁の繊細さ、奥深さにどれだけ慣れているかということが根底にあると感じました。


旬のもの
◍鱧フライ、白味噌ソース、野菜マリネ(青トマト、水茄子、あかねカブ)
#7:Château d'Apremont, Savoie Apremont, Cuvée Spéciale Jacques de Montmayeur2017
#8:Domaine Vendange, Roussette de Savoie, Madame de M…2017
#9:Domaine Jean Perrier & Fils, Roussette de Savoie Monterminod 2017

青木私感:ジャケール100%の#7シャトー・ダプルモンはミネラル感が際立ち、厚みもあり、溌剌とした酸(ノン・マロ)の効果で鱧フライの脂分を洗い流してくれる印象。アルテス100%(MLF有)の#8ルーセット・ド・サヴォワと#9同モンテルミノは、#8はジンジャーや柑橘類の砂糖漬け、#9はさらに骨格があり、蜂蜜や果物のコンフィの要素。白味噌ソースをブリッジ食材にすることで、ワインの豊潤さと果実味が引き出された感じ。


近海より
◍秋鮭西京焼き、オゼイユソース
#10:Domaine Denis et Didier Berthollier, Savoie Chignin Bergeron, Les Salins2016
#11:Maison Cavaillé, Savoie, Origine2015
#12:Maison Cavaillé, Seyssel, Vieilles Vignes2014

青木私感:西京焼に#10シニャン・ベルジュロン(ルーサンヌ)の厚みとねっとり感、#11ジャン・キャヴァイエ(CH、ジャケール、アルテスのブレンド)の豊かさ、#12ルーセット・ド・セイセル(アルテス)の複雑さを合わせて!   唯一のルーサンヌはシュル・リー由来の旨味、スモーキーさが西京焼の味わいに馴染んでバランス良し。


シグネチャー
◍黒毛和牛フィレ肉 山椒
#14:Domaine Dupraz, Savoie Mondeuse, Phoenix2018
#15:Domaine Denis et Didier Berthollier, Savoie, Et ma goutte de…2018
青木私感:赤ワインとお肉という定番の組み合わせに、山椒、わさび、ガーリックのソースを添えて。#14サヴォワ・モンドゥーズは黒系果実やスパイス、タバコ等の要素を備えた骨格あるワイン。自然酵母で発酵させた#15モンドゥーズは、色調は濃紫、スミレやピンクぺッパー、ふくらみのある味わいでタンニンの存在感も。ともに山椒との相性も良く、和の食材に寄り添ってくれる包容力あり。


一杯のひととき
◍ミニャルディーズ


ディナーに参加した生産者

(左から)
Jean Perrier & Filsのジル・ペリエさん、Philippe Vialletのマチュー・ファントッツィさん、Domaine Duprazのジェレミー・デュプラスさん、Maison Cavailleのジャン・クリストフ・カバイユさん、Domaine Vendangeのダイアン・ゴネルさんand La Cave du Prieureのシモン・バーレットさん



愛娘さんが作ってくれたという日仏対訳表を手に笑顔のアレクシスさん

ワイン生産者団体の役員は、ワイン関係者から選出されることが多いのですが、サヴォワワイン生産者委員会(CIVS)のアレクシス・マルティノー ディレクターはユニークな経歴の持ち主で、17年間チーズ業界で活躍なさってきた方です。ディナーでは隣席だったので会話するチャンスがありました。たまたまチーズ話題になった時、あまりの詳細さにびっくり。訳を伺ったところ、経歴がわかりました。ワインにどっぷりつかっていない点やサヴォワワインの生産者を一歩引いた立ち位置から見る余裕もおありなので、CIVSの新ディレクターの手腕に期待したいです。

収穫開始は9月10日頃とおっしゃっていましたが、今年は雹害や嵐に見舞われ、アプルモンのコミューンではぶどうが収穫できなくなった生産者が数社あるとのこと。量的にも質的にも恵まれていた2018年よりは減量になりますが、納得のいく収穫であることを願っています。

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全面リニューアル! 京橋駅から直結『明治屋ワイン亭』 [インフォメーション]

女性ひとりでも居心地の良いスペース

八重洲エリアから徒歩5分、銀座線京橋駅7番出口から直結 京橋エドグラン内

2016年秋、明治屋初の直営ワインバーとしてデビューした『明治屋ワイン亭』が今秋全面リニューアル。加藤太輔シェフ、奥田和雄マネージャーの新コンビでスタートしました!
メニューはショートコースからシェフのおまかせコースまであり、ワインに合わせたメニューコースも対応可能。フランス、イタリア、スペイン、米国、豪州、NZ、チリ、アルゼンチンのワインを常時120種類以上オンリスト。スパークリングはアルゼンチン以外の7ヶ国が揃っています。


(左から)奥田和雄マネージャー、明治屋 倉谷良一商品事業本部副部長、加藤太輔シェフ

「ワインバーという形態ながら、お客様の8割はコースメニューを注文なさいますし、9割の方はワインを召しあがります」と奥田マネージャー。
駅から直結なのでとても便利。使い勝手の良いお店で、女性ひとりでも気軽に立ち寄れる雰囲気があります。詳細は明治屋ワイン亭をご覧くださいませ。


リニューアル記念の試食メニュー&ワイン

リニューアル記念の試食会取材時、供出されたシャンパン、スティルワイン、蒸留酒

アミューズ × ジャン・ノエル・アトン エクストラ・ブリュット

赤パプリカのムース、ピペラード、フランス産鱒子
グラス仕立ての一品(ヴェリーヌ)をスプーンで混ぜてシャンパンの爽快な切れ感と合わせて。

冷菜 × Ch.クーアン・リュリトン・ブラン2009

北海道産雲丹の冷製フォンダン、花咲蟹のマリネと木の芽のピューレ
2009年VTのソーヴィニヨン・ブランはスクリュー・キャップ仕様。クーアン・リュリトンは長熟用の白ワインにもスクリュー・キャップを導入。コルクだったらどんな熟成具合になっていたか、好奇心がわきました。

温菜 × Ch チュラック キュヴェ・レ・ボルデス2014
IMG_6684.jpg
愛知産鰻のマトロートのクレープ包みにはコート・ド・ブールのメルロー&マルベックのブレンド。料理のほうが格上だったので、‘実山椒’などをブリッジ食材として‘使っても良かった印象

魚料理 × ムルソー・ルージュ2017(ロピトー・フレール)

青森産平目のムニエルとガルビュール、ソースは黒ニンニクと赤ワインヴィネガー。赤のムルソーは生産量5000本の希少ワイン。下の文字が読めるほどの淡い色調、タンニンもまるく、余韻に綺麗な酸。

メイン × シャトーカントナック・ブラウン2010

シャラン鴨のロースト、椎茸のエキスとフォン・ド・ヴォーのソースにはマルゴー村の赤ワイン。当日のマイベストのマリアージュ


明治屋は開業以来、ボルドーワインの輸入に力を入れており、この格付け3級シャトー『Chカントナック・ブラウン』は独占販売していたひとつ。それだけに同店に一番馴染んでいて、マリアージュのポイントも押さえられていました。

鶉のメンチカツノサンドイッチ × ジン(クリスチャン・ドルーアン・カスクフィニッシュ)

バラの香りが特徴のドルーアンのジンのソーダ割り。ひと口サンドは女性受けする可愛らしさ。

フロマージュ × ソーテルヌ2014

ジェ・ジェ・モルチェの甘口ワインにドライフルーツをまぶしたクリーミーな食感のチーズ

デセール × カルバドス(クリスチャン・ドルーアン オーダージュ)

スイーツ女子を笑顔にしてくれるデザート!
乳化無添加ショコラのガトーショコラ


15年以上の熟成を経たカルヴァドス(仏ノルマンディー地方のリンゴから造られる蒸留酒)
歴史ある明治屋なので、あらゆる酒類の扱いあり。体験する価値大ですよ!



[ダイヤ]明治屋オフィシャルサイトはコチラ。皆さまのお立ち寄りを楽しみにしています。

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猛暑払拭、8月の講座は今世紀最高のヴィンテージ2008年にフォーカス! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

2008年は絶対に外せないヴィンテージ

2種類のロゼを加えた全6アイテム+お土産スパークリング!


コルクの状態も健全


[NEW]パイパー・エドシックのシェフ・ド・カーブにエミリアン・ブティヤ氏が就任
輸入元日本リカー(株)の招聘で、7月中旬に初来日したブティヤ氏は新シェフ・ド・カーブとしてワイン造りの哲学、ぶどう栽培の哲学を語りました。



シャンパーニュ地方生まれ。モンペリエ農業大学 ワイン学・農学エンジニアのダブル学位を取得(2002-2009)後、シャトー・マルゴーとローヌのドメーヌ・ラ・ソリチュードで修行し、NZやチリ、南アフリカや北米等のワイナリーで研鑚を積み、シャンパーニュ地方のキャティアと系列のアルマン・ド・ブリニャックのシェフ・ド・カーブ(2013~2018)を務め、2018年から現職。
挨拶で「小さい頃、親と一緒に何度か訪ねたことのあるパイパー・エドシックですが、そのメゾンのシェフ・ド・カーブになることが決まり、前任者のレジス・カミユ氏の培ってきた伝統とスタイルを継続させていきたい」と語り、品質への妥協は一切なし、 サステイナブル農法の実践etcについても強調していました。

畑ロボットの導入


パイパー・エドシックではシャンパーニュ業界でいち早く、100%自動電動の畑ロボットを導入。天井に施してあるソーラーパネルで得た電力で動きます!
ロボットを取り入れることで、栽培チームの畑での時間が短縮でき、より重要な作業に専念できる。畑の農薬を最小限に抑え、オペレーションコストも削減できるというメリットあり


供出された3アイテムは、左からエッセンシエルNV、新発売ヴィンテージ2012、ヴィンテージ2008
シャンパン愛好家には魅力的すぎる2008年!!
この時点で、「8月の講座では2008年にフォーカスしよう!」と決めました。ということで・・・


21世紀のスペシャルヴィンテージに特化したシャンパン講座
第1フライト

左からパイパー・エドシック、ドゥラモット、ランソン、ユレ・フレール
すべてブラインドで供出。今回のきっかけを作ってくれたパイパーが#1 です!


唯一のブラン・ド・ブラン、4つ並べてみると色調の違いがわかりますね。

受講生Kodaさんがご自身のFBに早々にアップしてくださった各ワインのコメント、詳細にまとめていただきありがとうございます。リンクさせていただきます! 
シャンパンラバーさんには私のページと併せてご覧いただけましたら幸いです。


2008年ヴィンテージは
冬は温暖で、春はとても寒く降雨が続きました。6月の開花時に、凍てつく寒さに見舞われますが、中旬から気候が好天。ぶどうの生育は順調に進み、8月は素晴らしい天候に。9月上旬は若干曇りがちでしたが、糖分と酸味が十分に備わった健全なぶどうが収穫できました。昨年2018年も同様に秀逸な年と言われています。両年を比べると2008年のほうが酸味が勝っているとの評価が出ています。

#1:パイパー・エドシック ブリュット ヴィンテージ2008
生産者:パイパー・エドシック(NM)
ぶどう品種:CH52% PN48%
ドザージュ:9.5g/L
価格:9,000円(税別)
ひとことで表現するなら“バランス”
4つのなかで一番ドザージュ量が多く、単独で飲んだ時にホッとする糖分量だと感じました。ちなみに、パイパー・エドシックの現行ヴィンテージ2012はブレンド比率がPN52%、CH48%で2008とは真逆。ドザージュ量も10g/Lになっています。
2008年のほうが酸味がしっかり残った年だったのに、「0.5g/L」少ないことについて質問したところ、ブティヤ氏は「2008年は2012年より4年長く熟成させているのでクリーミーになっているから若干少な目。最初はもう少し多かったです」と回答。当初リリースさせた時のドザージュ量は11g/L位だったようです。

#2:ドゥラモット ブラン・ド・ブラン ブリュット2008
生産者:ドゥラモット(NM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:6g/L
価格:12,000円 (税別)
ひとことで表現するなら“ミネラル”
コート・デ・ブランの最高の区画ル・メニル・シュール・オジェのシャープな酸とピュアな味わいが10年以上経過して本領を発揮、秀逸年だからこその奥行き、深みのある味わいを感じます。デゴルジュマンは2017年の7月から9月にかけて実施しています。今飲んで美味しいシャンパン!

#3:ランソン ゴールドラベル ヴィンテージ ブリュット2008
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:PN53% CH47%
ドザージュ:7g/L
価格:9,060円(税別)
ひとことで表現するなら“旨味”
4つの中で唯一のノン・マロ。香りに豊潤さがあり、口中にワインを含むと、MLFをしていないランソン独自の活き活きとした酸味が広がり、同時にぶどうの熟度も実感。泡もワインに溶け込んで滑らか。長い瓶内熟成により生み出された果実味、フレッシュさ、力強さが詰まったランソンならではのアイテム

#4:ユレ・フレール キュヴェ・テール・ナタル2008
生産者:ユレ・フレール(RM)
ぶどう品種: CH40% PN35% M25%
ドザージュ:2.5g/L
価格:8,800円(税別)
ひとことで表現するなら“熟成感”
2年前に来日したモンターニュ・ド・ランスにあるリュード村のユレ・フレール、シャンパン業界の次世代を担うおひとりだと確信しています。たかが1g/L、されど1g/L、ドザージュへの徹底した取り組み、リザーブワインもしかり、その姿勢が素晴らしいです。一番若い造り手なれど、手掛けたシャンパンは4つの中で一番時を感じる熟成具合。際立つ第2アロマ! 瓶熟期間は少なくとも120ヶ月。

第2フライトはロゼ

#5:ヴーヴ・クリコ ヴィンテージ ロゼ2008
生産者:ヴ―ヴ・クリコ(NM)
ぶどう品種:PN61% CH34% M5% 赤ワイン14%(ブジー)添加
ドザージュ:8g/L
価格:11,000円 (税別)
ひとことで表現するなら“ポテンシャル”
2000年代に入ってからは2002年、2004年に次ぐヴィンテージ。メゾン初のヴィンテージ1810年から数えると65番目のヴィンテージ。深みのある色調がヴ―ヴ・クリコのロゼらしさ。アリエとヴォ―ジュの森で育った木樽で熟成させた赤ワインが5%ブレンドされているところが複雑さの秘密!


色調の違いもロゼ探究の魅力


ヴ―ヴ・クリコのピノ・ノワールは特別な区画!?、色調の濃さが特出

#6:アンリオ ロゼ ミレジム ブリュット2008
生産者:アンリオ(NM)
ぶどう品種:PN55% CH45% 赤ワイン10%(モンターニュ・ド・ランス)添加
ドザージュ:7g/L未満
価格:13,200円(税別)
ひとことで表現するなら“エレガンス”
2018年3月に講座で紹介したアンリオ・ロゼ 2008、このヴィンテージにはずっと惹かれています。輸入元ファインズさんからは「完売で在庫なし」との情報。もしサイトで見つけたら是非!
アンリオのロゼは色で決めるのでななく、黒いグラスに入れたワインの“香り”でロゼ造りを決めているのですが、色調もきれい。

番外編はお土産スパークリングとドライジンジャー

#7:ドメーヌ・サン・ミッシェル ラックス2014日本未入荷
生産者:ドメーヌ・サン・ミッシェル
AVA地区:コロンビア・ヴァレー
ぶどう品種:シャルドネ100%
価格:50ドル
定番のアイテムはファインズさんが輸入していますが、LUXEの扱いはないようです。
錚々たる役者さんたちの熱演の後で、“白い妖精”として登場するのは気苦労も多かったはず、な~んて、舞台にあがる役者さんを見る気持ちで、このボトルを観察しておりました。
その心配も、マリアージュさせることで解決!
シャルドネと生姜の相性の面白さを体感できました。#2のドゥラモットと組み合わせても楽しめました。


シアトルにあるパイク・プレイス・マーケットで見つけたドライジンジャー
ドメーヌ・サン・ミッシェルのハーブ系の要素と相乗して◎

春期講座も残すところ、あと1回!
10月からのシャンパン講座もお陰様でキャンセル待ち、皆さまのご期待に応えるべく頑張ります。
11月には現地研修ツアーがあるのでワクワクです。
引き続き、よろしくお願いいたします。

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