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スペインワインの評価本『ギア・ペニン』で95点以上を獲得した最優秀ワイン [来日したワイン生産者&関係者]

テイスティングセミナー『カタ・デル・ポディオ』

『ギア・ペニン』はスペイン語圏で最も多作なワインジャーナリストとして知られているホセ・ペニン氏が1990年に創設したワインガイドブックで、スぺインワインの国際取引においても影響力があり、スペイン政府が認めている権威ある書籍です。2020年には創刊30周年を迎えます。

ギア・ペニンの創始者ホセ・ペニン氏

来日回数が多いので顔なじみの方もたくさんいらっしゃると思います。
「ここ10年位の変化としては、大手著名ワイナリーだけでなく、小規模生産者による素晴らしいワインが次々と登場しています」とペニン氏。


2019年は12,500アイテムをテイスティングしたとのことで、その比率は赤ワイン54%、白ワイン27%、スパークリングワイン8%、ロゼワイン7%、酒精強化ワイン他4%で、95点以上は239アイテム。ちなみにペニン氏は100点は付けない主義なので、評価本での最優秀ワインは95~99点ということになります。

5アイテムをテイスティング
7月に来日して行ったテイスティングセミナー『カタ・デル・ポディオ』にはポディオ(スペイン語で“表彰台”の意味)にのぼった高得点(95点以上)ワインが供出されました。




(左から順に/最後の数字は点数)
#1:Domaines Lupier EL Terroir2015 D.O.ナバーラ 95点
#2:Abadia Retuerta Pago Negralada 2014 V.T.カスティーリャ・イ・レオン 95点
#3:Victorino 2015 D.O.トロ 97点
#4:Triga Magnum 2015 D.O.アリカンテ 95点
#5:Quo Vadis 1972 D.O.アリカンテ 95点

気になったワインは・・・


ナバーラのドメーヌ・ルピエールが造るエレガントなガルナッチャ!
夫婦でワイナリーを経営、平均樹齢80年のガルナッチャ100%、標高は400~600m、土壌は粘土石灰質、ビオディナミ農法。20日間のマセレーションの後、容量の異なるオーク(500L、300L、250L)で14ヶ月熟成。熟した赤系果実、野イチゴの可愛い酸味、、熟したタンニンによる滑らかさ、樽使いのうまさ、ガルナッシャの果実味とテロワール(ネーミング通り)を反映させたバランスの良さ、自然体で楽しめる好感度200%のワイン!


サンパウの菊池ソムリエもサービスをサポート



遅摘みしたモナストレル(ムールヴェードル)100%のワイン!
樹齢30年以上、標高500m、ビオディナミ農法、天然アルコール度数16%。仕込み年は1972年。それをベースにして毎年新しいワインを加えていくソレラシステムによるワイン(最後に添加したヴィンテージは1988年)。香りと味わいのギャップが魅力、第一香はドライシェリー、酸味の印象。味わうと中盤以降口中で層になって広がる複雑味と甘味。チェリー等の赤系果実、果物のコンフィ、菓子パン、蜂蜜、黒糖。


ボトルに中には1972年から1988年までのワインが!

ギア・ペニン・セレクションTOKYO会場

試飲会場には18のブースがあり、No1の生産者ドメーヌ・ルピエールも出展していました。日本での輸入元はないとのことでしたが、酒質の良さに興味ひかれた方々も多かったようで、担当のエリサさんに商談を持ちかけて・・・日本での扱いが決まることを願っています!

キラキラボトル

味わいだけでなく、ボトルも魅力的だったNo.5のモナストレル
透明ボトルに金字を施し、スワロースキーのような装飾品を纏ったボトルはスペイン王室の華やかを彷彿とさせる優雅さでした。空ボトルはデキャンターとして活用できますね。

◆Guía Peñín
URL: http://www.guiapenin.com
URL: http://suscripciones.guiapenin.wine/ 

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2019年秋期からの講座案内 ~シャンパン講座、区民ワイン講座、ワイン科学講座~ [NHK文化センター青山教室]

シャンパン講座@NHK文化センター青山校

オーダーメイドなシャンパンレッスン ~各メゾンの奥深さを愉しもう~ 
シャンパンラバーの皆様からの早々のリアクションでキャンセル待ちになりました。
ありがとうございます!!
11月にはシャンパーニュ研修ツアーで7メゾンを訪問しますので、現地情報も発信します。


[NEW]区民ワイン講座 募集開始

日時:10月26日(土)15時~
会場:梅丘パークホール
定員:40名  
チケット:2,000円 [わーい(嬉しい顔)]御礼 完売しました!

適度な量のワインをたしなむことは人生100年時代を乗り切る妙薬です。 講座ではオーストリアのリーデルグラスを使い、5種のワインを試飲しながら生活に役立つワイン情報をお伝えします。世田谷区民以外のワインラバーさんもウエルカム、早めのリアクションをお待ちしています。詳細はコチラで!

[NEW]ワインアカデミー@The Okura Tokyo 9月12日に新装開業するホテルオークラ改め『The Okura Tokyo』のワインアカデミーではエキスパートクラス(最上級)で“映画とワイン”を担当します。 ニューバージョンをお楽しみに!

[NEW]9月9日から募集開始 11月16日(土)開催予定の山梨大学主催公開講座ワイン科学講座は全4回から成り、私は第1回で「世界のワイン」についてのお話をさせていただきます。 私が尊敬するワイン界の重鎮が脇を固めてくださいます。 皆さまの参加をお待ちしています!

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Wine Summit ~オーストリア情報はコンファレンス と東京でのイベントをクロスさせて~ [Wine Summit2019]

奇数年に開催しているWine Summit@オーストリア


オーストリア・ワイン・マーケティング・ボード(AWMB)主催のWine Summit には世界各国のワイン関係者およびジャーナリストが招聘されます。今年は世界39ヶ国から約200名が集いました。5月23‐26日の前半は、(1)ドナウ河に沿ったオーストリア北東部を巡る1グループ (2)シュタイヤーマルク&ブルゲンラントを巡る2グループ。5月26-29日の後半は(3)シュタイヤーマルク&ブルゲンラントを巡る2グループという5部構成で、各エリアを視察しました。

全員が集ったコンファレンス

伝統の都ウィーンのニーダーエステライヒ宮殿


画像提供:AWMB
5月26日に前半と後半のメンバーが一堂に会して!
前列最右にヴィリ・クリンガーAWMB会長

クリンガーAWMB会長が語ったオーストリア情報
ドメーヌ・ヴァッハウで働いた後、イタリアのアンジェロ・ガヤの輸出担当マネージャーとして活躍し、33年の歴史を有すAWMBの現会長として、13年間オーストリアワインの伝道に尽力なさってきたクリンガー氏。集会の冒頭、「12月末で会長を退任します」との挨拶がありました。

日墺国交樹立150周年

今年は日本とオーストリア友好150周年であり、両国にとっての記念年にお招きいただき嬉しく思いました。

Wine Summit2019から1ヶ月後の再会@東京

画像提供:AWMB
7月1日、シャングリラホテルでオーストリアワイン大試飲会が開かれました。50名以上のオーストリアワイン生産者と600名以上のトレード、300人のワイン愛好家が集い、大盛況となりました。


2日にはオーストリア大使公邸でプレス会見およびレセプションが行われ、朋友であるフーベルト・ハイッス駐日オーストリア大使と握手を交わしたクリンガー会長。日本のプレスの前に出るのはこれが最後です。

ここからは会長が5月@オーストリアと7月@東京で語った“オーストリア情報”です。

Exports2018

2018年の輸出額は1億7,000万€(前比6.9%増)、輸出量は5,300万㍑(前比10.5%増)、1㍑あたりの平均価格は3.24€(前比0.11€減)

オーストリアのワイン生産量は全世界のわずか1%程度です。2003年から2018年までの15年間の統計を見ると、輸出額は右肩上がり。「会長に就任してから毎年平均6.5%の成長率を継続してきました」とクリンガー氏。一方の輸出量はここ8年ほどは横ばい状態、5,000万㍑前後になっています。


画像提供:AWMB

スイス、アメリカ、オランダ、英国好調

最大の輸出相手国はドイツ(全体の49.6%)で2000年比では3倍、2位のスイスは6倍、3位のアメリカは9倍、4位のオランダは10倍、5位の英国は15倍の伸びとのことでした。


我が国は15位に甘んじていますが、1㍑あたりの平均価格は約8€/㍑、高額なワインが売れる市場です。
東京のイベントで詳細な数字が発表されました。「2018年の輸出量は139,000㍑(前比2.2%増)、輸出額は110万€(前比11.8%増)。日本は今後10倍になる可能性がある」とクリンガー会長。ちなみに日本は2000年と比べると2倍!?


もう1つの話題『Wine in Austria』

ヴィリ・クリンガー会長の13年間の仕事の締めを飾るに相応しい500頁から成る集大成『オーストリアのワイン』、カール・フォセルカ教授等、30人以上の有識者が著述。2019年12月上梓予定。


ダニエル・デッカー博士によるフリードリッヒ・ツヴァィゲルト博士(1888-1964)に関する講和


共同編集者カール・フォセルカ教授の歴史解説

コンファレンスの後半はウォ-キングランチテイスティング

オーストリアが世界に誇るワイナリーのワインを堪能


ぺットナットのブースもあり!


アプリコット・ティラミス、美味


ウィーンの夜はホイリゲ・パーティ

フーアガスル・フーバーのお店


音楽とワインは切り離せないホイリゲ


ウィーンのワイン、ゲミシュターサッツのブース


いつ飲んでも安定した味わいのツァーヘル!


2013 Riesling Brut Sekt Grosse Reserve Niederösterreich g.U. Langenlois Ried Heiligenstein

今回のツアーでは、泡ものを集中的に試飲する機会がなかったので、初日のパーティーで出逢えた12アイテムは貴重でした。オーストリアの泡もので定評ある『Steininger シュタイニンガー』


オーストリアのゼクトの規定




2016年に制定されたオーストリアン・ゼクトは3段階のピラミッドで構成されています。
下から順に、クラシック、レゼルヴェ、グローセ・レゼルヴェになります。画像のシュタイニンガーのゼクトはグローセ・レゼルヴェのクラス、“Ried(リート)”は単一畑を意味する表記です。


コンファレンスで、気になる瞬間がありました。
輸出相手国について解説していた会長が、15位までに入っていないNZを“fabulous 素晴らしい”と形容し、軽く触れていたからです。
Wine Summitが終って1週間余りして・・・AWMBからニュースリリースが届きました。クリンガー会長の後任に関する内容でしたが、それを読んで謎が解けました。90名の候補者の中から5名に絞り込まれ、最終的に会長職に就いたのはNZのクリス・ヨーク氏。現職はNZワイングロワーズ グローバル・マーケティングデイレクターです。

7月の来日時、クリンガー会長は「クリス・ヨークはNZで毎年10%の成長率を達成させてきたので、オーストリアでその勢いを示せば、3億€は軽くクリアできるはず」と語っていました。来年からのAWMBの動きにますます注目です。
クリンガー会長は9月に現地で会見をして、次なるステップを発表なさるようですが、ワイン界とは関わっていくとのお話でしたので、日本での再会もありそうです!

タグ:Wine Summit2019
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DELTA礼賛 3月から導入されたエアバス350‐900は超快適! [ワシントン/オレゴンワイン]

デルタ航空は成田空港から日米路線を撤退し、2020年3月から羽田空港に集約とのこと。
7月末にシアトル⇔成田便を利用した折、羽田発があれば・・・と思っていたので、私には嬉しいニュース!

シアトル便は3月に導入されたばかりの新機種A350-900


往路はデルタ プレミアム セレクト(プレミアムエコノミー)
その昔、スペイン取材でビジネスクラスを利用したことがありますが、海外取材の場合は基本的にエコノミーなので、今回はとってもラッキー!


シアトルまでの所要時間は約9時間、朝方の到着になるので機内でしっかり寝なければ。
そのための妙薬はシャンパンなのですが・・・


リストのスパークリングワインはイタリアのプロセッコ、数年前から扱っているとのお話でした。世界で一番出荷量の多い泡ものはプロセッコ、航空会社での需要は大きいですね!



離陸後すぐにサービスされるメインデッシュ、私は和食メニューを選択、味付けのバランスがとても良かったです。ビジネスクラス並みに食器も厳選、各人に白いテーブルクロスを敷いてくださることにもびっくり!

2012年秋にシンガポールでシンガポール航空の機内食ブック・ザ・クックについて取材しました。
現地のケータリングセンターで様々な料理、調理過程を視察したのですが、帰国後、和食部門を担当している『菊乃井』の村田吉弘料理長から「地上で食べてちょうど良いと思う味付けより、もう少し加味した塩梅が大事。 機内は湿度も少なく乾燥しているので、五感は鈍くなるため、味覚は地上の時より濃いめを好むようになります。そのための一工夫として“しんみりめ”の味つけが必要」と教えていただきました。その適度な塩梅“しんみりめ”の効いた上質な味わいでした。
ワインも同じで、地上で味わった時に飲み頃のものより、気持ちしっかりしたタイプのほうがおいしく感じるようです。


黒砂糖の和菓子も好印象



サプライズのシャンパン!
担当のパーサーと言葉を交わした時に、ワインの取材でワシントン・オレゴン両州に行くこと、シャンパンのスペシャリストであること等を話しました。「現地に着いたら自分で車を運転しますか?」と聞かれたので、「マイクロバスで移動します」と答えたところ、「それではデルタ ワンで出しているシャンパンを試飲させてあげましょう」とおっしゃってくださり、何と、機内でシャンパン体験をすることに。おかげで爆睡できました \(^o^)/


到着前の食事を前に、あらっ!


朝食はマッシュルームのフリッタータ トマトコンフィとチキンソーセージ
ランソンのシャンパンとシアトル拠点のスターバックスのコーヒー!

シアトル到着は24日朝9時過ぎだったので、なんとも贅沢なアサシャン、パワー充満できました。ありがとうございました!


復路はアップグレードして

帰路もデルタ プレミアム セレクトに再搭乗



トッド・スティーブンズ オレゴンワインボード・ワシントンワイン協会日本代表がシアトル空港まで送ってくださったのですが、空港でばったり朋友Maxさんと遭遇なさった由。彼はデルタ航空のパーサーで、私と同じ飛行機に乗務していたことから、デルタ ワンのリストの中から、10日間の取材の労をねぎらう意味で、シャンパンをサービスしてくださいました、ホント感激!


ボトルも見せてくださいました。


洋食メニュー
ベジタリアンメニューのフレッシュモッツレラ入りのラザニア カラブリア風トマトソース


機内でいただいた到着前のお食事はカプレーゼキッシュ アップルウッドでスモークしたヌイスキーズのベーコンとフルーツ



7月、8月のシアトル、ポートランドは湿気もなく、身体に優しい気候でした。
初ワシントン、初オレゴンも取材し甲斐のあるワイン産地でした。

その脚となってくれたデルタ航空の対応は温かく、スーツケースも最優先で、スカイプライオリティコーナーにまとめて揃えておいてくださる気配りは本当に嬉しかったです。
2ヶ月前のオーストリア取材で利用したフランクフルト空港&ルフトハンザ航空の印象がひどかったので、なおさら、デルタ航空の“ホスピタリティの質の良さ”を感じました。マイレージの期限なしというのも魅力です!
8月31日からA330-900neoの機種も導入されるとのことなので、ますます楽しみです。
感謝を込めて、Viva DELTA!

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【プロローグ】 オレゴン・ワシントン ハーベストツアー2019の全行程をさらりと振り返って [ワシントン/オレゴンワイン]

ワシントン / オレゴンワイン エクスペリエンス プロモーション2019研修ツアー


3月、4月の2ヶ月間、日本各地のレストランや小売店が参加して行われた『ワシントン/オレゴンワイン エクスペリエンス プロモーション2019』
両州のワインの魅力を多くのワインラバーに伝道した受賞者の皆さんは、7月24日~8月2日までの日程で研修ツアーに招待されました。



リーダーはオレゴン・ワシントン協会日本事務所代表のTodd Stevensさん、通訳は村田みづ穂さん。それから、受賞店ドミナス、ホテルローズガーデン新宿、パークハイアット東京、スイスホテル南海大阪鉄板焼みなみ、Vin 樹亭、鷲谷商店・ワインストアワッシーズと幸田株式会社 サチ・インターナショナルの皆さん。
私はワイン雑誌『ワイン王国』の記者として同行させていただきました。ワシントン、オレゴンともに中味の濃いプログラムを組んで素晴らしい対応をしてくださいましたので、そのリポートは同誌に掲載いたします。ご笑覧いただけましたら幸いです。詳細は後日お知らせします。


ここでは、全体の流れをさらりとお伝えします、私の備忘録!
シアトル到着24日のディナーはNine Hats


Long ShadowsのDane Narbaitzさん(右から6人目)、今ツアーの主催者Washington State WineのマーケティングマネージャーDoug Marshallさん(左から5人目)とワシントン州の農産物、総括経理担当のDavid McCalebさん(左から4人目)と一緒の記念ショット

この日は、早朝にシアトルに到着してずっと行動していたので、全員寝ていませんが、みんな元気な笑顔。あっ、ひとり足りない(笑)


さすがアメリカ、ピザの種類も大きさも!

25日ワシントン州ウッディンヴィル

シャトー サン ミッシェルでは世界でオンリーワンのワイン造り。対応してくださったのはエノロジストのHolly M. Wellsさん(最右)


真剣に正確な量を測って



『Fumiko's Blend 2015』はカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、マルベック、カベルネ・フランの4種を使用しました。瓶詰のサポートをしてくださった女性から「アーティストシリーズ2014とブレンド比率が近いですね」と言われ、思わずニンマリ。我ながら、おいしいワインが完成したと思っています、誰と飲もうかな(笑)


ランチはパーカーポイント100点を4回ゲットしているクィルシーダ・クリーク。John D.WareさんとAlex Stewart さんを囲んで

お洒落なスポットBellevue Lakehouseで

Betz Family WineryのTim Steinkeさん(私の後方)とDelille CellarsのJay A Soloffさんとの合同テイスティングディナー


26日ワシントン州ヤキマヴァレー

Goose Ridgeでは畑の視察の後、スパークリングワインに特化しているTreveri Cellarsとアイルランドの愛国者の名に由来するOwen Roeを交えてのウォーキングテイスティング


ランチには新鮮な野菜がたっぷり


Goose Ridgeの4代目Taylor Monsonさんが朝摘みした旬のレーニア・チェリーをプレゼントしてくださり、全員狂気乱舞。今の時期にワシントン州に来ることができて最高!
 
シャンパンが登場したHedges

Hedges のChristophe Hedgesさん(左から4人目)の母上はシャンパーニュの出身で同地方に住む朋友と共にシャンパン造りをしているとのこと。今ツアーで初めてシャンパンが登場!


ヘッジスのディナーに合流したのはPowers、Double Canyon、Airfield Estatesの3ワイナリー


通訳は昨年のナパ・ヴァレー・ヴィントナーズ(NVV)の研修ツアーの時と同じ村田みづ穂さん。現地の皆さんから深く信頼されています。


27日ワシントン州コロンビアヴァレー/ワラワラヴァレー


当初予定になかったCanoe・Ridgeに。ミズーリ洪水によって形成された玄武岩、それが風化したLoess(ワシントンではレスではなく“ラス”呼称)の土壌と岩石を視察。強風でひも付きの帽子でないと吹き飛んでしまう勢い。


ダグさんが一握りのロスを空中にまいた瞬間のショット、風の強さがわかります。
周辺には風力発電の風車が整然と並んでいて、その光景はホント見事(チリと似た印象)!

コロンビア・クレストでツアー&ランチ

カヌー・リッジとコロンビア・クレストは同グループ。案内をしてくださったVIP対応のMichelle Getchellさんは、ツアーにバレルテイスティングも盛り込んでくれました。

L'Ecole No.41で

1915年に建設された古い校舎がワイナリーになっているレコールの前で全員集合


Woodward Canyonでの合同テイスティングには、L'EcoleとDunham Cellarsが参加


屋外でのアペリティフタイム、大人気だったスペシャルチーズ


主宰のWoodward CanyonのRick Smallさん(前列左から4人目)、2代目Sager Smallさん(前列最左)、L'EcoleのMartin Clubbさん(後列最左)とDunham CellarsのJoanne Dunhamさん(後列左から4人目)
ディナーにはデキャンター誌でインターナショナルトロフィーを受賞したレコール『Estate Ferguson2011』も供出され受賞者の皆さん、大興奮!


28日ワシントン州・オレゴン州コロンビアゴージ

コロンビア川を挟んだワシントン州とオレゴン州からそれぞれ3ワイナリーが合流。自然を謳歌しながらのウォーキングテイスティングを楽しみました。


Anicheの精力的なマダムの手作り


エレガントなピノの造り手Phelps Creek、オーストリアの固有品種グリューナー・フェルトリナーのスパークリングを生産しているSyncline、超100年のジンファンデルの造り手The Pines、ガメ・ノワールが印象的だったIdiot's Grace、そして当日のホストAnicheはボルドー瓶のユニークなスパークリングを生産

ポートランドに移動して
IMG_5614 omise.jpg
Irving Street Kitchenで美味しいフランスパンに出逢えました!


ここからオレゴン編。Antica Terra、Archery Summit、Domaine Verdant、Twill Cellarsの4ワイナリーによるテイスティングディナー!

29日オレゴン州ウィラメット・ヴァレー

A to ZではエグゼクティヴワインメーカーのMichael Daviesさんが終始対応、彼はプレミアムワインのREX HILLも担当


畑で熱のこもった解説をしてくださったKen Wright CellarsのKen Wrightさん(画像中央)


ランチは奥様カレンさんの手作り、大好評でした!

自根のピノ・ノワール!

J Christopherで自根のピノ体験、口中の印象はラウンド!
おもてなしくださったのはKory Sumnerさん

訪問ワイナリーで唯一のソーラーパネル

ワイナリーで消費する電力の30%はソーラーパネルで対応しているというSokol Blosser


料理の彩りも味わいもナイス!


30日オレゴン州ウィラメット・ヴァレー

ErathではGary Hornerさんによるテイスティングセミナーとシャルドネを植樹予定の畑視察


スパークリングワインと言えばアーガイル、ノン・ドゼとドザージュありの比較試飲を体験


ベジタリアン用サンドもあり、気遣いたっぷり、量もたっぷり

フランスの名門がオレゴンに進出

訪問したかったワイナリーのひとつがDomaine Drouhin


オレゴンのレジェンドのコラボ!
The Eyrie VineyardsのJason Lett さん(左から4人目)とDomaine DrouhinのDavid Millmanさん(左から3人目)に突然栽培担当のPhilippe Drouhin さんが加わり、贅沢な時間になりました。



火山性玄武岩探究中の様子を鳥瞰。CristomのEileen Vineyardで解説してくださったTom Gerrieさん(白いポロシャツに帽子の男性)

31日オレゴン州 ロレーン・ヴァレー

オレゴンのピノ・グリの魅力にどっぷりつかりました。
プロのギタリストでもあるJustin Kingさんからスペシャルワインの供出!


Oregon Winegrowers AssociationのTom Danowskiさん(中央)、オレゴンワインボードのBray Margaretさん、Todd さん
お世話になりました!


Tomさんと記念ショット

実はKing Estateの後、南オレゴンへバスで移動してForisに伺う予定でしたが、南オレゴンで発生した山火事のため、中止に。結果、行程変更、ポートランドに戻ることになりました。南オレゴン訪問が実現すれば、ツアー初の出来事になったようです。山火事が大事に至りませぬように!

帰路の機内で

Viva DELTA!
Toddさんの朋友パーサーのMaxさんが乗務していたことで、サプライズ!
シャンパンを飲んで、元気に帰還できました。
現地ワイナリーの皆さんから伺った情報は、ワイン王国誌上でしっかり紹介させていただきます。

関係者の皆さま、貴重な時間をシェアさせていただき、ありがとうございました。それでは!!

■オレゴンワインボード・ワシントンワイン協会日本代表事務所
URL:washingtonwine.jp oregonwine.jp
TEL:03-5904-8950

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ワシントン/オレゴンワイン エクスペリエンスの合間にシアトル散策 [ワシントン/オレゴンワイン]

“2019 ハーベストツアー”のフリータイム

海岸通りの『エリオット・オイスターハウス』で初ランチ


ツアーの主催者ワシントンワイン協会マーケティング・マネージャーのダグさん(最左)と同協会日本代表事務所のトッドさん(最右)と優秀店の皆さんとの顔合わせ。ちなみに、ワシントン州はホップの生産量が全米一なので、ブルワリーも多く、ビール好きには別天地!


牡蠣好きさんたちは大興奮!


牡蠣がダメなので、私はトッドさんお薦めのクラムチャウダーを選択。
長旅のあとのスープは最高!

ランチ後は名所散策

9時頃シアトルに到着したら、同日は終日行動なので、寝る時間はありませ~ん



人気のパイク・プレイス・マーケット


ワシントン州はホップだけでなく、リンゴの生産量も全米一!
ブルーベリーも大粒で実が濃く、佐藤錦似の味わいの旬のレーニア・チェリーにはハマります


新鮮な魚介類、大きなロブスター!


スターバックス創業の地シアトル、1号店の前は長蛇の列


スパークリング&シャンパンともに豊富な品揃え


ロゼワインの陳列スペース

チューインガムの芸術!?

観光客であふれていたガムウォール(使用したガムを張り付けた壁)の通り


インスタ映えするスポット!

シアトル到着日の束の間のフリータイム、五感の刺激になりました!

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