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『ドゥーツ』のフィネスと複雑味にフォーカス&コート・ド・セザンヌのニューフェイス『L.B.N.』 [シャンパーニュ研修ツアー / シャンパン講座]

シャンパーニュ研修ツアーで訪問したドゥーツ

昨年11月、アイ村が本拠地のドゥーツを訪問してきました。
自社畑は45㌶、30の契約農家(アイ村から30km以内)と密接に繋がっていて、ぶどう畑の管理にも目を通しています。年間の生産量は200万本(1996年当時は100万本)、ステンレスタンクのみ使用、生産するアイテムは11ありますが、ドュミ・セックや最新アイテム『オマージュ・ア・ウィリアム・ドゥーツ』等は希少生産


中庭のエンジェル


ドゥーツ4代目の広報担当重役ジャン・マルク・ラリエール・ドゥーツ氏と輸出担当エリザベートさんの解説を聞きながら伝統ある居間でテイスティング


シャンパーニュ地方の伝統的な圧搾機


プレスした果汁のキュヴェ(一番搾り)とタイユ(2番搾り)の容器
ドゥーツではキュヴェしか使いませんが、タイユに関しては1と2に分けています。


画像のステンレスタンクは200基ほどあり、区画や品種ごとに細かく分けて仕込んでいます。


1959年から生産を開始したウィリアム・ドゥーツ、カーブ内でまどろんでいるのは1999年VT


カーブからの長い階段を登っていくと・・・


屋敷の優雅な居間に到達!


メゾンの看板『ブリュット クラシック』、『アムール・ド・ドゥーツ2009(シャルドネ100%)』、『ウィリアム・ドゥーツ2007(ピノ・ノワール55%、シャルドネ40%、ムニエ5%)』を堪能


6月のシャンパン講座でドゥーツにフォーカス

#1:ドゥーツ ブリュット クラシックNV
#2:同ブリュット ヴィンテージ2012
#3:同ブリュット ロゼ“SAKURA”
#4:エル・ビー・エム(L.B.N)テンダー ロゼNV
#5:ドゥーツ アムール・ド・ドゥーツ ロゼ2009



第1フライトではドゥーツNVとVTを比較

ドゥーツが重要視しているメゾンの顔『グリュット・クラシック』、90程のキュヴェを使用、ドザージュ量は8~9g/L。マルクさんいわく「ブレンドの比率より、ぶどうの出処が重要」と。

#1:ドゥーツ ブリュット クラシックNV
生産者:ドゥーツ(NM)
ぶどう品種:CH、PN、M 各3分の1(マルヌ地区の上質クリュのぶどう)
ベースワインは2015年、リザーブワイン(2013年と2014年)40~45%
ドザージュ:8~9g/L
価格:7,500円(税別)
輸入元:ヴィノラム
気泡は極めて元気、フレッシュでフルーティ、富士リンゴ(蜜をたっぷり含んだ)、洋梨、柑橘果実、白い花、パンやブリッシュ、軽いビター感、調和が取れたアイテム

#2:ドゥーツ ブリュット ヴィンテージ2012
生産者:ドゥーツ
ぶどう品種:PN約75%(アイ、ブージー、ヴェルズネイ)、CH約20%(アヴィズ)、M約5%(ピエリー)
ドザージュ:8~9g/L
価格:10,000円(税別)
輸入元:ヴィノラム
色調は#1より少し濃い目(ピノの比率)、繊細な気泡、香りに#1と共通する白い花(クチナシ)、リンゴのコンポート、蜂蜜、ビスケット、ナッツ、ミネラル、酸のメリハリがあり、熟成による様々な要素と広がりが魅力

講座生の好みは?
フレッシュでクリアな印象の#1が4名。熟成感があって、飲み重ねる度に様々な要素が広がる#2が15名。(欠席者3名)

第2フライトはロゼ探究

(左から)#3、#4、#5
講座生の好みは?
色調は6名、6名、7名という結果、僅差でした。味わいは0名、5名、14名でアムール・ド・ドゥーツ圧勝。 #4は泡の刺激がソフトな分、泡に弱い方たちにも楽しんでいただけるアイテムだと思いました。
 
#3:ドゥーツ ブリュット ロゼ“SAKURA”
生産者:ドゥーツ
ぶどう品種:PN100%(モンターニュ・ド・ランスのGC、PC)、アイ村の古樹の小区域とムルテのぶどうから造られた赤ワイン8%ブレンド
価格:10,000円(税別)
輸入元:ヴィノラム
定番のロゼと中味は同じ、桜をイメージさせたエディション。さくら色、木目の細かい気泡、チェリーやザクロ、ミネラル、シャープな酸が中盤から余韻に広がり、タンニンのニュアンスも。

#4:エル・ビー・エヌ(L.B.N) テンダー ロゼ
生産者:エル・ビー・エヌ(CM)
ぶどう品種:CH66%、PN16%、赤ワイン18%ブレンド 、リザーブワイン15~20%
ドザージュ:約9g/L
価格:8,300円(税別)
輸入元:グランクリュ・ワインカンパニー
サーモンオレンジ、イチゴやラズベリー等の赤系果実の甘味(マセラシオン・カルボニックに由来)、#1に比べると酸はマイルド、口中での泡の刺激もまろやか、全体に優しい印象

#5:ドゥーツ アムール・ド・ドゥーツ ロゼ2009
ぶどう品種:PN55%(アイ、ヴェルズネイ、ブージー)、CH45%(アヴィーズ、シュイィ、ヴァレ=マルムリー)。マレイユ=シュル=アイの古樹から造られた赤ワインをブレンド
価格:35,000円(税別)
輸入元:ヴィノラム
サーモンピンク、気泡は繊細、3アイテムのなかで香り控えめ、ミネラル豊か、野イチゴ、スグリ等の赤系果実、白胡椒、口中クリーミー、複雑味、ふくらみ、長い余韻


5月半ばに日本上陸したばかりのテンダー ロゼ


#2 はコート・ド・セザンヌに位置するル・ブルン・ド・ヌヴィル(L.B.N.)は渋谷康弘氏がワイン産地に赴き、現地で買い付けたファインワインセレクションのアイテム。
同メゾンは1963年創業のCM(生産協同組合)で、当初26名からスタートして、今では170名が加盟。ぶどう畑の面積150㌶、年間35万本生産しています。30年以上にわたってセザンヌの起伏のある石灰質の斜面にシャルドネがほぼ独占的に植えられ、現在は全体の88%を占めています。黒ぶどうのピノ・ノワールは11%、ムニエはわずか1%に過ぎません。そのシャルドネはL.B.N.の本質であるブラン・ド・ブランの基本的なスタイルを形成しています。講座ではロゼにフォーカスしたのでテンダー ロゼを選択しました。

当日のハイライト『アムール・ド・ドゥ-ツ ロゼ』

ビジュアルでも味わいでも魅力的、甲殻類や神戸ビーフ、仔羊を上質な塩で!

女子ごころを刺激するペンダント

ドゥ-ツのシャンパンはお洒落心満載。
シャンパンのフォイルを外すと、コルクの上に天使のペンダント。以前、ルイ・ロデレールを訪問した折、対応してくださったVIP対応の女性が、このペンダントをしていました。ドゥーツはルイ・ロデレールグループなので納得!

■ドゥーツについてのお問い合わせはヴィノラム ℡03-3562-1616
URL:https://www.vinorum.jp/
■L.B.N.についてのお問い合わせは
URL:https://www.cork-wf.com/

タグ:ドゥーツ
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