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新・ワインで巡る世界ツアー ~伊フェッラーリの実力をシャンパーニュとのブラインドで探る~ [NHK文化センター青山教室]

     5年振りの単発講座
     復帰第1弾はイタリアのフェッラーリにフォーカス

      イタリア最高峰のスパークリングワイン『フェッラーリ』
      2021年からF1公式スポンサーとしてスポーツ界に貢献
      2024年にはプーリア州で開催されたG7の公式晩餐会に登場
      5年ぶりに再開した『ワインで巡る世界ツアー』では、
      フェッラーリの実力をシャンパーニュと比較試飲しながら深掘りしました。


 貴重な体験@鈴鹿サーキット
 フェッラーリのリネッリ社長と日欧商事のコーヘン社長に同行し鈴鹿へ!
 2023年9月、パドッククラブで人生初のF1体験


             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。

 単発講座の5アイテム
 第1フライトは大容量1500ml、第2フライトはロゼ対決


 リーデルのリースリンググラスで供したフェッラーリ、壮観!


 #1:ピエール・ペテルス キュヴェ・ド・レゼルヴ ブラン・ド・ブランGC
 #2:ドゥラモット ブラン・ド・ブラン2014
 #3:フェッラーリ ペルレ・ミレジム2013


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 #1:ピエール・ペテルス キュヴェ・ド・レゼルヴ ブラン・ド・ブランGC
 生産者:ピエール・ペテルス(NM)
 ぶどう品種:CH100%
 ベースヴィンテージ:2018年
 リザーヴワイン:45% / 1988年からのパーペチュアルワイン 約25ヴィンテージ
         保管容器はステンレスタンク、フードル、セメントタンク
         ル・メニル・シュル・オジェ、オジェ、クラマン、アヴィズのぶどう
 ドザージュ:6~7g/L
 デゴルジュマン:2023年5月10日
 価格:22,000円(税別)
 輸入元:WINE TO STYLE
 コート・デ・ブラン最高のグラン・クリュ、ル・メニル・シュール・オジェの老舗メゾン
 19世紀中旬、創業者ガスパール・ペテルスがぶどう栽培を開始したことが起源
 1946年にピエール・ペテルスに改名。2007年に6代目ロドルフ・ペテルス当主就任
 世界各国の生産者とのコラボにも熱心で、ブラピ&ローヌ地方のペランさんとともに、
 シャンパーニュ『フルール・ド・ミラヴァル・ロゼ』の醸造を手掛けています。
 ワンワードで表現するなら“ピュア”。気泡は繊細、アロマはフレッシュ、口中スムーズ、
 柑橘系果実や青リンゴ、アカシアやアーモンド。25の異なるVTのパーペチュアル効果、
 グラス内の温度変化でさまざまな要素が層になって広がる魅力、純粋かつ重厚な味わい

 #2:ドゥラモット ブラン・ド・ブラン2014
 生産者:ドゥラモット(NM)
 ぶどう品種:CH100%
 ドザージュ:6.5g/L
 価格:30,000円(税別)
 輸入元:ラックコーポレーション
 拠点はコート・デ・ブランのグラン・クリュのひとつ、ル・メニル・シュール・オジェ
 シャンパーニュ「サロン」の姉妹メゾンという位置付けで、ローラン・ペリエの傘下
 サロンは、単一品種、単一クリュ、単一収穫年のシャンパーニュのみを生産
 サロンを生産しない年のブドウは、ドゥラモットのキュヴェとして使用
 ワンワードなら“石灰”、3つのなかで最も色調が淡く、気泡細やか。白い花や洋梨、
 熟した果実、ブリオッシュ、ミネラル、塩味、酸の印象は穏やか

 #3:フェッラーリ ペルレ・ミレジム2013
 生産者:イタリア・フェッラーリ
 ぶどう品種:CH100%
 ドザージュ:5.3g/L
 デゴルジュマン:2019年
 価格:25,000円(税別)
 輸入元:日欧商事
 北イタリアのトレンティーノ・アルト・アディジェ州トレントにジュリオ・フェッラーリが
 興したワイナリー。欧州各地で栽培を学び、仏シャンパーニュ地方と故郷トレントの、
 気候や土壌の類似点に着目した彼は、シャンパーニュ製法(瓶内二次発酵)を修得して、
 シャルドネの苗木を持ち帰り、1902年に故郷で創業。
 イタリアで初めて瓶内二次発酵を成功させた立役者といえます。
 ワンワードは“果実味”。3つのなかで最も果実の存在感があり、完熟リンゴや杏、
 ブリオッシュやアーモンド、白胡椒、山のワイン由来の凜とした酸味、長い余韻は好印象

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 若干オレンジの色調のフェッラーリ・ロゼ

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  #4:フェッラーリ ペルレ・ロゼ・リゼルヴァ2012
  生産者:イタリア・フェッラーリ
  ぶどう品種:ピノ・ネロ80%、CH20%
  ドザージュ:4g/L
  デゴルジュマン:2018年
  価格:12,000円(税別)
  輸入元:日欧商事
  醸造責任者のシリル・ブランさんは元シャルル・エドシック、その前はヴーヴ・クリコで、
  ロゼの素晴らしさを知らしめた達人。それだけにフェッラーリの今後が楽しみ過ぎ[わーい(嬉しい顔)]
  ペルレ同様、フレッシュ感と熟成感、赤い果実の要素があり、飲み飽きない旨さあり

  #5:ドゥ・ヴノージュ グラン・ヴァン・デ・プランス・ロゼ2015
  生産者:ドゥ・ヴノージュ(NM) / 生産本数5,522本
  ぶどう品種:PN100%
  ドザージュ:6g/L
  価格:26,500円(税別)
  輸入元:ヴィレッジ・セラーズ
  色調はサーモンピンク、上品なアロマ、ピンクペッパー、ミネラル、余韻の甘味

  26名中、フェッラーリを当てたのは2名
  ひとりはイタリアワイン好きでシャンパーニュを飲む機会はほとんどないとのこと
  もうひとりは、第1フライトでもフェッラーリを当てていました。
  「第1フライトの3番と第2フライトの1番の香りに共通点があり、
  果実感と心地良い熟成感があった」とコメント
  「美味だったほうがシャンパーニュだと思った」と答えた受講生が結構いたので、
  フェッラーリの実力を理解していただく良い機会になったと確信しています。
  価格も2倍の差があるので、コスパの良さも証明できました!

  シリル・ブランさんに、今回の比較テイスティングを伝え、現況を伺いました。
  フェッラーリで2回(シャンパーニュでは25回)目の収穫を終え、類似点に関しては、
  製法やブレンド技術。相違点はトレントは、畑が300~700mに位置しているので、
  多くが標高の高さに関連し、風の強さや湖から受ける影響の違いを指摘していました。
  最高品質のスパークリングは最高のシャンパーニュと名誉ある競争をすることが可能、
  どちらが好みかは個人的な問題に過ぎない。
  高いレベルを維持するために切磋琢磨することはとても良いとの記述がありました。
  シリルさんはチームメンバーとともに、多くのシャンパーニュのみならず、英国、
  米国、豪州・タスマニア、自国産を日々ブラインドテイスティングなさっているとのこと

  
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 料理研究家笹島ゆりさん考案デリ メニューは拡大してご覧ください
 

 フィリップ・ミル シェフお薦めの「ブラン・ド・ブランと桃屋のごはんですよ」の実体験
 ごはんですよのおにぎりは、第1フライトの3アイテムと良く合っていましたが、
 なかでも#2と相性良好
 第2フライトのロゼとつくねは、色調&味ともにバランスの取れた組み合わせ
 特に#4とは渾然一体感がありました。
 #5には「オムレツ、中国茶蒸し、ビーツのサラダが合う」とゆりさん
 アンチョビわかめ、わかめご飯は、ヨードやミネラル効果があり、どのアイテムにも相乗
 ゆりさん、素敵なメニュー、ありがとうございました!

          [NEW]次回予告 2月27日(木)9時30分から受付開始
        4月は米国が誇るシュラムスバーグに焦点を当てます。
         大いにご期待くださいませ!

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