5メゾンのシャンパーニュをテイスティング ~メゾンの個性、酒質をチェック~ [NHK文化センター青山 シャンパン講座]
第2フライトからリポート
容器・熟成へのこだわり
9月にフォーカスしたRMのタルラン
酒質の綺麗さはさらに向上し、アイテム数の多くはほぼノン・ドゼ
10月はタルランの“今”をお伝えしたかったのでアルジリテをセレクト
ぶどう品種はシャルドネ100%/単一畑ノートル・ダム、ドザージュ無
2015年7月24日瓶詰、デゴルジュマンは手作業で2020年2月10日に実施
生産本数は281本、価格は38,500円
フレッシュ&穏やかな酸味、グラス内の温度変化で豊潤さ、旨味、長い余韻
歴史あるジョージアに敬意を表してラベルにもジョージア語を使用
アンフォラはジョージアで8000年間使われてきた醸造容器
ゆえに「シャンパーニュに使ってみたかった」とブノワ当主
2011年から粘土で素焼きさせた容器でワインを自然発酵させています。
2014年から伊クレイヴァー社製のセラミック容器導入
「自然界に存在する鉄やアルミニウムのような金属イオンが移動しない。
最大の特徴は高温で焼き固めた材質なので、ほとんど酸化することがない」とブノワ
容器の選択には独自の世界を貫くアンリ・ジロー
ぶどう品種はピノ・ノワール80%、シャルドネ20%
2016年からステンレスタンクを全廃
リザーヴワインは50%、1990年からのソレラを使用
瓶内熟成24~36ヵ月、ドザ-ジュ7g/L、価格は8,250円
黒系果実、南国果実、スパイス、樽の要素が溶け込みスムーズに馴染んでくる旨味
ラベルに描かれているアルゴンヌのオーク
貧しい土壌で育つオークは木目が詰まり硬くて丈夫な木質で区画ごとに異なる。
アンリ・ジローでは、それを読み取って木樽を構成
樽内部の焼き具合も細かく指示しています。
卵型タンクはテラコッタ製
第1フライトはメゾンの顔のNV
3アイテムを利き比べ
色調が一番濃い目で黒ぶどうの比率が高い印象(左)
シャルドネの要素を最も感じるアイテム(中央)
瓶内熟成の印象、温度変化で凝縮感(右)
デュヴァル・ルロワ ブリュット レゼルヴ
生産者:デュヴァル・ルロワ(NM)
ぶどう品種:PN60%、ムニエ30%、CH10% / リザーヴワイン40%
ドザージュ:8g/L
価格:7,651円
輸入元:セパージュ
インパクトあるアロマ、フラワリー、柑橘系果実、ストーンフルーツ、安定感ある味わい
茶碗蒸しに合わせて楽しめるクリーミーな食感!
第3週の講座生から一番支持を得ていたアイテム
ワイ・バイ・ヨシキ × シャンパーニュ ポメリー ブリュット 2022年9月1日発売
生産者:Y by Yoshiki × CHAMPAGNE POMMERY
ぶどう品種:CH、PN、ムニエ
ドザージュ:10g/L
価格:18,150円
販売元:ヴァンクロス
8月30日のプレス会見の場ではシャンパーニュのテイスティングはなかったので、
10月の講座で受講生と体験!
ぶどうのブレンド比率は非公開。アロマ&全体の印象からシャルドネが若干多い⁈
気泡は細やか、白い花、柑橘果実の内果皮似のビター感、第4週講座生の一番人気
ドゥーツ ブリュット クラシック
生産者:ドゥーツ(NM)
ぶどう品種:CH35%、PN35%、ムニエ30% / リザーヴワイン50%
ドザージュ:8~9g/L
価格:9,900円
輸入元:ヴィノラム
ブレンド比率よりぶどうの出処&メゾンの顔と言えるNVを重視
洋梨、蜂蜜、へーゼルナッツ、バター、凝縮感、余韻は長く酸味を伴い綺麗に着地
フルラインナップ
左から順に供出
比較試飲後、思わずクスッとしてしまいました
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
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醸造責任者の交代
2019年のシャンパーニュツアー時、アヤラで再会したキャロリーヌ・ラトリーヴさん
今秋ドゥーツから届いた収穫情報でラトリーヴさんの移籍を知りました!
ミシェル・ダヴニュ氏とのご縁もあり、後任者としてヘッドハンティングされた感じ
ちなみに、ファブリス・ロセCEOも退任なさる由、ドゥーツへの貢献 お疲れ様でした!
輸入元三国ワインから届いた公式リリース 10月26日付
新セラーマスターとして11月1日からアヤラを率いるのはジュリアン・グー氏
ジャック・セロス、テタンジェ、アンリ・ジローで研鑽を積み、
2018年からアヤラに参画し、活動していました。
アヤラの新しい醸造家の手腕、期待しています🥂
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