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コロナ渦中、7月のスパークリングワイン輸入量はスペインがフランスを抜いて首位 [スパークリングワイン]

  スパークリングワインの国別輸入数量(2009~2019)
 資料:メルシャン/財務省関税局のデータを基に同社が作成/クリックで拡大

まずは、2009年から昨年までの輸入数量の推移です。
リーマンショックからの立ち直りの気配を見せた2010年以降、数量は右肩上がりの傾向にあり、主として2000円以下のリーズナブル価格の泡もの好調、高価路線の消費も順調。

2019年は、日欧EPAによる関税即時撤廃を受け、EU圏内、特にフランス、スぺイン、イタリアのスパークリングワインの輸入量が増大。前年比は約120%、10年前と比較すると輸入数量は2倍以上。

      国別輸入数量一覧(2009~2019)
       資料:メルシャン/財務省関税局のデータを基に同社が作成/クリックで拡大


 今年の7月はスペインが健闘
 資料:酒販ニュース 第2064号/箱(750ml×12本)/総計には他国含む/クリックで拡大

コロナ禍の状況下、2020年のスパークリングワインの動きは・・・
9月11日刊の『酒販ニュース』に、今年7月(最新集計)のスパークリングワイン輸入上位10ヶ国が載っていました。財務省関税局が発表した酒類輸入通関実績をもとに同紙が算出したものですが、6月まで1位だったフランスが2位に後退し、スペインが首位[わーい(嬉しい顔)] 金額的には大きな差がありますけどね。

スパークリングワインのなかの高額品シャンパーニュは、お祝いのお酒の代名詞になっていますが、コロナの影響で売上げは大幅に減少。2020年の出荷量は20~35%減少するとの予測も出ています。

5位までの常連国(フランス、スペイン、イタリア、チリ、オーストラリア)の顔ぶれには変化はないものの、10位までに入っていたアメリカや南アフリカは脱落、感染者が多い国々です。ただ、アメリカは1~7月の累計では、数量(前年比150.6%)、金額(同136.5%)と好調でした。
コロナ対策の成功国と言われてきたニュージーランドは7月および1~7月累計ともに9位にランクイン! 
現地で活躍している日本人醸造家小山竜宇(たかひろ)さんもスパークリングワイン造りには力を入れています。要チェックです!



  さらっとカバのおさらい
  資料:D.O.カバ原産地呼称統制委員会

昨秋 開催された『プレミアム・カバの魅力と日本市場における展望について』と題したセミナーから、基本的な項目をいくつかピックアップしておきます。
カバは伝統的な製法に従い、ベースワインを瓶内二次発酵させて造るスペインのスパークリング。ペネデスのサン・サドゥルニ・ダノイアが主要地域で、全体の97%を占めています。要となる3品種は白ぶどうのマカベオ、チャレッロ、パレリャーダ、他にはシャルドネ、スビラ・パレント。黒ぶどうはモナストレル、ガルナチャ・ネグラ、トレパット、ピノ・ノワールです。


  熟成期間による分類
 資料:D.O.カバ原産地呼称統制委員会

  土壌のタイプ
  資料:D.O.カバ原産地呼称統制委員会 
 シャンパーニュもカバも石灰質土壌は共通しています。
 カバはその他に、ローム(泥灰土/マール)、砂質ローム、砂利(一部)


     
      photo by Fumiko/2006年7月
     スペインもコロナ禍で大変でしたが、
     サグラダ・ファミリア教会は人数制限をしながら再開しましたね


      気楽に楽しめる コドーニュ バルセロナ1872
     スペイン王室御用達ワイナリー『コドーニュ』による日本限定アイテム
     ガウディをイメージさせるおしゃれなデザイン
     リーズナブル価格+今年6月からラベルに“オーガニック”表示
     環境保護やエシカル消費に関心がある方にお薦めです!


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