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スマイルが輸入を開始して早25年、自転車ロゴで人気の『Cono Sur』 [来日したワイン生産者&関係者]

祝 スマイル × コノスル交流25年

『コノスル』のマティアス・リアス醸造責任者(右から4人目)と『スマイル』の菅宜雄取締役常務執行役員(右から3人目)を中心にした両社の皆さま

コノスルの創業は1993年、南米のチリ、コルチャグア・ヴァレーを拠点にしています。親会社はコンチャ・イ・トロですが、スタート当初から、“ぶどうの能力”、“果実の力”を最大限に引き出すことを念頭に、“no family trees, no dusty bottles, just quality wine (家系図や埃をかぶった瓶はない、あるのは高品質のワインだけ)” をスローガンにして、その実力を発揮してきました。日本でその魅力を伝道してきたのは輸入元スマイルです。昨年(2019年)で両社の付き合いは25年になりました。おめでとうございます!


ラベルの自転車は、コノスルのぶどう造りの基本!
“自然のサイクルを尊重”というコンセプト&ぶどう畑で働く農夫たちのシンボル。

登場したワイン
昨秋、25周年記念で来日した醸造責任者マティアス・リオス氏はプレスランチセミナーを開催し、同社自慢のアイテムを披露しました。南米最大のピノ・ノワール生産者としての実力を示すべく、ブラインドテイスティングタイムもありました。


(左から)
#1:センティネラ2015
カサブランカ・ヴァレーにあるエル・センティネラ農園のシャルドネ100%、瓶内二次発酵のスパークリングワイン。一次発酵はステンレスと一部は小樽。畑は太平洋から9kmの場所にある冷涼なエリア、日較差は約20度。ドザージュ6g/L
#2:20バレル・リミテッド・エディション SB 2018
厳選した最良の20樽 (バレル)のみを瓶詰めした限定生産ワイン。切れの良さ、清涼感ある味わい。
#3:オシオ2016
カサブランカ・ヴァレーの『エル・トリアングロ』のぶどうが85%、サンアントニオ・ヴァレーのぶどうが15%、ブラウンのトーンを含む熟成したニュアンス、複雑味や旨味、広がりのある余韻。伝統国のピノではないと直感できるが、深みのある味わい。第一香の印象と味わった後に感じる印象に若干の違和感(酵母!?)。リアス氏いわく「天然酵母と培養酵母を半々ずつ使用しているが、後者に関してはカサブランカ・ヴァレーで培養した酵母を使っている」
#4:シャルム・シャンベルタン2016 (ジャンテ・パンショ)
ブルゴーニュもチリも2016年は冷涼年。ジャンテ・パンショの創業は1954年、現当主ヴァンサン・ジャンテ氏は2代目で、2006年からご子息もドメーヌに参画。色調は赤紫、第一香は閉じ気味、果実味と酸味のバランスが良く、中盤以降、喉の奥にAlc由来の温かさ。
#5:コセチャ・ノーブレ2013
世界最南端の栽培地ビオビオ・ヴァレーのリースリングを使用。ワイン名は“高貴な収穫”、残糖70g/Lなれど、甘味と酸味のバランス良好、余韻も長い。




チリは春から夏にかけて乾燥した地中海性気候で、日較差(昼夜の寒暖差/20度)が大きく、日照量も豊富。コノスルのぶどう畑は、北部はリマリ・ヴァレー、南部はビオビオ・ヴァレーまでの約880kmに広がっています。現在300㌶以上の畑を所有し、多様な品種を有機農法で栽培しています。

ピノ・ノワール対決

ピノ・ノワール2種をブラインドで!


大きさの異なる丸がリズミカル、視覚的にも楽しめたアミューズブーシュ


ともにヴィンテージは2016年


烏賊と里芋のタルタル 柚子のジュレと白魚


真鱈の白子とあんこうのポシェ デュグレレ風
20 バレル・リミテッド・エディションSB


牡蠣のフラン 春菊と牛バヴェットのエギュイエット 赤ワインソース


オシオ(休暇の意味)はブルゴーニュの『ジャック・プリュール』のマルタン・プリュール氏の協力を得て造られた限定生産品、伝統国とニューワールドの個性を併せ持つワイン。


自家製ヨーグルト 無花果のコンポート
コセチャ・ノーブレ2013

ロブマイヤーのシャンデリア!


奇しくも、2週続きで『ロステリーレカン』にお邪魔することになったのですが、初回と違って今回は会場全体が見わたせる位置だったことで、ゆっくりとお部屋を観察することができました。天井を見上げて、まぁ、大好きなロブマイヤー発見!
NYのメトロポリタン歌劇場のシャンデリアと同じデザインでした。4代目H・ハラルド・ラードがじゃがいもと自転車のスポークで模型を作った伝説のシャンデリア、素敵です!

財務省発表の酒類輸入通関実績 (2019年1~11月累計)における輸入上位10ヵ国を見ると、1位はフランス(前比10.5%増)でした。ボジョレ・ヌーヴォーの輸入が数字に反映しています。日欧EPAの影響で、スーパーマーケットのチリワインの棚取りが減ってしまい、まだ以前の状態には戻っていないようですが、日智EPAは締結期間が終了し撤廃されたので、2020年は、リーズナブルなアイテムだけでなく、チリのプレミアムワインに注目していただきたいと思っています。

◆コノスル製品へのお問合わせは(株)スマイル
TEL: 03- 6731-2400
http://www.smilecorp.co.jp/goods/wine.html

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