SSブログ

2019年の締めは トゥール・エッフェル、レア・シャンパーニュ そして ブリュット・ナチュール・ロゼ!! プラス シャンパーニュ・ツアーのご案内 [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

2019年に出会った秀逸なシャンパンたち

(左から) #1~ #5

今年もシャンパーニュ地方から素晴らしい方々が来日しました。11月初旬に行ったシャンパーニュ研修ツアーでは錚々たる皆様とお目にかかり、最新のお話を伺うことができました。そのような状況のなか、NHK文化センター青山校のシャンパン講座の一年の締めくくりとなる今回は、
#1ドゥ・ヴノーニュ プランス・ブリュット・トゥール・エッフェルNV
#2レア・シャンパーニュ2006
#3レア・シャンパーニュ2002
#4レア・ロゼ2007
#5ルイ・ロデレール ブリュット・ナチュール・ロゼ フィリップ・スタルク2012
をテイスティングしました。

第1フライト
 
6月に来日したジル・ドゥ・ラ・バスティエール社長によってお披露目されたトゥール・エッフェル



#1:プランス・ブリュット・トゥール・エッフェルNV
ドゥ・ヴノージュからの協賛 感謝!
生産者:ドゥ・ヴノージュ(NM)
ぶどう品種:シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエ各1/3ずつ
ドザージュ:6g/L
価格:15,000円(税別)
輸入元:ヴィレッジ・セラーズ
1889年のパリ万博の為に建てられたエッフェル塔完成から今年でちょうど130年。ベースワインは2013年、3品種を均等に使い、バランス良く仕上げたシャンパン。気泡繊細、柑橘系果実や青りんご、種の大きな洋梨やカリン、甘やかな蜜のニュアンス、酸味はソフトで、中盤以降グレープフルーツ似の内果皮のビター感。塩味、万人受けする飲みやすさ。ジルさんは「酸化が緩やかに進むボトル」とおっしゃっていましたが、酸がまるい印象だったのは瓶型の影響!?

10月のシャンパーニュ騎士団ドゥ・ヴノージュのブースで

ジルさんと輸入元Vのコーエン社長&中村専務、ワイン仲間の文乃さんとKodaさんと一緒。
私は来年の11月、ドゥ・ヴノージュにお邪魔してきます!

第2フライト

10月に来日したレア・シャンパーニュのシェフ・ド・カーヴ、レジス・カミュさん



#2:レア・シャンパーニュ2006
生産者:レア・シャンパーニュ(NM)
ぶどう品種:シャルドネ70%、ピノ・ノワール30%
ドザージュ:9.5g/L
価格:25,000円(税別)
輸入元:日本リカー
輝きのあるゴールド、香りは華やか、最初から開いていて、カリン、ジャスミン、カカオ、ドライアプリコット、味わいは豊潤でなめらか、中盤からの酸味と旨味、長い余韻、心惹かれるアイテム。仔牛のフィレ肉とラングスティーヌがお薦めのようです!



#3:レア・シャンパーニュ2002
生産者:レア・シャンパーニュ(NM)
ぶどう品種:シャルドネ70%、ピノ・ノワール30%
ドザージュ:9.5g/L
価格:25,000円(税別)
輸入元:日本リカー
少しマットなレモンイエロー、2006と比較すると“大人”びた印象、果実と酸味がバランス良く溶け合い、熟成による様様な要素(八角、ジンジャー、ジャスミン、クミン等)が魅力。カミュさんがおっしゃるように、食事に合わせて楽しみたいヴィンテージ。キャビアや帆立のカルパッチョ、鴨フォアグラのグリーンカレーがお薦めのようですが、確かに、試してみたくなります!!


個性の違いが楽しめた贅沢な比較試飲
「レストランで飲むなら2002年、カクテルパーティーで飲むなら2006年」とカミュさん。
講座生に好みのヴィンテージを聞いてみたところ、17対5(全員で23名、1名は遅れての参加だったのでカウントせず)で2002年好きが多かったです。私は若いヴィンテージながら酸のピュアさや燻し系のニュアンス、クリーミーさを備えた2006年が好きでした。

第3フライト


#4:レア・ロゼ2007
生産者:レア・シャンパーニュ(NM)
ぶどう品種:シャルドネ56%、ピノ・ノワール44%、レ・リセの赤ワインをブレンド
ドザージュ:10~11g/L
価格:60,000 円(税別)
輸入元:日本リカー

グラスに注がれた瞬間からベリー系果実のバスケット(ストロベリー、野イチゴ、ラズベリー)、ハーブやエスニックスパイス、厚みがありながら、シームレス(継ぎ目がなくスムース)な味わい、肉厚、ボリューム感あり。メイン料理、ソースで工夫するより、スパイスに配慮した肉系がお薦め!


オレンジ色を含む濃いピンク、インパクトあり!


#5:ルイ・ロデレール ブリュット・ナチュール・ロゼ フィリップ・スタルク2012
Iizuka氏からの協賛、ありがとうございました!  


生産者:ルイ・ロデレール(NM)
ぶどう品種:ピノ・ノワール55%、シャルドネ20%、ムニエ25%
ドザージュ:0g/L
価格:15,000 円(税別)
輸入元:エノテカ
オーストリアのウィーンで造るゲミシュター・サッツと同じ製法(すべての品種を同時に収獲して同時に仕込む)。レカイヨンさんは「5日間、温度を8度に保ちながらロゼ色を抽出しました。ルイ・ロデレールのシャンパンは若すぎると言われることが多いのですが、このシャンパンは今飲んで十分に楽しめます」とおっしゃっていました。目を瞑って味わうとぶどうの糖分の豊かさ、酸味の綺麗さが印象に残ります。黒いグラスで試飲すると、「ロゼ」とは思わないかも。溌剌感と軽快さと優しさのあるシャンパン、気品もあります!


鮮やかなオレンジ色のレア・ロゼと淡いさくら色のノン・ドゼ

11月6日にルイ・ロデレール本社訪問

シェフ・ド・カーヴのジャン・バティスト・レカイヨンさん



力強い解説でした。
ノン・ドゼのアイテムは、気候変動や地球温暖化を正面から見据えて、考え出されました。ビオディナミ農法で、ぶどうはキュミエール産の完璧な健全果を使用。畑は10㌶、3区画されており、ピノ・ノワール(南向き/黒い粘土質)、シャルドネ(南向きで標高が高い/微量の石灰質含)、ムニエ(西向き/黒い粘土質)。収穫は3品種同時に行い、醸造も同時。それによりテロワールを反映させています。
「暑い年はフィネスが足りなくなるので、それを考えて“酸味”には気を遣っています。2012年は暑い年でした。このロゼは最初に果実味を感じます。それは日照からくるもので、酸味は土壌(黒い粘土質)の冷たさに由来しています。ドザージュをしたシャンパンなら、10度くらいで保存しておけば良いのですが、ノン・ドゼはそれよりも熟成が早いので、5~6度で保存するほうが良いと思います」とレカイヨンさん。

“手をかけず、極めて自然に近い造り(ノン・ドゼ、ノン・マロ)”をコンセプトにした特別なアイテム『ブリュット・ナチュール』。折しも、本日(20日)、ノーベル化学賞を受賞なさった吉野彰さんが日本記者クラブで会見を行い、環境問題に触れ、「絶好のビジネスチャンスでもあるので、攻めの姿勢でいかなければならない」と語っていましたが、これって、温暖化を好機と捉えて、ノン・ドゼを完成させたレカイヨンさんの考えと繋がりますよね。吉野先生もレカイヨンさんも大尊敬!

可愛いショコラのプレゼント

アラン・デュカスのショコラのプレゼントで幸せなひととき、ご馳走様でした。

[NEW]嬉しいお知らせ!

8月からJTBグランドツアー様と詰めてきた春のシャンパーニュとパリ 7日間が発表されました。大好きなローラン・ペリエとペリエ ジュエの両メゾンにお願いして、素晴らしい時間を共有させていただくことになりました。世界遺産に登録されて以降、シャンパーニュ地方は世界中からの訪問者が増えているので、人気のグラン・メゾンは予定がびっしり、本当に大変だと思います。わがままを聞いてくださったことにこころから感謝しています。


エッフェル塔のイルミネーション、美しいです。
シャンパーニュ地方の名門メゾンとパリのツアー、どうぞよろしくお願いいたします!!

nice!(6)  コメント(0) 

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。