ナパヴァレーで活躍する日本人醸造家林泰久氏の『PAULOWNIA』を和食に合わせて! [来日したワイン生産者&関係者]
家紋の五三の桐をラベルにしたワイン
(左から)
セカンドラベルの
#1:ボン・オドール・カベルネ・ソーヴィニヨン2017
#2:同2016
フラッグシップの
#3:パウロニア・カベルネ・ソーヴィニヨン2017
#4:同2016
#5:同2015
ワイン道はイングルヌックで
岡山県倉敷市出身の林泰久氏は旅行会社で働いていた時に、社員全員で応募したグリーンカード(アメリカ永住権)が当選し、ロサンゼルスに転勤。さらにサンフランシスコに異動したことで、ナパワインの魅力にハマります。ワインに魅了された彼は2000年にイングルヌックに入社。半年間はワイナリーでホスピタリティーの仕事に従事し、その後、ワイン造りの現場に加わるチャンスを得ます。ワイナリーでは、2人の師、ルビコンの醸造家で果実味を生かした造りをするスコット・マクラウド氏と、シャトーマルゴーの醸造家でエレガントさを大事にするフィリップ・バスコール氏からの指導を受けながら、研鑚を積みました。
2014年に独立して、セントヘレナのぶどうでHayashi Winesのワイン造りを開始。ぶどう品種はカベルネ・ソーヴィニヨン100%、契約している畑から購入しています。2017年に初ヴィンテージ2015年の『パウロニア』と『ボン・オドール』を出荷。2018年には2016年ヴィンテージ、2019年には3番目のヴィンテージとなる2017年をリリースしました。年間の総生産量はわずか150ケースの希少ワインです。
ワイン販売に関しては、サイエストインターナショナル(株)が運営している完全会員制ワインクラブThe Stellaが行なっており、会員だけでなく、一般販売もしているので、同社HPから購入することができます。ステラの商品はすべてカリフォルニアでワイン・ディレクターをしている秋月康孝氏が発掘したものです。品質が良くて美味しくて少量生産のワインを日本に紹介している秋月氏と林氏との出会いは2007年でした。秋月氏とエレノア・コッポラさん(コッポラ監督の奥様)との交流があったことで、イングルヌックで対面。それがきっかけとなって、2014年に独立した林氏のワインをサイエストインターナショナル(株)で扱うことになりました。
グラス・マウンテンの土壌
セカンドラベル『ボン・オドール カベルネ・ソーヴィニヨン2017』
ぶどうはグラス・マウンテンの単一畑から生産されていますが、土壌の深層部にはガラス(グラス)のように光沢ある黒曜石(こくようせき)があります!
前菜
カリフラワームース 才巻海老 雲子フライ 抹茶塩 鯖寿司炙り 鰻サンド あん肝 タルタル
鯖寿司をボン・オドールに合せても魚の生臭さは一切なし、鰻サンドに隠し味的に使われていた辛子の存在感がカベルネのスパイシーな要素のつなぎ役になり好印象
御造り
鰤/鬼おろし 茗荷 あさつき 山葵 海苔
カベルネのヨード感が海苔の佃煮と良く合ってびっくり!
揚物
鰆 二色揚げ
胡麻 ゆかり
銀杏 クリームチーズ粕漬け
煮物
焼茄子万寿 生雲丹 渡り蟹のあんかけ
料理の味わい深さがパウロニアの複雑味と相乗
2016年と2017年の違いは
ボン・オドールCS2016、同2017
ラベルを見ると、2016年はセントヘレナ、2017年はナパヴァレー(セントヘレナ+オークノール)。これについて林氏は「通常はセントヘレナ産のぶどうのみで生産していますが、2017年は暑い年だったことと熱波と山火事の影響で、量的に十分なぶどうが得られなかった為、2017年だけはオークノールのぶどうも使いました」とコメント。
果実味と上質なタンニンのあるワインはパウロニア
パウロニアCS2016、同2017
「ひとつのタンクでワインを造りますが、生産過程で、フラッグシップかセカンドに分類します。前者は果実味と上質なタンニンを備えているもの、後者は飲みやすいことが決め手です。瓶熟期間も前者は1~1年半ほど長くなります」と林氏。パウロニアは4樽、ボン・オドールは2樽の生産だそうです。
特別供出の初ヴィンテージ2015
ファーストヴィンテージの2015年、とても良い熟成具合
メイン
京都七谷鴨 すき焼き 九条葱 大黒占地
京鴨の優しさ、和の素材に寄り添うCS2016はフードフレンドリー
お食事
小豆島産手摘みオリーブ釜炊き御飯 生ハム
絶妙な塩加減の生ハムと旬のオリーブ
熟成期間が長いパウロニア2015との組み合わせ◎
全員が注目した旬房カレーうどん
ワインのスパイシーな要素と様々なスパイスを使ったカレーとのユニークなマリアージュ
参加メンバー全員が微笑んだ組み合わせ
デザート
黒糖プリン いちご
黒糖のポリフェノール、これはカベルネのポリフェノールと合致。日本のいちごはまるみと甘さがあるので酸味があっても熟成を経たカベルネなら守備範囲は広いと思いました。
ヘビー・トーストからミディアム・ライト・トーストまで樽の焼き具合のサンプル
グランドハイアット東京のロビーにあった可愛いツリー!
◍製品についてのお問い合わせ先はサイエストインターナショナル株式会社(担当:長瀬敦子)
電話03-5797-7658
(左から)
セカンドラベルの
#1:ボン・オドール・カベルネ・ソーヴィニヨン2017
#2:同2016
フラッグシップの
#3:パウロニア・カベルネ・ソーヴィニヨン2017
#4:同2016
#5:同2015
ワイン道はイングルヌックで
岡山県倉敷市出身の林泰久氏は旅行会社で働いていた時に、社員全員で応募したグリーンカード(アメリカ永住権)が当選し、ロサンゼルスに転勤。さらにサンフランシスコに異動したことで、ナパワインの魅力にハマります。ワインに魅了された彼は2000年にイングルヌックに入社。半年間はワイナリーでホスピタリティーの仕事に従事し、その後、ワイン造りの現場に加わるチャンスを得ます。ワイナリーでは、2人の師、ルビコンの醸造家で果実味を生かした造りをするスコット・マクラウド氏と、シャトーマルゴーの醸造家でエレガントさを大事にするフィリップ・バスコール氏からの指導を受けながら、研鑚を積みました。
2014年に独立して、セントヘレナのぶどうでHayashi Winesのワイン造りを開始。ぶどう品種はカベルネ・ソーヴィニヨン100%、契約している畑から購入しています。2017年に初ヴィンテージ2015年の『パウロニア』と『ボン・オドール』を出荷。2018年には2016年ヴィンテージ、2019年には3番目のヴィンテージとなる2017年をリリースしました。年間の総生産量はわずか150ケースの希少ワインです。
ワイン販売に関しては、サイエストインターナショナル(株)が運営している完全会員制ワインクラブThe Stellaが行なっており、会員だけでなく、一般販売もしているので、同社HPから購入することができます。ステラの商品はすべてカリフォルニアでワイン・ディレクターをしている秋月康孝氏が発掘したものです。品質が良くて美味しくて少量生産のワインを日本に紹介している秋月氏と林氏との出会いは2007年でした。秋月氏とエレノア・コッポラさん(コッポラ監督の奥様)との交流があったことで、イングルヌックで対面。それがきっかけとなって、2014年に独立した林氏のワインをサイエストインターナショナル(株)で扱うことになりました。
グラス・マウンテンの土壌
セカンドラベル『ボン・オドール カベルネ・ソーヴィニヨン2017』
ぶどうはグラス・マウンテンの単一畑から生産されていますが、土壌の深層部にはガラス(グラス)のように光沢ある黒曜石(こくようせき)があります!
前菜
カリフラワームース 才巻海老 雲子フライ 抹茶塩 鯖寿司炙り 鰻サンド あん肝 タルタル
鯖寿司をボン・オドールに合せても魚の生臭さは一切なし、鰻サンドに隠し味的に使われていた辛子の存在感がカベルネのスパイシーな要素のつなぎ役になり好印象
御造り
鰤/鬼おろし 茗荷 あさつき 山葵 海苔
カベルネのヨード感が海苔の佃煮と良く合ってびっくり!
揚物
鰆 二色揚げ
胡麻 ゆかり
銀杏 クリームチーズ粕漬け
煮物
焼茄子万寿 生雲丹 渡り蟹のあんかけ
料理の味わい深さがパウロニアの複雑味と相乗
2016年と2017年の違いは
ボン・オドールCS2016、同2017
ラベルを見ると、2016年はセントヘレナ、2017年はナパヴァレー(セントヘレナ+オークノール)。これについて林氏は「通常はセントヘレナ産のぶどうのみで生産していますが、2017年は暑い年だったことと熱波と山火事の影響で、量的に十分なぶどうが得られなかった為、2017年だけはオークノールのぶどうも使いました」とコメント。
果実味と上質なタンニンのあるワインはパウロニア
パウロニアCS2016、同2017
「ひとつのタンクでワインを造りますが、生産過程で、フラッグシップかセカンドに分類します。前者は果実味と上質なタンニンを備えているもの、後者は飲みやすいことが決め手です。瓶熟期間も前者は1~1年半ほど長くなります」と林氏。パウロニアは4樽、ボン・オドールは2樽の生産だそうです。
特別供出の初ヴィンテージ2015
ファーストヴィンテージの2015年、とても良い熟成具合
メイン
京都七谷鴨 すき焼き 九条葱 大黒占地
京鴨の優しさ、和の素材に寄り添うCS2016はフードフレンドリー
お食事
小豆島産手摘みオリーブ釜炊き御飯 生ハム
絶妙な塩加減の生ハムと旬のオリーブ
熟成期間が長いパウロニア2015との組み合わせ◎
全員が注目した旬房カレーうどん
ワインのスパイシーな要素と様々なスパイスを使ったカレーとのユニークなマリアージュ
参加メンバー全員が微笑んだ組み合わせ
デザート
黒糖プリン いちご
黒糖のポリフェノール、これはカベルネのポリフェノールと合致。日本のいちごはまるみと甘さがあるので酸味があっても熟成を経たカベルネなら守備範囲は広いと思いました。
ヘビー・トーストからミディアム・ライト・トーストまで樽の焼き具合のサンプル
グランドハイアット東京のロビーにあった可愛いツリー!
◍製品についてのお問い合わせ先はサイエストインターナショナル株式会社(担当:長瀬敦子)
電話03-5797-7658
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