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【備忘録】仕事冥利な時間 Champagne BOLLINGER × L'AFFINAGE [来日したワイン生産者&関係者]

ボランジェと四つに組んで
先日、銀座レカンの元料理長で、現在はラフィナージュのオーナーシェフとして活躍している髙良康之氏の料理に、大好きなシャンパン『ボランジェ』を合わせ、それらの相性についてリポートするというお仕事がありました。誌面に載せる画像はプロのカメラマンさんが担当、ゆえに私は相性チェックに集中。マリアージュの合間に、髙良シェフ渾身の料理をカメラに収めることができたので、これらの画像は私の大事な備忘録!

ディナーの席上、髙良シェフは「自分のなかでボランジェは“指針のためのシャンパン”という位置付けになっています」と語っていましたが、そのお言葉通り、6アイテムそれぞれの個性を大事にしながら考案されたメニューから、ボランジェ好きのシェフの細部にわたるこだわりが感じられました。マリアージュについてのコメントは、ワイン王国12月号に掲載する予定です。

メゾンの顔スペシャル・キュヴェ、トップレンジの順で

素晴らしいラインナップ!


スペシャル・キュヴェをマグナムで味わう醍醐味!
多くの要素を感じさせてくれるキュヴェゆえに、甲殻類、あわび、蛤を使った3種のアミューズ・ブッシュで味わい探究しました。


蒸したあわびをパン粉で揚げた一品(左)と蛤のグラタン
あわびの下にクルミを配してシャンパンから感じ取れるクルミやヘーゼルナッツを表現した演出もあり!

当日のハイライト『ヴィエイユ・ヴィ―ニュ・フランセーズ』

注いでいる最中から甘やかな香りが・・・


Photo by Fumiko /2009年3月
メゾンの誇り! 
メゾンの裏手にある2区画のぶどう畑で栽培されている貴重な自根のピノ・ノワール
ブジーにあった3区画目の畑は1990年代フィロキセラによって全滅


ボランジェ・ラバーとして最高の瞬間!
12年経過したシャンパンは黄金色に輝き、口中では熟成による多種多様な味わいが層になって広がり、最後にはシェリー的なニュアンスも。


長野県産 天然スッポンのロワイヤル、白トリュフの芳香 × ヴィエイユ・ヴィ―ニュ・フランセーズ2007
旨味、きのこ類や枯葉のニュアンスが料理から伝わってくる種々の要素と相乗◎


フォアグラとドライイチジクのパヴィ × ラ・グランダネ2008
「酸味と酸味が出合うと次に出てくるのは甘味」と語っていた髙良シェフ。フォアグラのトップ部分に赤ワインヴィネガーを使い、2008年ヴィンテージの酸味と重ねることで絶妙な甘みの要素、美味美味!
「なるほど」と納得できる“青み”の存在感


雑誌用の写真を担当していた瀧岡カメラマンを盗み撮り m(_ _)m


ブルターニュ産オマール海老とセップ茸のフリカッセ × ロゼNV


ランド産仔鳩のロースト、赤ワインソース × ラ・コート・オーザンファン2014


個室での撮影では髙良シェフのご配慮もあり


ハチミツとフルムダンベールチーズのムース × R.D.2004


琴線に触れた当日のマイベスト『R.D.2004』、素晴らしかったです!!



ディナーではボランジェのコマーシャル・ディレクター ギー・ド・リヴォワール氏が各アイテムを解説し、輸入元アルカンの伊藤啓介部長が通訳を担当。ワイン王国の原田勲会長のお姿も!
超希少なヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズ2007、完成度の高いR.D.2004を、髙良シェフの秀逸な料理と合せて堪能できたことは、本当に仕事冥利な時間になりました。
ワイン王国の村田惠子編集長に深く感謝いたします、ありがとうございました!



[わーい(嬉しい顔)]ボランジェの記事プレイバック
2009年、シャンパン講座(当時は昭和女子大学オープンカレッジ)で、ラ・グランダネ2000、同ロゼ2002、R.D.1997、ラ・コート・オーザンファン2002の4アイテムを出したのですが、その時のマイベストも、ラフィナージュの時と同じくR.D.でした。
私的感想を見てみると、「どのアイテムも素晴らしく甲乙つけがたしというのが正直な気持ちです。ゆえに1つに絞るのは難しかったのですが、R.D.から感じる新鮮さと熟成感のバランスの面白さ、食材と合わせた時の包容力は最大の魅力」と書いてありました。
そうなんです、R.D.のバランス感は素晴らしく、完成度が高いです!

で・・・その講座後、受講生にボランジェについてアンケートを取ったのですが、今、読み返しても興味深いので、プレイバック!

本日飲んだ中で最も印象に残ったのは。その理由も教えてください。
参加者:21名(男性5名、女性16名)、シャンパン愛飲歴:平均4年
●ラ・グラン・ダネ・ロゼ2002:11名
香り華やか、奥行きあり、バランスのよさ、果実の豊かさ、時間の経過による変化、長い余韻
●R.D1997.:5名
熟成感、酸味がきれい、温度変化で広がるふくらみ
●ラ・グラン・ダネ:4名
乾いたミネラル感と香ばしさ、
●ラ・コート・オーザンファン2002:1名
文句なしにおいしい!
<私的感想>
どのアイテムも素晴らしく甲乙つけがたしというのが正直な気持ちです。ひとつに絞るのは難しかったのですが、R.D.から感じる新鮮さと熟成感のバランスの面白さ、食材と合わせた時の包容力は最大の魅力。

ボランジェのシャンパンのイメージは
クラシック&ゴージャス、深みとコク、007のイメージ、骨格があり男性的&通好み
凝縮感&品質安定、育ちが良くてまじめで丁寧、伝統、英国王室御用達
質実剛健、高価でスペシャル、ボディ&厚み、安心感、やや古臭い
<私的感想>
1829年という歴史あるメゾンから連想される伝統や格式、安定感のイメージ
映画007のボンドから連想される男性的イメージ
高価なシャンパンだけに特別の日に飲みたい、というイメージ
これらがキーになっていると感じました。

(女性に質問します)男性にレストランに誘われ、その人がボランジェを選んだら、あなたは相手をどのように評価しますか
■本物のシャンパン好き=自分を大切にしてくれそう
■料理との相性を考えた上でシャンパンを選択したのなら嬉しい=相手を認める
■シャンパンを飲み慣れている=好評価、好感度UP
■映画好き、センスが良い、味覚に長けている
■プライドが高そう、ちょっとキザっぽい(ボンドを連想してしまうので)、金持ち=相手を警戒
<私的感想>
シャンパンを飲み慣れていてセンスが良い=好感度。
一方でお金に余裕があり、遊び人的なイメージを持つとの印象も。
男性の皆さま、女性を誘ってシャンパン選びをする時は熟考なさいませ(笑)

(男性に質問します)あなたが女性をレストランに誘い、その人が「ボランジェが飲みたい」と言ったら、相手をどのように感じますか
■ソフトで丸い味わいより、きっちりとした凝縮感のある味わいを好む女性(男性評価の価値観も肉食系タイプを好む)  ←面白いです
■ミーハーではなく、シャンパン通の女性
■シャンパンへのこだわりがあり、良いものを知っている
■なぜボランジェが飲みたいのか、逆にその心理を知りたくなる
■シャンパン好きだとは思うが、好感は持たないかも
<私的感想>
無記名で提出していただいたわけですが、男性の回答者は5名。
「そうか、そのようなイメージを持つのか」なんて思いながら、男性心理の機微を感じた次第(笑)

ボランジェと007の関係をどのように捉えていますか
肯定派
■超強力なタイアップ
■スーパーマン的でPBだけど洗練された魅力という点から合っている
■味覚にうるさい007が選んだシャンパンなので納得できる、ボンドの趣味のよさが出ている
■ともに引き立て合う関係、流行に流されることのないエレガンスさが共にある
■女性を口説くための小道具として効果がある
否定派
■特に007が好きでないので・・・ちょっと古臭いイメージ
<私的感想>
ボランジェ関係者は来日の折、よく007との関係を強調していますが、あまり強調しすぎると男性的なイメージが濃くなりすぎる気がします。イギリスで愛されている一因にボンド効果はありますが、日本ではもう少し違う角度(女性目線)を取り入れるのも一考かも。


エリザベス女王はダニエル・クレイグファンですね!
私も映画好きで、クレイグ好きなので、彼の最終作(となるであろう)『NO TIME TO DIE』の公開はとても楽しみです。『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックが出演するとの情報も嬉しいです。最新作にはどのアイテムが登場するのかなぁ・・・

■ボランジェ製品へのお問い合わせは正規代理店(株)アルカン
℡03-3664-6551(代) 
https://www.arcane.co.jp/wine/

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