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デュヴァル=ルロワ × アンド・エクレの世界 by アイコニック ワイン・ジャパン [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

2018年7月から輸入元はアイコニックワイン・ジャパン

ジュリアン・デュヴァル=ルロワ副社長(左)とアイコニック ワイン・ジャパン(株)のダンバー・アンドリュー社長

先月、シャンパンメゾンデュヴァル=ルロワのジュリアン・デュヴァル=ルロワ副社長が来日して、『デュヴァル=ルロワが誘うシャンパーニュの調べ』と題するランチセミナーを行いました。10ヶ月ぶりの再会でしたが、前回と異なっていたのが輸入元さん。昨年7月からアイコニック ワイン・ジャパン(株)に変わりました。



沿革についてはジュリアンさん、通訳はメゾンの顔として活躍中のジャパン・アンバサダー、ドッヴィッレ・アントニーさん。

ヴェルテュに住んでいたぶどう栽培業者のデュヴァル家とランスに住んでいたネゴシアンのルロワ家の結びつきからメゾンの歴史が始まり、今に至るまで家族経営を貫いています。ジュリアンさんの母キャロルさんは夫が亡くなった1991年に、5代目当主となり、遺言を守りながらメゾンの発展に尽力。会長職に就いた今もメゾンをけん引しています。
デュヴァル=ルロワは当主が女性というだけでなく、シェフ・ド・カーブも女性で、1991年にサンドリーヌ・ロジェット=ジャルダン女史が就任しました。
メゾンのシンボルとも言える、“ファム(女性の意味)・ド・シャンパーニュ”のボトルは女性らしいフォルムで、3人の息子(ジュリアン、シャルル、ルイ)のイニシャルが刻印されています。
キャロル会長は昔からソムリエの育成に力を入れており、本国のみならず、日本の(一社)日本ソムリエ協会の若手ソムリエ育成プログラムのスポンサーになっており、毎年入賞者をフランスに招待しています。また、ガストロノミー文化の継承にも貢献、2年前にルレ・エ・シャトーのオフィシャル・スポンサーになりました。


供出されたシャンパン

(右から)
#1:ブリュット・レゼルヴNV
ベースワインは2012年、リザーブワインは2009年、2010年、2011年
ぶどう品種:ピノ・ノワール60%、ムニエ30%、シャルドネ10%(リザーブワイン40%)、ドザージュ:8g/L、ステンレスタンク内で発酵・熟成、MLF有、最低30ヶ月瓶熟成

#2:フルール・ド・シャンパーニュ・プルミエ・クリュ・ブリュットNV
1911年から生産しているアイテム
ぶどう品種:シャルドネ70%、ピノ・ノワール30%、ドザージュ:8g/L、ステンレスタンク内で発酵・熟成、MLF有、最低30ヶ月瓶熟成、“フルール(花の意味)”と命名された花のような香りを放つ主力シャンパン

#3:ファム・ド・シャンパニュ・グラン・クリュNV
ベースワインは2004
ぶどう品種:シャルドネ80%、ピノ・ノワール20%、ステンレスタンクで発酵、MLF有、13%をオーク樽で9ヶ月熟成(使用樽中心)、瓶内熟成8年以上を経て出荷

#4:ミレジム・プレスティージュ・ブラン・ド・ブラン・グラン・クリュ・ブリュット2006
ぶどう品種:シャルドネ100%、ドザージュ:3.6g/L、ステンレスタンクで発酵・熟成、MLF有、4%を樽で9ヶ月熟成(使用樽中心)

#5:ロゼ・ブリュット・プレスティージュ・プルミエ・クリュNV
「市場の10本に1本はロゼ」とドッヴィッレ・アントニーさん
ぶどう品種:ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%、ドザージュ:10g/L、ステンレスタンクで発酵・熟成、MLF有、最低30ヶ月瓶熟成


訪問時、ぶどう畑でウサギ発見(オレンジ色の部分)、自然の宝庫!

ガストロノミーのためのシャンパン



アンド・エクレのオリヴィエ ロドリゲスエグゼクティヴ・シェフ
デュヴァル=ルロワとは、今回が初コラボではなく、沖縄のイベントでタグを組んだとのこと。マリアージュの基本を、調和とコントラストと語っていました。

双方の共通要素を生かして

紅玉りんごを様々な形で・・・
シャンパンと生(なま)りんごのフレッシュな酸味、泡とムースの滑らかな食感にココアパウダーをまぶすことで、シャンパンの香りとも同調させる組み合わせ
デュヴァル=ルロワの実力を示す主要アイテム、柑橘系果実、白桃、スパイスの香り、綺麗な酸味が広がり、安定感のある味わい


雲丹のブラマンジェ&カリフラワーのムースとカボス
シャンパンと雲丹の共通要素は“ミネラル”、カボスの香りが、フルールの香りを引き立て、#1同様、穏やかな気泡はムースのクリーミーさと渾然一体。シャンパンにベジタルな要素があるので、カリフラワーとも相乗


アプリコットクルートをまとったホタテ貝&時色平茸のリソレ
オリヴィエ ロドリゲスエグゼクティヴ・シェフが選んだシャンパンは“ファム”
熟した果実、ドライフルーツ、スパイス、樽由来のヴァニラ、ロースト、マッシュルーム、中盤以降の重厚感
私感:NVのファムは初体験、当日のマイベスト、さすがファム! 料理とシャンパンの力関係が均等ではなく、ファムのほうが強かったような・・・女性(ファム)でも芯の強いタイプなので、マリアージュ的にはメインのホロホロ鶏胸肉と合せたほうがバランスが良かった印象


山梨県産ホロホロ鶏胸肉のシュプレームソース&京人参 
ブラン・ド・ブランの白と生クリーム、バター、レモン汁を使ったクリーミーな白いソース。シャンパンと食材の酸とミネラル、トリュフをまぶすことで、シャンパンの熟成感とも合わせて


淡雪イチゴと柚子のブリオッシュパンベルデュ&とちおとめのソルベ
「香りと味わいの調和」とシェフ。色でも五感を刺激する一品。シャンパンと淡雪いちご、とちおとめ、柚子3品の酸の調和、柚子はシャンパンと食材のつなぎ役として大事な存在!


デュヴァル=ルロワについてのお問い合わせ先はアイコニック ワイン・ジャパン
℡044-863-8157
URL:http://www.iconicwinejapan.com

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