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光栄なるお役目VSVのワイン会 アイテムにはフランソワ・ビリオンやジャック・セロスが! [シャンパン]


フィリポナのシャルル・フィリポナ社長、ジャック・ラセーニュのエマニュエル・ラセーニュ当主、テタンジェのクロヴィス・テタンジェ輸出部長の来日で、シャンパン話題が豊富な一週間でした。


そして、週の中日(なかび)には虎の門ヴァン・シュール・ヴァン様でワイン会!
昨年3月の“ぶどう品種ピノ・ノワールに魅せられて!!”に続き、今回は大好きなシャンパンにフォーカスした内容だったので、本当に講師冥利、ありがとうございました!

Fleur de Lys NV
シャンパンは大畑澄子店長厳選の5アイテム+特別供出BdeN\(^o^)/
口開けは日本初上陸の『リュイリエ』、同店独占販売のシャンパン。拠点はコート・デ・バール地区フォンテット村、創業は1876年、栽培面積22㌶、栽培品種はピノ・ノワールとシャルドネで、減農薬の環境保全型農業に取り組み、特に5㌶のぶどう畑(ブリュット・ナチュール用のPNとキューヴ1876用のCH)ではノルウェー産の海藻(かいそう)を殺虫剤として活用、極力薬の使用を減らしています。



Fleur de Lys/フルール・ド・リス(NV)はCH60%&PN40%、樹齢は40~60年、年間生産量5000本、2008年からソレラ・システムで保存しているリザーヴワインを使用。イエロー・ゴールド、気泡繊細、口中クリーミー、洋梨、ハーブ、ミネラル、バター、ブリオッシュ、ロースト、中盤から酸の広がり


村上シェフによる魚介の菜園風前菜
白カブやタマネギのピクルスとフルール・ド・リスとの酸のバランス、燻製穴子とロースト風味のハーモニー

Francois Billon Cuvee de Reserve Brut NV

Francois Billon Cuvee de Reserve Brut/フランソワ・ビリオン・キュヴェ・ド・レゼルヴ・ブリュット(NV)
コート・デ・ブラン地区メニル・シュール・オジェ村が本拠地、現当主ジャン=ポール・ビリオンの父フランソワ・ビリオンが1959年に設立したメゾンで、名声を高めた立役者はロベール・ビリオン。創始者の実弟で、30年以上にわたり、サロンの醸造長でした。

サロンと同じく、単一品種(CH)、単一クリマ(メニル・シュール・オジェ)、単一ヴィンテージの哲学を信奉しつつ、樽を使うのが特徴。レゼルヴ・ブリュットはホウロウのタンクで一次発酵後、7ヶ月樽で熟成、メニル産のシャルドネ(2ヴィンテージ)に40%のリザーヴワインを加えて瓶内二次発酵、瓶熟期間は最低3年、ノン・マロ。淡いイエロー、気泡活発、舌触り滑らか、ノン・マロながら酸味ソフト、レモンやGF、ミネラル、ブリオッシュ、ナッツ、グラス内の温度変化でより豊潤に、複雑味あり。しっかりした味わいの料理に合せて。

シャンパーニュ地方のビオディナミの先駆者Fleury P&F

ビオディナミ農法に使う道具  photo by Fumiko (2010年9月)

拠点はコート・デ・バール地区クルトゥロン村、1895年創業、初代エミール・フルーリーの時代に、フィロキセラで壊滅した畑に初めて接ぎ木したピノ・ノワールを植樹。3代目当主ジャン・ピエール・フルーリーが1970年から有機栽培を導入し、1989年にはビオディナミの“デメテール”の認証を取得。

Notes Blanches Brut Nature NV

Notes Blanches Brut Nature NV/ノート・ブランシェ・ブリュット・ナチュレNV
シャンパンの規定品種ピノ・ブラン100%、ドザージュ1.2g/L、ピノ・ブランは祖父の代から栽培。先のシャルドネと比べるとスリムな印象、白い花、ライム、ピュアでドライ、口中を洗い流してくれるフレッシュさ、ピクルスの酸と相性の良い酸味

Grand Vin des Princes Blanc1993

Grand Vin des Princes Blanc1993/グラン・ヴァン・デ・プランス・ブラン1993 
ド・ヴィノージュはスイスのヴィノージュ家が1837年に立ち上げたメゾン、拠点はエペルネ、現在LANSON、BBCグループの傘下。プランス・ブランはオランジュ家皇太子のために造られた特別キュヴェで、コート・デ・ブラン地区メニル・シュール・オジェ村とアヴィーズ村のシャルドネを使用。色調は黄金色、香りは若干酸化したニュアンス、アプリコット、カリン、アカシア、ミネラル、スパイス、酸の余韻。ブルゴ-ニュ型グラスとフルート型グラスで利き比べた時、前者だとまるみ&味わいのゆるさ、後者だと酸のまとまりが良く、複雑味も

店長の配慮でFleuly P&F Blanc de Noirs Brut NVも登場

フルーリーのぶどう畑のピノ・ノワール


メゾンの顔、ぶどう樹の平均樹齢は15~20年、ドザージュは8.65g/L、熟した果実由来の旨みと豊潤さ

当日のハイライトJacques Selosse Brut Rose NV
コート・デ・ブラン地区アヴィーズ村が拠点のRM (レコルタン・マニピュラン)、ジャック・セロスは現当主アンセルム・セロスの父が1949年に創業、自社畑をコート・デ・ブランの4村(アヴィーズ、クラマン、オジェ、ル・メニル・シュル・オジェ)、モンターニュ・ド・ランス地区アンボネイ村、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区アイ村、マルイユ・シュル・アイ村に所有。


デゴルジュマンはすべて手作業  photo by Fumiko (2009年3月撮影)


手元にボトルが  photo by Fumiko (2009年3月撮影)

ピュピートルのロゼ  photo by Fumiko (2009年3月撮影)
動瓶(ルミアージュ)も手作業


鴨のロースト グリーンマスタードソースと合わせて

シャルドネ93%、ピノ・ノワール7%、ドザージュは6g/L、日付はボトルの裏ラベルに記載、ノン・マロ。アンボネイのエグリ・ウーリエから調達した赤ワイン(PN)を添加。凝縮感のある赤系果実、ピンクペッパー、ハーブ、若干のタンニン、バランスの良い酸。ソースのなかのマスタードやハーブの要素がロゼの複雑味と相乗して◎


(左から順に)供出ワイン

感謝を込めて

ワイン会後、残っていたメンバーと大畑店長を囲んで記念ショット

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
大畑店長はじめ、サポートくださった末永さま、平松さま、清水さま、西村さま、ありがとうございました! 引き続き、宜しくお願いいたします。

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