映画でワイン・レッスン 『白い帽子の女』 ~ブラピの遊び心を感じながら~ [映画でワイン・レッスン]
〝ブラッド・ピット×アンジェリーナ・ジョリー・ピット 10年ぶりの共演作〟
というコピーで公開されている『白い帽子の女』

時代は1970年代、舞台は南フランス。執筆のために避暑地を訪れたアメリカ人の小説家ローランド(ブラッド・ピット)と妻ヴァネッサ(アンジェリーナ・ジョリー・ピット)。結婚して14年の夫婦。心に痛手を負い、バランスを崩している妻と、困惑しながらも粘り強い愛で彼女を受け止めようとしている夫。折しも隣の部屋には、ふたりとは真逆の、愛を謳歌する新婚カップルが宿泊。関わり合うようになるが・・・
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(c)2015 UNIVERSAL STUDIOS
9月24日(土)よりシネスイッチ銀座、渋谷シネパレスほか公開中
配給:ビターズ・エンド・パルコ
■スタッフ
監督・脚本・製作:アンジェリーナ・ジョリー/製作:ブラッド・ピット/音楽:ガブリエル・ヤレド
■キャスト
ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー・ピット、メラニー・ロラン、メルヴィル・プポー
ブラピとアンジーのワイン『ミラヴァル・ロゼ』の輸入元ジェロボームのご配慮で試写会に出かけました。映画には大手ブランドが衣装、鞄、小道具などをサポートしていますが、ブラピは「映画をミラヴァルのプロモーションにはしたくない」と思っていたようなので、彼らのワインが登場するシーンはありませんでした。でも、ブラピらしい〝遊び心〟を感じるワン・シーンはありました。
画像(クリックで拡大)を見ると、ブラピが手にしているワインは透明に近い輝きのあるイエローで、若いワインであることがわかります。右端のボトルのラベルにはBourgogne(ブルゴーニュ)の表記、ヴィンテージ(VT/収穫年)は1965年、1970年代なので、VTから考えて数年は経過している設定でしょうか。抜栓したコルクは短くて刻印がありません。加えて、ブルゴーニュと明記しながら、ボトルの形状はボルドー型。あきらかにワイン通のブラピ創作ワインだと思います。
ジェフ・ブリッジスがアカデミー賞主演男優賞を受賞した『クレージー・ハート』では、主人公(ブリッジス)がアルコール依存症で、映画のなかではウイスキー『McClureマクルーア』という名が再三、おまけに箱まで登場していたのですが、調べた結果、実在しないウイスキーであることがわかりました。イメージ的にはモルトウイスキーのマッカランを連想しました。依存症という設定だったこともあり、ウイスキーメーカーからは敬遠されたようです。それで敢えて架空のものを作っていました。ちなみにネーミングの由来はディレクターのミドルネームでした!
![family2[1]235.png](https://non-solo-vino.c.blog.ss-blog.jp/_images/blog/_074/non-solo-vino/family25B15D235.png)
さて、前述のミラヴァルですが、ブラピとアンジーは南仏コランス村に別荘としてシャトー・ミラヴァルを所有しています。コート・デュ・ローヌ地方にある名門ファミーユ・ボーカステルの醸造家マーク・ペランさんと組んで2012年からワインを生産しています。
プロヴァンス地方は87.5%がロゼ(2013年データ)、ロゼに特化した秀逸な産地です。有機栽培を導入しているミラヴァルからは、ロゼだけでなく、白や赤も登場しています。
映画のラストは、ローランドの小説 『海辺にて(原題:By the Sea)』 が完成し、危機を乗り越えたふたりが車で避暑地を去って行くシーンで終わりましたが、試写会から一夜明けてブラピとアンジーの離婚報道。びっくりでした!
年々評価があがっているミラヴァルなので、今後の所有が気になります。ワインのテイスターとしての才能があり、ワインへの造詣が深いブラピなので、ミラヴァルの価値は十分わかっているはず。引き続き、尊敬するマーク・ペランさんとの2人3脚は続行して欲しいと願っている私です!!
というコピーで公開されている『白い帽子の女』
時代は1970年代、舞台は南フランス。執筆のために避暑地を訪れたアメリカ人の小説家ローランド(ブラッド・ピット)と妻ヴァネッサ(アンジェリーナ・ジョリー・ピット)。結婚して14年の夫婦。心に痛手を負い、バランスを崩している妻と、困惑しながらも粘り強い愛で彼女を受け止めようとしている夫。折しも隣の部屋には、ふたりとは真逆の、愛を謳歌する新婚カップルが宿泊。関わり合うようになるが・・・
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(c)2015 UNIVERSAL STUDIOS
9月24日(土)よりシネスイッチ銀座、渋谷シネパレスほか公開中
配給:ビターズ・エンド・パルコ
■スタッフ
監督・脚本・製作:アンジェリーナ・ジョリー/製作:ブラッド・ピット/音楽:ガブリエル・ヤレド
■キャスト
ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー・ピット、メラニー・ロラン、メルヴィル・プポー
ブラピとアンジーのワイン『ミラヴァル・ロゼ』の輸入元ジェロボームのご配慮で試写会に出かけました。映画には大手ブランドが衣装、鞄、小道具などをサポートしていますが、ブラピは「映画をミラヴァルのプロモーションにはしたくない」と思っていたようなので、彼らのワインが登場するシーンはありませんでした。でも、ブラピらしい〝遊び心〟を感じるワン・シーンはありました。
画像(クリックで拡大)を見ると、ブラピが手にしているワインは透明に近い輝きのあるイエローで、若いワインであることがわかります。右端のボトルのラベルにはBourgogne(ブルゴーニュ)の表記、ヴィンテージ(VT/収穫年)は1965年、1970年代なので、VTから考えて数年は経過している設定でしょうか。抜栓したコルクは短くて刻印がありません。加えて、ブルゴーニュと明記しながら、ボトルの形状はボルドー型。あきらかにワイン通のブラピ創作ワインだと思います。
ジェフ・ブリッジスがアカデミー賞主演男優賞を受賞した『クレージー・ハート』では、主人公(ブリッジス)がアルコール依存症で、映画のなかではウイスキー『McClureマクルーア』という名が再三、おまけに箱まで登場していたのですが、調べた結果、実在しないウイスキーであることがわかりました。イメージ的にはモルトウイスキーのマッカランを連想しました。依存症という設定だったこともあり、ウイスキーメーカーからは敬遠されたようです。それで敢えて架空のものを作っていました。ちなみにネーミングの由来はディレクターのミドルネームでした!
![family2[1]235.png](https://non-solo-vino.c.blog.ss-blog.jp/_images/blog/_074/non-solo-vino/family25B15D235.png)
さて、前述のミラヴァルですが、ブラピとアンジーは南仏コランス村に別荘としてシャトー・ミラヴァルを所有しています。コート・デュ・ローヌ地方にある名門ファミーユ・ボーカステルの醸造家マーク・ペランさんと組んで2012年からワインを生産しています。
プロヴァンス地方は87.5%がロゼ(2013年データ)、ロゼに特化した秀逸な産地です。有機栽培を導入しているミラヴァルからは、ロゼだけでなく、白や赤も登場しています。
映画のラストは、ローランドの小説 『海辺にて(原題:By the Sea)』 が完成し、危機を乗り越えたふたりが車で避暑地を去って行くシーンで終わりましたが、試写会から一夜明けてブラピとアンジーの離婚報道。びっくりでした!
年々評価があがっているミラヴァルなので、今後の所有が気になります。ワインのテイスターとしての才能があり、ワインへの造詣が深いブラピなので、ミラヴァルの価値は十分わかっているはず。引き続き、尊敬するマーク・ペランさんとの2人3脚は続行して欲しいと願っている私です!!
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