温故知新のポルトガル、14ワイナリーのご紹介から [ポルトガルリポート2015]
Wines of Portugalのお招きで、6月28日から7月5日(戻り)までポルトガルワインの取材をしてきました。日中は35度前後、1日だけ40度超えもあり、暑々でしたが、ドライな空気と青空は心地良く、しばし、梅雨時の日本を忘れることができました。ポルトガルの皆さんのフレンドリーさも心に深く残りました。まさに oburigada(オブリガーダ) 、ありがとう!
初日29日はポートの名門『サンデマン』から
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ポート・ロッジが並ぶヴィラ・ノヴァ・デ・ガイヤからドウロ川の対岸オポルトを臨む光景
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サンデマンは2002年にソグラペ(ボックスボイテル型のマテウス・ロゼで有名)の傘下に
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接客してくださった長身の紳士サンデマンの7代目ジョージ T. D.サンデマン取締役
ドウロの『オルタ・オゾリオ・ワインズ』ではハウスヴィンテージポート1930が登場

ファミリー経営のオルタ・オゾリオ・ワインズは日本でのインポーターを探しています。
同社の看板ワイン、中央の『アチャド2012(トウリガ・フランカ70%、ソウサン20%、トウリガ・ナショナル10%)』はSAKURA2015でGoldメダルを受賞。明日7日開催予定のポルトガルワイン試飲会@八芳園には顧問のジョアンさん(後列左)も参加します。
現地でのディナーでは、ジョゼ取締役会長(前列中央)の誕生年1930年のポート(画像左)も登場、ボトルから85年の歴史を感じました!
ワインズ・オブ・ポルトガルのエリアマネージャー、チャーミングなフィリパ・アヌンシアソさん(右)
30日は作家壇一雄が愛したダン地域
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『ヴィーニョス・デ・ダレイ』のジョゼ&カルロス親子
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ジョゼさんの名を冠したトップレンジ『ジョゼ(右端)』はスパイシーで凝縮感のあるワイン

コンクリート・ラガール(ポルトガル独自の発酵用容器、上部表面は常時オープン)
「仕込み時、ラガールのなかで仲間と踊ったり、歌ったりして、ぶどうを足で踏み、色を出していきます」とカルロスさん
『マグナム・ヴィーニョス』は3人の仲間で立ち上げた3ブランド
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訪問したワイナリーのなかで、発酵用の樽庫の温度・湿度が高く、汗だく。
それがワイン造りの流儀とのことでしたが。
国際コンクールでも高評価の『キンタ・ドス・ロケス』
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何度も日本に来日している当主ローレンソさんと妻マリア・ルイーザさん。気品のある母上は82歳とか。輸入元は木下インターナショナル
訪問3日目は元気パワーのオーナー、カルロスさんの『カンポラルゴ』
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カルロスさん自慢のワイナリーは2004年秋に完成、スパークリングから気になるプティ・ヴェルドまでをテイスティング
ファミリー経営の『カーザ・サントス・リマ』は40か国以上に輸出E38080E38080E382ABE382B5E38080E382B5E383B3E38388E382B9E383AAE3839EEFBC92E38080E2978B-af572.jpg)
中央は管理者のジョゼさん、マーケティングのサルバドールさん(左)。明日八芳園で行われる試飲会にはディレクターのリカルドさん(画像右)も出席なさるそうです!
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2時間で醸造所視察、画像のワインを全テイスティング。ユニークなラベル、多彩なアイテム!
『コンパニーア・ダス・キンタス』のエコ対策

コルクの国ポルトガルで初めて見たビー・ワックス(ミツバチのオイル)のコルク!
「ソフトな触感はシリコン仕上げのように固くなく、自然に優しい」とシニア・ワインメーカーのフレデリコさん
自然に配慮したワイナリー&ミシュランガイドにも載っているレストラン

『エスポラン』(三国ワイン扱い)で12年活躍している女性醸造家サンドラさん
『モンテ・ヴェーリョ』の赤も白も20種(主要は3~4)のぶどうを使ったワイン。フードフレンドリーでとても良いです。サンドラさんは8月にはママに \(^o^)/
併設のレストランでは25歳のシェフが腕を奮っています。供出されたオリーブオイルやパンにもこだわりがあり好感度大。リスボンから車で1時間足らずの超おすすめワイナリー!
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エコシステムを利用した改装したばかりの醸造所には大理石のラガールが。石の冷たさがワインの発酵にはとてもよいとのこと。
ワイナリー内にはクラシックカーの展示『モンテ・ダ・ラバスケイラ』

『モンテ・ダ・ラバスケイラ レゼルバ・レッド2012』はSAKURA2015でシルバーを受賞、輸入元は荒井商事。トレード・マネージャーのフランシスコさんの案内で、コルク樫や工程途中のコルクを見学できました。
国・内外のコンクールで受賞実績あるワイナリー

『アントニオ・マヌエル・ランカ・エルダデ・グランデ』では、低価格レンジのワインの質感にびっくり
高級レンジはバランスが良く、オリーブオイルも気に入りました!
スパのあるホテル建設の着工もまじかな『アシエンダ・ブランカ』
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ワインメーカーのリカルドさん
今年で6年勤務の32歳で、それ以前は豪州やNZでワイン造りを体験
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エステート・マネージャーのヘレナさんの車でぶどう畑を視察
新装したばかりのワイナリー『エルメリンダ・フレイタス』
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「女系家族なんです」と後継者のジョアナさん(右)
ワインの説明はクオリティー・マネージャーのアナさん
シャンパン製法のスパークリングにも力を入れています。
最後の晩餐はスパークリング・ワインから
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最終日のディナーはリスボンから車で2時間弱の所にあるレストラン『ヴィクター・カルロ』へ。大西洋を眺めながらのお洒落な空間で、『ルソヴィニィ』の輸出担当マネージャー、ヌーノ・フェルナンデスさんと5種のワインをテイスティング
暑くてもネクタイ着用のビトーさん
空港でのお迎えから最終日まで丁寧な接客マナーで対応してくれたビトーさん
ドウロからダン、バイラーダ、セトゥーバル、アレンテージョ、リスボンと連日移動移動の長旅でしたが、体への負担がなかったのはベンツのシートを含むすべてが快適だったからだと思います。
ワインズ・オブ・ポルトガルに感謝を込めて

Photo by Filipa san
『エスポラン』からもらった麦わら帽子着用での2ショット
今回のプレスツアーはワインジャ-ナリストの山本昭彦さんと私の2名で、ワインズ・オブ・ポルトガルのフィリパさん(日本、カナダ、米国担当)がすべてをコーディネートしてくださいました。
細やかなご配慮、ありがとうございました!
5日間で14ワイナリーの関係者とお目にかかりました。
これから、新聞、ワイン情報誌、ブログ等に詳細をまとめていきます。アルコール強化ワイン(ポートやマディラ)の印象が強かったポルトガルですが、近年、大きく変化しています。スティルワインの素晴らしさをお伝えしなければ!
明日は現地でお会いしたワイン関係者数名と再会できそうです!
初日29日はポートの名門『サンデマン』から
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ポート・ロッジが並ぶヴィラ・ノヴァ・デ・ガイヤからドウロ川の対岸オポルトを臨む光景
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サンデマンは2002年にソグラペ(ボックスボイテル型のマテウス・ロゼで有名)の傘下に
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接客してくださった長身の紳士サンデマンの7代目ジョージ T. D.サンデマン取締役
ドウロの『オルタ・オゾリオ・ワインズ』ではハウスヴィンテージポート1930が登場
ファミリー経営のオルタ・オゾリオ・ワインズは日本でのインポーターを探しています。
同社の看板ワイン、中央の『アチャド2012(トウリガ・フランカ70%、ソウサン20%、トウリガ・ナショナル10%)』はSAKURA2015でGoldメダルを受賞。明日7日開催予定のポルトガルワイン試飲会@八芳園には顧問のジョアンさん(後列左)も参加します。
現地でのディナーでは、ジョゼ取締役会長(前列中央)の誕生年1930年のポート(画像左)も登場、ボトルから85年の歴史を感じました!
ワインズ・オブ・ポルトガルのエリアマネージャー、チャーミングなフィリパ・アヌンシアソさん(右)
30日は作家壇一雄が愛したダン地域
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『ヴィーニョス・デ・ダレイ』のジョゼ&カルロス親子
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ジョゼさんの名を冠したトップレンジ『ジョゼ(右端)』はスパイシーで凝縮感のあるワイン
コンクリート・ラガール(ポルトガル独自の発酵用容器、上部表面は常時オープン)
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『マグナム・ヴィーニョス』は3人の仲間で立ち上げた3ブランド
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訪問したワイナリーのなかで、発酵用の樽庫の温度・湿度が高く、汗だく。
それがワイン造りの流儀とのことでしたが。
国際コンクールでも高評価の『キンタ・ドス・ロケス』
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カルロスさん自慢のワイナリーは2004年秋に完成、スパークリングから気になるプティ・ヴェルドまでをテイスティング
ファミリー経営の『カーザ・サントス・リマ』は40か国以上に輸出
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「ソフトな触感はシリコン仕上げのように固くなく、自然に優しい」とシニア・ワインメーカーのフレデリコさん
自然に配慮したワイナリー&ミシュランガイドにも載っているレストラン

『エスポラン』(三国ワイン扱い)で12年活躍している女性醸造家サンドラさん
『モンテ・ヴェーリョ』の赤も白も20種(主要は3~4)のぶどうを使ったワイン。フードフレンドリーでとても良いです。サンドラさんは8月にはママに \(^o^)/
併設のレストランでは25歳のシェフが腕を奮っています。供出されたオリーブオイルやパンにもこだわりがあり好感度大。リスボンから車で1時間足らずの超おすすめワイナリー!
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ワイナリー内にはクラシックカーの展示『モンテ・ダ・ラバスケイラ』
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国・内外のコンクールで受賞実績あるワイナリー

『アントニオ・マヌエル・ランカ・エルダデ・グランデ』では、低価格レンジのワインの質感にびっくり
高級レンジはバランスが良く、オリーブオイルも気に入りました!
スパのあるホテル建設の着工もまじかな『アシエンダ・ブランカ』
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今年で6年勤務の32歳で、それ以前は豪州やNZでワイン造りを体験
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新装したばかりのワイナリー『エルメリンダ・フレイタス』
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「女系家族なんです」と後継者のジョアナさん(右)
ワインの説明はクオリティー・マネージャーのアナさん
シャンパン製法のスパークリングにも力を入れています。
最後の晩餐はスパークリング・ワインから
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暑くてもネクタイ着用のビトーさん

空港でのお迎えから最終日まで丁寧な接客マナーで対応してくれたビトーさん
ドウロからダン、バイラーダ、セトゥーバル、アレンテージョ、リスボンと連日移動移動の長旅でしたが、体への負担がなかったのはベンツのシートを含むすべてが快適だったからだと思います。
ワインズ・オブ・ポルトガルに感謝を込めて

Photo by Filipa san
『エスポラン』からもらった麦わら帽子着用での2ショット
今回のプレスツアーはワインジャ-ナリストの山本昭彦さんと私の2名で、ワインズ・オブ・ポルトガルのフィリパさん(日本、カナダ、米国担当)がすべてをコーディネートしてくださいました。
細やかなご配慮、ありがとうございました!
5日間で14ワイナリーの関係者とお目にかかりました。
これから、新聞、ワイン情報誌、ブログ等に詳細をまとめていきます。アルコール強化ワイン(ポートやマディラ)の印象が強かったポルトガルですが、近年、大きく変化しています。スティルワインの素晴らしさをお伝えしなければ!
明日は現地でお会いしたワイン関係者数名と再会できそうです!
タグ:ポルトガルワイン
2015-07-06 23:55
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一昨日ポルト河畔の方のSandemanを訪れました。流石美味しかったですけどロゼのが飲めなかったのが残念。
by gillman (2015-11-19 18:39)
gillmanさん
ロゼポートですね、私もまだ飲んだことがないのですが、
知人が持っているので、いつか開けさせようと狙っています(笑)
by fumiko (2015-11-21 21:32)