『ビニャ・マイポ』ヘッドワインメーカーのマックスさんが造るスーパー・プレミアム・ワイン [チリワイン]
安倍総理の南米5ヵ国(メキシコ、トリニダード・トバゴ、コロンビア、チリ、ブラジル)歴訪は連日現地の様子が放映されていたので南米をより身近に感じていました。折しもチリのビニャ・マイポ社からヘッドワインメーカーのマックス・ウェインラウブさんが来日したので、9か月ぶりに再会できました!
輸入通関実績でチリは第2位(2014年6月データ)
チリワインが躍進しています。
ワイン国別輸入通関実績(2014年1月~6月累計)を見ると、スティルワイン(2リットル以下の容器)では1位のフランス(23,222,294リットル/ 前比99.6%)に続いて、2位はチリ(20,139,513リットル/ 前比120.4%)、3位のイタリアとは415万リットルの差があり、余裕の伸び具合です。
(出典:酒販ニュース 第1851号)
日本市場で期待したい高級路線
キンタ・デ・マイポのブドウ畑ロウワーテラス(CS向き)、アッパーテラス(シラー向き)、ヒルサイド
ビニャ・マイポは1948年創業でサンチャゴから南38kmのマイポヴァレーに位置し、今はコンチャ・イ・トロのグループ(1968年)に属しています。輸出相手国は76ヵ国(2013年現在)、日本は英国、スウェーデンに継いで第3位です。
マックスさん来日の目的のひとつは高級ワインの訴求対策。2011年に発売したスーパー・プレミアム・ワイン『プロテヒード カベルネ・ソーヴィニヨン(CS)』もそのひとつです。マイポ川の川岸、水はけの良いテラス状の畑の一角に凝縮したブドウが実るエリアがあり、そこのCSを使ったワインがプロテヒード!
ビニャ・マイポが誇るシラーは火山灰土壌から!
シラーが好きなマックスさんが、ビニャ・マイポの独特性を示すことが出来るワイン造りを目指して完成したのがアイコンワインの『アルト・タハマール』、シラーの優美さと力強さを表現しています。
ラベルにはその昔、マイポ川の氾濫を防ぐために堤防作りをしていた様子が描かれており、教会の絵はマイポ・タウンの象徴『プリシマ・デ・マイポ教会』
和食とのマリアージュも@赤坂ジパング
マックスさんを囲んで輸入元サントリーの(左から)西村高人さん、岩下浩部長、三宅智子課長
番外編はオリーブと塩の味付海苔で
マックスさんとキンタ・デ・マイポ副セールスディレクターのキャサリン・ウォンさん
築地の丸山海苔店で見つけた海苔(伊リグーリア産オリーブオイル&仏ゲランド産の塩を使った味付海苔)で甲州のスパークリングワインとビニャ・マイポのソーヴィニヨン・ブラン(SB)を試しました。岩塩とオイルの具合が絶妙で、甲州だと塩気と相まってすっきりした印象、SBと合わせると第3の味わいが口中に広がり、よりふくらみを感じました。評判は上々、マックスさんも海苔体験は初めてだった由、食に関して探究心の強いマックスさんだけに興味を持っていただけたことは嬉しかったです。
和の素材を引き立ててくれたのは甲州のスパークリング
野菜のハーブ的なニュアンスはSBと好相性
出汁と鱧(ハモ)はSBだけでなく甲州にも合わせて
ビニャ・マイポのSBはAlcが13.5%と軽く、身体への負担が少ない点が好き
魚介類の軽やかな脂っぽさや青系野菜と良いハーモニー
リミテッド・エディションのシラーに合わせて
とうもろこしの甘さと衣の脂分が素直においしい印象
#1:登美の丘スパークリング甲州2008
「泡が細かく、クリーミー」とマックスさん、シャンパン製法による甲州の魅力を感じていただけた由
甲州は香りが控えめなので、和の素材の引き立て役として最適
#2: グラン ・デヴォション ソーヴィニヨン・ブラン2012
2008年に発売した「グラン・デヴォション」スーパー・プレミアム・シリーズ。フレッシュで爽やか、ライムや青リンゴ、パッションフルーツの香り、バランス良
#3: リミテッド・エディション シラー2010
2007年に2005年VTをリリース。ウルトラ・プレミアム・シリーズの「リミテッド・エディション」はシラー98%、CS2%、香りが魅力的、味わいまろやか、Alcは14.5%と高いのですが、Alc由来の甘さが喉の奥に心地良く癒される気分、上質のシラー!
#4: プロテヒード カベルネ・ソーヴィニヨン2010
CS100%、VTを重ねることでさらにマイポ・ヴァレーのCSの底力が発揮されるはず
#5: アルト タハマール2009
シラー82%、CS18%。30ヶ月の樽熟成(フレンチオーク)で40%新樽、60%2回使用樽
ブラックベリーやブラックチェリー、新樽由来のココアのニュアンス、きれいな酸味と重厚感
マックスさんからサイン入りの『プロテヒードCS2010』のプレゼントが!
マイポのCSの重厚さとエレガンスを備えたワイン、セラーで5年間は寝かせておきます。その頃には輸入していて欲しいです。
現地ビニャ・マイポではショコラ!
マックスさんはコンチャ・イ・トロで7年間経験を積んだ後、2007年にビニャ・マイポのヘッドワインメーカーに。ワイン造りでは「バランスと調和」を大事にしています!(2013年9月撮影)
ビトラルシリーズ、グラン・デヴォションシリーズを中心にテイスティング
最後に私の好きなリミテッド・エディションも登場しました、感激!
この地のテイスティングで、マックスさんに「ビニャ・マイポのSBはAlcが程良いので和食に合わせやすい」とコメントしました。その時、「来月日本に行くよ」とのリアクションがありました。日本に戻って1ヶ月後、サントリーさんの計らいでマックスさんとの再会が実現。10月16日のことですが、柚子の味を好んでいたのが印象的でした。
テイスティングの後で、出してくださったのがショコラ。カベルネやシラーのタンニンとカカオのポリフェノールは合いますよね、特に若いVTは!
紹介したビニャ・マイポのスーパー・プレミアム・ワイン、アイコン・ワインは生産量が少ないので、まだ未輸入状態ですが、サントリーの直営ワインショップ『カーヴ・ド・ヴァン』に極少量在庫がある場合も。EPA効果は確実に出ています。チリの高級ワインの素晴らしさを消費者の皆さんに知っていただくためにも、ビニャ・マイポの高級路線対策が早く実現することを願っています。
9月18日はチリの独立記念日ですね。話題の映画NOも公開されました。
ワインだけじゃないチリ話題、増えそうです♪
輸入通関実績でチリは第2位(2014年6月データ)
チリワインが躍進しています。
ワイン国別輸入通関実績(2014年1月~6月累計)を見ると、スティルワイン(2リットル以下の容器)では1位のフランス(23,222,294リットル/ 前比99.6%)に続いて、2位はチリ(20,139,513リットル/ 前比120.4%)、3位のイタリアとは415万リットルの差があり、余裕の伸び具合です。
(出典:酒販ニュース 第1851号)
日本市場で期待したい高級路線
キンタ・デ・マイポのブドウ畑ロウワーテラス(CS向き)、アッパーテラス(シラー向き)、ヒルサイド
ビニャ・マイポは1948年創業でサンチャゴから南38kmのマイポヴァレーに位置し、今はコンチャ・イ・トロのグループ(1968年)に属しています。輸出相手国は76ヵ国(2013年現在)、日本は英国、スウェーデンに継いで第3位です。
マックスさん来日の目的のひとつは高級ワインの訴求対策。2011年に発売したスーパー・プレミアム・ワイン『プロテヒード カベルネ・ソーヴィニヨン(CS)』もそのひとつです。マイポ川の川岸、水はけの良いテラス状の畑の一角に凝縮したブドウが実るエリアがあり、そこのCSを使ったワインがプロテヒード!
ビニャ・マイポが誇るシラーは火山灰土壌から!
シラーが好きなマックスさんが、ビニャ・マイポの独特性を示すことが出来るワイン造りを目指して完成したのがアイコンワインの『アルト・タハマール』、シラーの優美さと力強さを表現しています。
ラベルにはその昔、マイポ川の氾濫を防ぐために堤防作りをしていた様子が描かれており、教会の絵はマイポ・タウンの象徴『プリシマ・デ・マイポ教会』
和食とのマリアージュも@赤坂ジパング
マックスさんを囲んで輸入元サントリーの(左から)西村高人さん、岩下浩部長、三宅智子課長
番外編はオリーブと塩の味付海苔で
マックスさんとキンタ・デ・マイポ副セールスディレクターのキャサリン・ウォンさん
築地の丸山海苔店で見つけた海苔(伊リグーリア産オリーブオイル&仏ゲランド産の塩を使った味付海苔)で甲州のスパークリングワインとビニャ・マイポのソーヴィニヨン・ブラン(SB)を試しました。岩塩とオイルの具合が絶妙で、甲州だと塩気と相まってすっきりした印象、SBと合わせると第3の味わいが口中に広がり、よりふくらみを感じました。評判は上々、マックスさんも海苔体験は初めてだった由、食に関して探究心の強いマックスさんだけに興味を持っていただけたことは嬉しかったです。
和の素材を引き立ててくれたのは甲州のスパークリング
野菜のハーブ的なニュアンスはSBと好相性
出汁と鱧(ハモ)はSBだけでなく甲州にも合わせて
ビニャ・マイポのSBはAlcが13.5%と軽く、身体への負担が少ない点が好き
魚介類の軽やかな脂っぽさや青系野菜と良いハーモニー
リミテッド・エディションのシラーに合わせて
とうもろこしの甘さと衣の脂分が素直においしい印象
#1:登美の丘スパークリング甲州2008
「泡が細かく、クリーミー」とマックスさん、シャンパン製法による甲州の魅力を感じていただけた由
甲州は香りが控えめなので、和の素材の引き立て役として最適
#2: グラン ・デヴォション ソーヴィニヨン・ブラン2012
2008年に発売した「グラン・デヴォション」スーパー・プレミアム・シリーズ。フレッシュで爽やか、ライムや青リンゴ、パッションフルーツの香り、バランス良
#3: リミテッド・エディション シラー2010
2007年に2005年VTをリリース。ウルトラ・プレミアム・シリーズの「リミテッド・エディション」はシラー98%、CS2%、香りが魅力的、味わいまろやか、Alcは14.5%と高いのですが、Alc由来の甘さが喉の奥に心地良く癒される気分、上質のシラー!
#4: プロテヒード カベルネ・ソーヴィニヨン2010
CS100%、VTを重ねることでさらにマイポ・ヴァレーのCSの底力が発揮されるはず
#5: アルト タハマール2009
シラー82%、CS18%。30ヶ月の樽熟成(フレンチオーク)で40%新樽、60%2回使用樽
ブラックベリーやブラックチェリー、新樽由来のココアのニュアンス、きれいな酸味と重厚感
マックスさんからサイン入りの『プロテヒードCS2010』のプレゼントが!
マイポのCSの重厚さとエレガンスを備えたワイン、セラーで5年間は寝かせておきます。その頃には輸入していて欲しいです。
現地ビニャ・マイポではショコラ!
マックスさんはコンチャ・イ・トロで7年間経験を積んだ後、2007年にビニャ・マイポのヘッドワインメーカーに。ワイン造りでは「バランスと調和」を大事にしています!(2013年9月撮影)
ビトラルシリーズ、グラン・デヴォションシリーズを中心にテイスティング
最後に私の好きなリミテッド・エディションも登場しました、感激!
この地のテイスティングで、マックスさんに「ビニャ・マイポのSBはAlcが程良いので和食に合わせやすい」とコメントしました。その時、「来月日本に行くよ」とのリアクションがありました。日本に戻って1ヶ月後、サントリーさんの計らいでマックスさんとの再会が実現。10月16日のことですが、柚子の味を好んでいたのが印象的でした。
テイスティングの後で、出してくださったのがショコラ。カベルネやシラーのタンニンとカカオのポリフェノールは合いますよね、特に若いVTは!
紹介したビニャ・マイポのスーパー・プレミアム・ワイン、アイコン・ワインは生産量が少ないので、まだ未輸入状態ですが、サントリーの直営ワインショップ『カーヴ・ド・ヴァン』に極少量在庫がある場合も。EPA効果は確実に出ています。チリの高級ワインの素晴らしさを消費者の皆さんに知っていただくためにも、ビニャ・マイポの高級路線対策が早く実現することを願っています。
9月18日はチリの独立記念日ですね。話題の映画NOも公開されました。
ワインだけじゃないチリ話題、増えそうです♪
タグ:ビニャ・マイポ
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