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Ordre des Coteaux de Champagne シャンパーニュ騎士団@帝国ホテル ~ローラン・ペリエを中心にして~ [シャンパーニュ騎士団]

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5月22日、帝国ホテルでシャンパーニュ騎士団叙任式典&ガラ・ディナーが開催されました。
この日は日中3回も土砂降りがありましたが、雨にあたることなく行動できたのは本当にラッキー
その幸運が晩餐会終宴まで続いた、シャンパンだけのスペシャルタイムに感謝です!

叙任式典ではシュヴァリエ76名、オフィシエ11名、オフィシエドヌール3名の計90名が受章しました。おめでとうございます!!

アペリティフはローラン・ペリエ(LP)ブースで
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アペリティフの時間は6メゾンをグラスシャンパンで楽しみました。
■ベスラ・ド・ベルフォン〝キュヴェ・デ・モワン ブラン・ド・ブラン〟
■ポール・グール〝”ブリュット・ブラン・ド・ブラン プルミエ・クリュ〟
■ペリエ・ジュエ〝グラン・ブリュット〟
■ポメリー〝ブリュット・ロワイヤル〟
■ヴァランケン〝ディアマン・ブリュット〟
■ローラン・ペリエ〝キュヴェロゼ〟

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サントリーのLP担当の福田宙さんはブースでサービスを

IMG_3048 (2) 大越&阿部ソムリエと.jpg
私はLPから2012年5月にオフィシエの称号をいただいたのですが、阿部ソムリエも同年、LPからオフィシエを受章している同期組です! 大越ソムリエとはお昼のデュヴァル・ルロワ プレスランチョンからほぼ同じような行動で

IMG_3012 (2)  キャロルさんと大越さん.jpg
12時30分から別のホテルで実施したデュヴァル・ルロワのキャロルさんを囲んでの業界女子会(14名)、通訳をしていたのが黒一点の大越さんです。キャロルさんは大越さんの仕事ぶりに満足のご様子でした。

内容充実&パフォーマンス最高のガラ・ディナー
シャンパーニュ騎士団の団長もドラピエのミッシェルさんからドゥーツのファブリス・ロセさんに交代し、日本支部総領事にはトゥ―ルダルジャンのクリスチャン・ボラーさんが就任しています。

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テーブルには赤と金の折鶴と起き上がり小法師が!
折り鶴はアリオナ・ミッシェルさんのデザイン。シャンパーニュをテーマに女性らしい感性で、和紙を使って折った蝶。フランスを表す赤、ゴールドは幸せの色だそうです。
起き上がり小法師は福島県会津最古の民芸品。転んでも転んでも起き上がる〝七転八起〟の意味から、いつでも元気に働けるように、家族や財産が増えるように等の願いを込めて神棚に飾る縁起もの。この小法師は赤、白、青、黒の4色使いなので、トリコロールカラー、日の丸カラーを含んでいますね、ニクイ心遣い

日本の美、伝統美、書で〝泡〟と〝楽〟IMG_3060 .jpg
尺八はブルース・ヒューバナーさん、お琴はマクイーン時田・深山さんによるKoto Shakuhachi Duo『ブルーノ&ミヤマ』

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演奏を背景に、書家の小川啓華さんのパフォーマンスも加わり

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三者三様の〝和〟の世界が、とってもイイ感じ!

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完成した字はシャンパンの泡を楽しむ・・・〝泡〟と〝楽〟、ステキ!

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ご招待いただいたお席はなんとサントリーの櫻井鋼社長とローラン・ペリエの輸出部長ジャン・クリスチャンの間ヽ(^o^)丿 身に余る光栄です。

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LPのシャンパンは晩餐会では供出されないのでテーブルで楽しみました。

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ラングスティーヌとグリーンアスパラガスの柔らかいゼリー寄せ柚子風味&G.H.マム ブラン・ド・ブラン マム・ド・クラマンと合わせて
アスパラガスの皮の繊細な処理、柚子使い等、ティエリーシェフのスタイルを感じました。文句なしの相性!

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人参の冷たいヴルテ マンゴーと生姜&デュヴァル・ルロワ キュヴェ・ファム・ド・シャンパーニュ2000と
オレンジと白の層がきれい、マンゴーの甘さとファムの熟成感、生姜がファムのスパイシーな要素と絶妙、口中でのこの食感は忘れられません、素晴らしい!

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行者にんにくを香らせたハタのロースト 赤玉葱 じゃがいものフォンダン モワルを添えて&キュヴェ・アラン・ティエノ ミレジメ2002
なかでもじっくり煮込んだ赤玉葱の風味とティエノの秀逸なヴィンージ2002年の旨味、複雑味のバランスが印象的

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檀上のシャンパンはティエノ。毎回ダニエル・ロルソンさんが供出シャンパンを紹介。ボトルはすべてマグナム(1500ml)です。

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千倉産アワビの海藻バター風味 モリーユ茸のデュクセルとレフォールで風味づけた豆腐のエミュルシオ、肝のソース&サロン2002
MLFをしていないサロンのフレッシュ感と熟成感がアワビと海藻バターソースのヨード香とマッチ、アワビ好きにはたまらない食感、噛み心地でした。ティエリーさんの技を感じます。

ブレス産プーラルドとトリュフ ジェラールシェフとつくっていた様に&ビルカール・サルモン キュヴェ・ニコラ・フランソワ・ビルカール・ミレジメ1999
1999はまさに飲み頃、料理の重厚感とシャンパンの熟成感が良く合っていました。

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檀上で紹介中のビルカール・サルモン キュヴェ・ニコラ・フランソワ・ビルカール1999

ラングルのティラミス仕立て ヘーゼルナッツ みかん ランスヴィネガーのジュレと共に&ドラピエ キュヴェ・ミレジメ・エクセプション2002
シャンパーニュ地方のウォッシュチーズ、ラングルの熟成具合最高、ここにドラピエのアーモンド風味や熟した柑橘系果実のニュアンスが重なり、素敵な相性。この一皿はドラピエだけでなく、供出されているシャンパンそれぞれとも素敵なマリアージュを示していました。美味しすぎて料理もシャンパンも画像失念sorry~

デザート名は〝まさに太陽の真下で〟&ドゥーツ キュヴェ・ウイリアム・ドゥーツ1998
ドゥーツのトップキュヴェ、味わうだけで幸せな気分になります。さすが団長のメゾンです!

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しんがりのシャンパンはシャンパーニュ騎士団のファブリス・ロセ団長のドゥーツでした!

カフェ 小菓子とオリジナルショコラ

われらがローラン・ぺリエテーブルで!
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今回LPからオフィシェドヌールを受章した北野武(ビートたけし)さんが光栄にも対面のお席だったので、気取りのないたけしさんの人柄にふれることができました。たけしさんファンの到来でこのテーブルが一番元気だった様な気がします。

サントリーの櫻井鋼社長とLPのジャン・クリスチャン、帝国ホテル『レ・セゾン』のティエリー・ヴォワザンシェフも交えての記念ショット。たけしさんはグラン・シエクルがお好きと聞いていたので、「なぜグランシクル?」と質問したところ、「飲みやすいから」とのお返事が。グラン・シエクルはLPのトップキュヴェですが、ヴィンテージ表記はなく、直近の最高に良い3ヴィンテージをブレンドした特別なシャンパンです。サントリーの櫻井社長も喜んでおりました!

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われらのテーブル・・櫻井社長(右から2人目)と営業本部長の鈴木匡哉さん、仏美人クララ・ボダンさんは今回MCを担当、日本在25年で日本語がお上手です。永野寿子さんは2012年LPからのオフィシエ受章をしているので、阿部ソムリエや私と同じ。たけしさんつながりは永野さんあってのことだった由、さすがワイン界で凄い人脈をお持ちのファムです。後方の男性ミシェル・テマンさんはビートたけしさんについての書籍『Kitano par Kitano』のライター。上海在のジャーナリストで、日本での滞在経験もおありとのこと。皆さま、大変お世話になりました。

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フィナーレはシャンパーニュ騎士団から参加したシャンパンメゾンの皆さまの紹介

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シェフの皆さまの紹介、なかでもティエリーさんには会場から熱いエールと拍手が!

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素晴らしい皆さまと一緒に、大好きなシャンパンの世界で、充実した時間を過ごすことができました。シャンパーニュ騎士団の会は受章もあり、2005年から参加していますが、日本支部が新体制になって、今までで一番内容の濃い会になっていたと断言できます! 櫻井社長も「今回はいろいろ凝っていますね」とおっしゃっていましたが、一皿一皿の見事さ、パフォーマンス等、細部への徹底したこだわりを感じました。

1984年に来日後、トゥ―ルダルジャンの日本代表として尽力なさってきたクリスチャン・ボラーさん、ちなみにボラーさんも2012年LPからのオフィシエ受章者です!  そして、もうひとり、シャンパーニュ出身で、星付きシェフであり、シャンパーニュと料理との相性にかけてはピカ一の存在テイエリー・ヴォワザンシェフ! 私はおふたりの知恵と才覚が発揮されたと感嘆しています。ありがとうございました!

最後にサントリーの櫻井社長をはじめとするLPメンバー、新村聡部長、福田宙さん、また現地ローラン・ペリエの親愛なるジャン・クリスチャンにも心から感謝しています。本当にありがとうございました!!
拙ブログがサントリー&ローラン・ペリエの佳き日の記録になれば、とてもとても嬉しいです。

感謝を込めて!!

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gillman

サントリー、がんばってますね。昨日からリトアニアに来ています。アリタ社のスパークリングワインを飲んでみました。 でも、ブドウ栽培は無理そうなので、ここはやっぱりビールの国ですかね。

by gillman (2014-05-27 23:21) 

fumiko

はい、頑張っていますね。
リトアニアは未踏の地です。
Gillmanブログ報告、楽しみにしています!
良きご旅行を!!
by fumiko (2014-05-29 22:44) 

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