デブラ・メイバーグMWによるPremium Wines of Chile [チリ・アルゼンチン報告]
ワインズ・オブ・チリ主催のチリのプレミアムワイン

(左から)特別ゲストのパトリシオ・トーレス駐日チリ共和国特命全権大使、講師のデブラ・メイバーグMW、ベルナルド・ボクツ ワインズ・オブ・チリ アジア地区マネージャー、ヘルマン・ベック チリ貿易振興局プロチレ日本オフィス代表
10月29日、ワインズ・オブ・チリ主催のプレミアム・チリワイン テイステイング・ディナーが開催されました。講師はマスター・オブ・ワイン(MW)、スレンダーな知的才女デブラ・、エイバーグさんです。生まれも育ちもカリフォルニアで、ファミリーはぶどう栽培に関わっていた由、現在デブラさんは香港在住26年です。
前比快調チリワイン!
ワインに造詣が深いパトリシオ・トーレス大使は、「素晴らしいテロワール、人々の情熱、勤勉さによって生産されたチリワインは 国際的にも高く評価されており、チリのプレミアムワイン、アイコンワインは世界の名だたるワインと肩を並べています。チリのワイン業界は単に良いワインを造るというだけではなく、新しい産地、新しい品種についても探求しています。多様性に富んだ気候のチリはオーガニックへの取り組みも盛んです。これからもさらにエクサイティングなことが起こります」とあいさつ。
ワインズ・オブ・チリのベルナルド・ボクツさんは「日本は2012年12月時点で輸出量第4位。前比は数量ベースで36%増、金額ベースで38%増、好調です。日本は重要な位置にあり、かつ、他のアジア市場も20%以上の成長率を示しています。このような背景からワインズ・オブ・チリではアジアにオフィスを設立するに至りました」と述べ、加えて、「2020年までにワイン生産地域としてサステイナブルではニューワールドナンバーワンの地位を獲得することを目標にしています」との決意表明もありました。
プレミアムワインはウエルカムドリンクのコノスルからバルディビエソの甘口ワインまで

会場はグランドハイアット東京、料理はステファン・フーシェ ヘッドシェフ
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仔羊フィレ肉のグリル チミチュリソース チキンのロースト スモークパプリカクーリ
ビーフエンパナーダ
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アボカドで巻いた近海マグロのタルタル 黒オリーブのクルトン
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温かい鴨胸肉のティースモーク 無花果とプラムのチャッネ

デブラさんはエレガントなワインパフォーマー!
会場を自在に動き回りながらレクチャーしていきます。

画像提供:Wines of Chile
ディナーの最後は、「テストをします!」ということで、嘘ホントクイズをしたのですが、「全員立ってください」から始まり、Q:チリの成功の1つは冷涼なアンデス山脈があるから。ホントだと思う人はピースサインをしてください、とか、Q:ワインの酸味は舌の側面で感じる、ホントだと思う人は近くにいる人の肩に触れてください・・・といった具合で、静かにしてはいれらない講義でした。
7日から始まる香港インターナショナルW&Sフェア2013もデブラさんが仕切るワインコンファレンスやセミナーが多いので、私も体力を温存して参加してきます!
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賀茂茄子のラザニア仕立て ポルチーニ茸のラグーソース
シャープチェダーチーズ
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チリ産サーモンのポワレ シナモンの香る赤ワインのレデュクション
う~ん、これはチリ産サーモンの旨味、良さが出ていなくて、凄く残念でした
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北海道産鹿ロース肉のロースト ポワブラードソース、根セロリとトリュフのピュレ添え
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パッションフルーツとマンゴーのパブロバ パイナップルとココナッツのシャーベット
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(前列左から)
■ウエルカムドリンク コノスル20バレル シャルドネ2012
#1:ラ・カピターナ・カルメネール2012(ビニャ・ラ・ローサ)
女性キャプテンの名を持つワイナリー
新鮮な赤い果実と程よい酸味、チリにとって宝物のようなぶどう品種がカルメネール
#2:ドン・レカ・キュヴェ2008(同上)
2008年VTはここ40年間で一番冷涼な気候、爽快な酸味が魅力
#3:アルト・タハマール2009(ビニャ・マイポ)
マイポはカベルネブレンドで知られていますがタハマールはシラー主体
マイポ川の氾濫を防ぐ石の壁の意
#4:オシオ・ピノ・ノワール2011(コノスル)
コノスルのあるチンバロンゴは霧が濃いエリア(フォギーゾーン)の意味
チリのピノ・ノワールではベスト
#5:トリプルC(サンタ・リタ)
3つのC、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネールのブレンド
(後列左から)
#6:ドン・ベルナルダ2010(ルイス・フェリペ・エドワーズ)
エドワーズはチリのなかでも歴史の古い名、若々しく活き活き、ワイルドでハーブのニュアンスも
#7:ワインメーカーズ・リザーブ・カルメネール・ブレンド2009(カルメン)
黒系の果実ブラックベリー、ブラックチェリー、プラムをイメージさせる凝縮感にあふれたワイン
#8:LFE900 シングル・ビンヤード2010(ルイス・フェリペ・エドワーズ)
LFEはオーナーの頭文字、900はワイン畑の標高を表示しているのでは、とデブラさん
#9:カバリーニョ・ロコNo13/別名クレージー・ホース(バルディビエソ)
#10:ボトリティス・セミヨン2011(同上)
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#3のビニャ・マイポ『アルト・タハマール2009』と#9のバルディビエソ『カバーリョ・ロコNo13』のボトルがないですね。
アルト・タハマールは下記マックスさんのところに載せてあります。ロコNo13は9月の現地報告バルディビエソのページを覗いてみてください。今回のラストワイン、日本未入荷の『エクラ・ボトリティス・セミヨン2001』と併せて報告してあります。
>>>http://non-solo-vino.blog.so-net.ne.jp/2013-09-22
10月はチリのワインメーカーの来日が続きました。
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ディナーに供出された#3ビニャ・マイポ『アルト・タハマール2009』のワインメーカー、マックス・ワインラウブさんとは輸入元のサントリー・ワインインターナルの田中部長とマイポグループのご配慮で、16日にお目にかかることができました。現地で、マックスさんに「和食との相性を是非試して欲しい」と言っていた私の願いを聞き入れてくださった田中部長には大いに感謝
です。マックスさんは〝柚子〟がとってもお気に召したようです。
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アイコンワインの『アルト・タハマール』は日本未輸入のワインなのですが、マックスさんから貴重なサインボトルをいただきました! 由緒あるマイポの教会をロゴにしているビニャ・マイポについては現地&来日報告をまとめて後日ブログに載せます。

デブラさんがセミナー中、「ハンサムガイのワインメーカー」と言っていたのがコノスルのアドルフォ・フルタードさんです。創立20周年を迎えたコノスルの輸入元スマイルさんの招聘で来日していたアドルフォさんとは24日にお目にかかることができました。
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シェ松尾で行われたディナーにも『オシオ2011』が登場。同社のトップレンジ、ピノ・ノワール100%のプレミアムワインです。来年半ば以降にはカベルネ・ソーヴィニヨン100%のアイコンカベルネがリリースされる予定です。彼が手にしているボトルがそうなのですが、まだラベルもメーミングも決まってないそうです、現在ボトル熟成中で、総本数は3000本、日本には何本入荷されるのかなぁ
安いワインというイメージを払拭し、チリのプレミアムワインが注目されはじめています。
ワインズ・オブ・チリのベルナルドさんの決意表明にもあったように、
2014年、チリワインはさらに躍進すると思います!!

(左から)特別ゲストのパトリシオ・トーレス駐日チリ共和国特命全権大使、講師のデブラ・メイバーグMW、ベルナルド・ボクツ ワインズ・オブ・チリ アジア地区マネージャー、ヘルマン・ベック チリ貿易振興局プロチレ日本オフィス代表
10月29日、ワインズ・オブ・チリ主催のプレミアム・チリワイン テイステイング・ディナーが開催されました。講師はマスター・オブ・ワイン(MW)、スレンダーな知的才女デブラ・、エイバーグさんです。生まれも育ちもカリフォルニアで、ファミリーはぶどう栽培に関わっていた由、現在デブラさんは香港在住26年です。
前比快調チリワイン!
ワインに造詣が深いパトリシオ・トーレス大使は、「素晴らしいテロワール、人々の情熱、勤勉さによって生産されたチリワインは 国際的にも高く評価されており、チリのプレミアムワイン、アイコンワインは世界の名だたるワインと肩を並べています。チリのワイン業界は単に良いワインを造るというだけではなく、新しい産地、新しい品種についても探求しています。多様性に富んだ気候のチリはオーガニックへの取り組みも盛んです。これからもさらにエクサイティングなことが起こります」とあいさつ。
ワインズ・オブ・チリのベルナルド・ボクツさんは「日本は2012年12月時点で輸出量第4位。前比は数量ベースで36%増、金額ベースで38%増、好調です。日本は重要な位置にあり、かつ、他のアジア市場も20%以上の成長率を示しています。このような背景からワインズ・オブ・チリではアジアにオフィスを設立するに至りました」と述べ、加えて、「2020年までにワイン生産地域としてサステイナブルではニューワールドナンバーワンの地位を獲得することを目標にしています」との決意表明もありました。
プレミアムワインはウエルカムドリンクのコノスルからバルディビエソの甘口ワインまで

会場はグランドハイアット東京、料理はステファン・フーシェ ヘッドシェフ
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仔羊フィレ肉のグリル チミチュリソース チキンのロースト スモークパプリカクーリ
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アボカドで巻いた近海マグロのタルタル 黒オリーブのクルトン
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温かい鴨胸肉のティースモーク 無花果とプラムのチャッネ

デブラさんはエレガントなワインパフォーマー!
会場を自在に動き回りながらレクチャーしていきます。

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ディナーの最後は、「テストをします!」ということで、嘘ホントクイズをしたのですが、「全員立ってください」から始まり、Q:チリの成功の1つは冷涼なアンデス山脈があるから。ホントだと思う人はピースサインをしてください、とか、Q:ワインの酸味は舌の側面で感じる、ホントだと思う人は近くにいる人の肩に触れてください・・・といった具合で、静かにしてはいれらない講義でした。
7日から始まる香港インターナショナルW&Sフェア2013もデブラさんが仕切るワインコンファレンスやセミナーが多いので、私も体力を温存して参加してきます!
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チリ産サーモンのポワレ シナモンの香る赤ワインのレデュクション
う~ん、これはチリ産サーモンの旨味、良さが出ていなくて、凄く残念でした
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■ウエルカムドリンク コノスル20バレル シャルドネ2012
#1:ラ・カピターナ・カルメネール2012(ビニャ・ラ・ローサ)
女性キャプテンの名を持つワイナリー
新鮮な赤い果実と程よい酸味、チリにとって宝物のようなぶどう品種がカルメネール
#2:ドン・レカ・キュヴェ2008(同上)
2008年VTはここ40年間で一番冷涼な気候、爽快な酸味が魅力
#3:アルト・タハマール2009(ビニャ・マイポ)
マイポはカベルネブレンドで知られていますがタハマールはシラー主体
マイポ川の氾濫を防ぐ石の壁の意
#4:オシオ・ピノ・ノワール2011(コノスル)
コノスルのあるチンバロンゴは霧が濃いエリア(フォギーゾーン)の意味
チリのピノ・ノワールではベスト
#5:トリプルC(サンタ・リタ)
3つのC、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネールのブレンド
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#6:ドン・ベルナルダ2010(ルイス・フェリペ・エドワーズ)
エドワーズはチリのなかでも歴史の古い名、若々しく活き活き、ワイルドでハーブのニュアンスも
#7:ワインメーカーズ・リザーブ・カルメネール・ブレンド2009(カルメン)
黒系の果実ブラックベリー、ブラックチェリー、プラムをイメージさせる凝縮感にあふれたワイン
#8:LFE900 シングル・ビンヤード2010(ルイス・フェリペ・エドワーズ)
LFEはオーナーの頭文字、900はワイン畑の標高を表示しているのでは、とデブラさん
#9:カバリーニョ・ロコNo13/別名クレージー・ホース(バルディビエソ)
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#3のビニャ・マイポ『アルト・タハマール2009』と#9のバルディビエソ『カバーリョ・ロコNo13』のボトルがないですね。
アルト・タハマールは下記マックスさんのところに載せてあります。ロコNo13は9月の現地報告バルディビエソのページを覗いてみてください。今回のラストワイン、日本未入荷の『エクラ・ボトリティス・セミヨン2001』と併せて報告してあります。
>>>http://non-solo-vino.blog.so-net.ne.jp/2013-09-22
10月はチリのワインメーカーの来日が続きました。
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ディナーに供出された#3ビニャ・マイポ『アルト・タハマール2009』のワインメーカー、マックス・ワインラウブさんとは輸入元のサントリー・ワインインターナルの田中部長とマイポグループのご配慮で、16日にお目にかかることができました。現地で、マックスさんに「和食との相性を是非試して欲しい」と言っていた私の願いを聞き入れてくださった田中部長には大いに感謝
![[黒ハート]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/136.gif)
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アイコンワインの『アルト・タハマール』は日本未輸入のワインなのですが、マックスさんから貴重なサインボトルをいただきました! 由緒あるマイポの教会をロゴにしているビニャ・マイポについては現地&来日報告をまとめて後日ブログに載せます。

デブラさんがセミナー中、「ハンサムガイのワインメーカー」と言っていたのがコノスルのアドルフォ・フルタードさんです。創立20周年を迎えたコノスルの輸入元スマイルさんの招聘で来日していたアドルフォさんとは24日にお目にかかることができました。
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安いワインというイメージを払拭し、チリのプレミアムワインが注目されはじめています。
ワインズ・オブ・チリのベルナルドさんの決意表明にもあったように、
2014年、チリワインはさらに躍進すると思います!!
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