新春特別企画、ワインあてクイズで遊びましょう! 『レ・ミゼラブル』のヒュー・ジャックマンとジャン・バルジャン! [映画でワイン・レッスン]
アカデミー賞のノミネート発表は10日(現地時間)、もうすぐですね!
ヒュー・ジャックマン ファンの私は、もちろんレ・ミゼラブルを応援しています。
今週木曜日1月10日刊の産経EX【ワインのこころ】は、ヒュー・ジャックマンが演じたジャン・バルジャンをイメージした赤ワインについて書いています。豪州出身のジャックマンなので、彼には豪州ワインが一番似合うと思っています(私の独断です)
そこで・・・
今日7日(月)から9日(水)24時までを応募期間として、ワインあてクイズをいたします。豪州ワインの日本窓口であるワインオーストラリア日本事務所の手島代表に相談し、素敵なワインをご協賛いただけることが決まりました。新春ならでは、です。
ツイッター(ひとり1回)で、a:ワイナリー名、b:ワイン名(ヴィンテージは不要)の2つを書いて、ハッシュタグ#aussiewine でご応募ください。当選者3名様(当選者多数の場合は抽選)にワインオーストラリア日本事務所から日本未輸入ワインをプレゼントいたします。
さて、ワインのヒントですが、ジャン・バルジャンが19年間服役したからといって、長いこと寝ていたワインということではありません。ヴィンテージは不要ですし
あくまで、ジャックマンが演じたジャン・バルジャンのイメージです。
(1)服役していたジャン・バルジャンは過酷な状況に耐えた強靭な肉体の持ち主、パワーを連想
(2)釈放後は司教の愛により、“理性”を取り戻し、知的な要素が加わる
(1)と(2)は私が考える「ぶどうのイメージ」、それらが「ワインになった時のイメージ」です。ブレンドですね。
(3)時代背景から考えて、大手=権力を連想してしまうので、選択肢からは外してよいかも
(4)中規模、小規模のワイナリーで、フィジカルな要素を感じさせるところは
な~んて、ここまで書けば・・・2013年、ワイン界のより大きな活性化を願いつつ、ワインラバーの皆さま、豪州ワインファンの皆さまと、ワインクイズが楽しめればとっても嬉しいです。
ワイン名の発表は産経EXの発刊日の10日、サイトにアップされ次第、お知らせします。
皆さまからのご応募、お待ちしております!
追記!
ワインオーストラリア日本事務所にツイートでご応募くださった皆さま、ありがとうございました!
厳選なる抽選の結果、3名様に日本未輸入ワインが当たりました。おめでとうございます!!!
詳しくは@apluswines_jpのツイートで!
ブログの続編もご覧ください
「ワインをもっと身近に」を感じていただきたくて、新年のワイン当てクイズを発信してみました。当選なさった3名のワインラバーさま、おめでとうございます!!
また、ご興味を持ってくださった皆さま、本当にありがとうございました!
2012年12月から公開されている『レ・ミゼラブル』、必見ですよ!
本日刊の産経EXワインのこころで、私はヒュー・ジャックマン演じるジャン・バルジャンのイメージワインについて書きました。そのこころは・・・豪・南オーストラリア州バロッサ・ヴァレーにあるトルブレックの『ラン・リグ』でした。
(左)初めて出逢ったのは2007年の現地訪問で2004年ヴィンテージをテイスティング
(右)最新ヴィンテージの2009年は唯一無二、シラーズ100%。生産者のディヴィッド・パウエルさんは「2週間だけものすごい良い天気が続いたので、シラーズが今までで最高の出来になり、通常ヴィオニエを少し加えますが、2009年だけは入れませんでした」とコメント。
少しだけヴィオニエを加える効果については「アロマが豊かになります」と答えていました。
豪州の冷涼なエリアでローヌ・スタイルを取り入れている生産者にとっての“ヴィオニエ添加”はアルコール度数を引き上げる効果を考えてのことだそうです。
トルブレックの外観、広大なエリアに建てられたシンプルなワイナリー 撮影:2007年3月23日
屋根の下には整然とステンレスタンクが並んでいました
2007年当時のパウエルさん
昨年来日していたパウエルさん、お顔つきが優しい感じになりましたね
今や世界的人気になっている『トルブレック』です。デイヴィッド・パウエルさんは昨年10月に来日、日本初登場となる白ワイン『ステディング・ブラン2010(左から2番目)』を披露。フランス・ローヌ地方を代表する白ぶどうマルサンヌ58%、同ルーサンヌ29%、同ヴィオニエ13%のブレンドで、マルサンヌはフレンチオーク、他の2品種はステンレスタンクで熟成。時間の経過で香り&味わいの変化が顕著、旨味を感じさせるワイン
スコットランドで森の管理人、木こりをしていたパウエルさんの前職をワイン名にしたウッドカッター。白ワイン『ウッドカッターズRVM2011(最左)』はやはりマルサンヌ・ルーサンヌ・ヴィオニエで飲みやすい軽快なタイプ。赤ワイン『ウッドカッターズ・シラーズ2011(左から3本目)』はバランスの良さが印象的
『ファクター2008(左から4本目)』はシラーズ100%、色調も濃厚で厚みがあり、なかで最も男性的なワイン。新樽率30%、フレンチオークで2年間熟成。「2008年は『ラン・リグ』が生産できなかったので、ラン・リグに使う予定のぶどうをファクターにブレンドしています」とパウエルさん。スコットランドにいたころの上司を連想させるような命名「土地の管理人」を意味しています。
『ディセンダント2008(左から5本目』はシングルヴィンヤード(単一畑)のワイン、ローヌ・スタイルでシラーズとヴィオニエ8%の混醸。1994年(長男誕生の年)に植樹したぶどう樹を使用、18ケ月樽熟成、新樽は使わず、ラン・リグに使用した一空(いちあき)樽を使用しているので、ディセンダンド(子孫の意味)と命名。凝縮感とスパイシーさのあるワイン
アジア市場で伸びているトルブレックは、当然中国でも人気が出ています。ワインに感じるスパイシーさ、エスニック的要素は中国料理とも良く合います
今回、ヒュー・ジャックマン演じるャン・バルジャンになぞらえたワイン『ラン・リグ2009(最右)』
2009年だけは通常加えている“ヴィオニエ”は入れていません。新樽率60%で、ノン・フィルター。新樽由来のコーヒーやモカの風味、口中でぶどうの旨味が広がり、インパクトは圧巻ですが、厚みだけでないソフトな印象、余韻を残しながら消えていく味わいは絶品。ちなみにワイン名の由来は、2つあって、1つは好きなバンド名。もう1つはスコットランドの農園制度からきたもので、rigは崖を意味している由
豪州のシラーズを知るための良き教材
最後に、2012年9月11日に行われた限定セミナーランドマークオーストラリア マスタークラス ~オーストラリア最高峰のシラーズを知る~のUstreamをリンクしておきます。後半の1時間以降にラン・リグも登場します。講師はマイケル・ヒル・スミスMW 、モデレーターは佐藤吉司氏
作成:ワインオーストラリア日本事務所
オーストラリアワインファンがたくさん増えれば幸いです。
ワインオーストラリア日本事務所の手島代表、大津さま、サポートありがとうございました!
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