『日本で飲もう最高のワイン2012』表彰式と大盛況だったワインテイスティング会! [ワイン]
1週間前、椿山荘で『日本で飲もう最高のワイン2012』の表彰式があり、ベストワイン、コストパフォーマンスワイン、国産ベストワインが発表されました。
5月の審査会の関連ブログはhttp://non-solo-vino.blog.so-net.ne.jp/2012-06-03
藤田観光発表の5月の審査結果はコチラです。
参加者倍増のテイスティング会はワインのこころで
専門審査員&愛好家の合計点数が最高得点だった(ゴールドメダル以上の)受賞ワインに授与されるのがベストワイン。ゴールドメダル以上のワインで、小売価格1500円以下のワインに与えられるのがコストパフォーマンスワイン、これはウチ飲みにおすすめです。そして、双方の審査員の合計点数が最高得点だった国産ワインに与えられるのが国産ベストワインです。白は勝沼醸造さんの甲州、赤は昨年カベルネで同賞を受賞した井筒ワインさんでした。ベストワイン等の一覧はコチラで!
壇上に勢ぞろいした受賞者の皆さん。ゲストは左から5人目の樹林ゆう子さん、『神の雫』の作者で弟の伸さんと亜樹直という名で活躍中です。その右隣が品評会の審査員長柳田藤寿氏、続くおふたりは藤田観光の森本昌憲会長と同田口泰一副社長です。
5月の審査で印象深かった甲州
双方の審査員から高評価を得ていた勝沼醸造のワイン
白百合醸造のロリアン勝沼甲州もプラチナメダル、酸も余韻もとてもきれいな甲州
樹林ゆう子さんは白百合醸造のブースで甲州をチェック
左から2人目は醸造担当の東海林敏子さん、内田社長ご夫妻も
国産ベストワインは
国産ベストワインのアルガブランカ・ヴィニャル・イセハラ2011(左)と井筒ワインNACメルロー2011。国産ワインの品質は大きく変化しています、まだお試しでない方は是非!
待望のベストワインは
白・辛口部門はニュージーランドのクラウディー・ベイ・ソ-ヴィニヨン・ブラン、世界が認めたSB!
赤・フルボディ部門でベストワインに輝いたChイガイ・タカハ ドラゴン・ビューティ カベルネ・ソーヴィニヨン ラザフォード! 杉本隆英・美代子ご夫妻のナパへの熱い思いが形になったワイン、素晴らしいです!家紋のラベルは目を引きますね、味わいももちろん、飲む人のこころに沁みてきます。産経EX【ワインのこころ】で、近々その謎に迫ってみたいと思います。
追記:「違い鷹羽」の家紋に込めた家族の絆(産経EX 2012年7月26日付)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120726/trd12072611530008-n1.htm
(左)専門家がプラチナに推したマニンコール・モスカート・ジャッロ2010
(右)白・中辛口部門ベストワイン&コストパフォーマンスワインのオブセッション・シンフォニー2010、価格が1300円という点に注目です。シンフォニーに関しては懐かしい思い出があります。2006年に行ったワイン会で、ワインと料理の大家 渡辺正澄先生をお招きしてお話を伺ったのですが、その時に先生おすすめの組み合わせが「マンゴーのプディングとココナッツのクリームソース」とシンフォニーでした。今は中辛口タイプですが、6年前はもう少し糖分を残した造りだったと思います。ワインには若干のスパイシーさとマスカットの甘やかなニュアンスがあり、グルナッシュ・グリとマスカット・オブ・アレキサンドリアの交配から生まれたシンフォニー種の個性を感じました。
渡辺先生いわく「マンゴーに“コショウ”を加えることがポイントです。マンゴーを食べてワインを飲むと、少し“タンニン”を感じるので、マンゴーにコショウを加えることでバランスを取ります。この場合、ペパーミントでも構いません」と。参加者全員が渡辺マジックを実践。口中での相性は◎、両者の関係はとてもまろやかになりました。マーケットには美味しそうなマンゴーがたくさん並んでいます。コストパフォーマンスワインのシンフォニーとのマリアージュにもチャレンジしてみてください♪
コストパフォーマンスワインはもう1アイテムあります。アサヒビール扱いのチリ産ワイン『サンタ・ヘレナ アルパカ・シャルドネ・セミヨン2011』、1000円台の価格は魅力です。画像がないので可愛いアルパカのサイトを! http://www.asahibeer.co.jp/enjoy/wine/alpaca/index.html
会場で受賞ワインたちをワンショット
プラチナメダルの『カベルネ・バイ・エニーラ2009』、ブルガリア産
第1回の品評会では『エニーラ(赤)』が双方の審査員の最高得点を得ていましたが、ブルガリアワインでは輸入元のヴィントナーズさん強しです。
プラチナメダルの『クエスチョンマーク2009』、ブルガリア産
プラチナメダルの『マリアンヌ・フローレアル2005』、南アフリカ産
(左)赤・ミディアムの『フリースタイル2009(ドメーヌ・ガイダ)』はプラチナメダル&ベストワイン
(右)専門家がプラチナメダルに推した『アナケナ オナ ピノ・ノワール2010』
イクシールとは“不老不死の霊薬”の意味
赤・ミディアムの『アルティテュード・レッド2009(イクシール)』はエノテカさんが扱うレバノン産のワイン。プラチナメダルでベストワイン、価格は1995円!
イクシールはカルロス・ゴーンさんも出資しているワイナリーです。
プラチナメダルの『トワベー・エ・オウモン2010(ジャン・クロード・マス)』はラングドック&ルーション(仏)産、フランスが少ないなかでの健闘です!
プラチナメダルの『リリーズ・クリーク ピノ・ノワール2009(ウェンテ)』はカリフォルニア産
壮観な眺め、ゴールドメダル、シルバーメダルの受賞ワインがすべて並んでいます!
皆さん、自分のリズムで自由に楽しんでいました。
藤田観光の森本会長とVino Hayashioの林功二CEO
愛好家がプラチナ、専門家がゴールドに推したロンバルディア州『メリディアーノ・ガルダ・シャルドネ2010(生産者リッキ)』と双方の審査員がゴールドメダルに推した『カルピノ2007(同リッキ)』はブースに立ち寄った多くのワインラバーを魅了していました。同社は今年5月ローマで開催されたイタリア国際ワインアワード オスカー・デル・ヴィーノ2012で日本人初の「最優秀ソムリエ賞」を受賞した林基就ソムリエが2010年に立ち上げたイタリアオンラインショップで、林ソムリエの実弟 功ニ氏がCEOをしています。来年、どのような作戦を立てて品評会に挑戦してくるのか興味津々です。
ワイン文化の啓蒙につとめる『日本で飲もう最高のワイン』のますますの発展を願いながら、のリポートでした。
チガイ・タカハのワイン、ラベルのセンスも好いですねぇ。飲む前から凛とした雰囲気が伝わってきます。
by gillman (2012-07-18 16:02)
Ch イガイ・タカハを造る杉本さんには素敵なこだわりがあるので、
近々、改めて、その心意気をお伝えいたしますね
gillmanさんが書いていらっしゃる“凛とした”という形容、ぴったりです。
by fumiko (2012-07-18 20:33)
マールボロのSB、なんであんなに美味しいのでしょうか。
勝沼醸造も、流石です。アグリは横浜でお馴染みです。
それにしても壮観ですね、いろいろ参考になります。
なお、今週のDIMEでは、亜樹直(姉)さんが、ランサガ2007を紹介していました。
by hako (2012-07-18 23:16)
カレッジの受講経験もあるhakoさんには、
いろいろな品種やワインにトライしていただきましたね。
受賞ワインをhakoさんのワインライフにご活用頂けましたら嬉しいです。
by fumiko (2012-07-20 02:01)
本当にいつも参考になります。
クラウディー・ベイ・ソ-ヴィニヨン・ブランは以前に飲んだことがあるのでちょっと嬉しくなりました。ニュージーランドのSBは本当に美味しいですよね。以前はシャルドネが好きだったのですが、ニュージーランそのSBを飲んでからすっかりソ-ヴィニヨン・ブランのファンになりました。また、フランスのトワベー・エ・オウモンもとても好きなワインです。これからますますワイン選びが楽しくなりそうです。いつもためになる記事をありがとうございます。
今回特に気になったのは、レバノンのアルティテュード・レッド2009(イクシール)です。早速ネットで調べてみます!
by miche (2012-07-23 16:02)
micheさんは昨年も受賞ワインを何アイテムか、お試しくださいましたね。
ありがとうございます!
ワインライフにご活用いただけることはホント嬉しいことです。
どのワインも味わいが良いので、あとは用途と価格を考え、
ご自由に楽しんでください。
レバノンワインは拙ブログのサイドバーでも紹介しています。
by fumiko (2012-07-24 09:34)