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世界のスパークリングを味わう [オープンカレッジ]

7月同様、8月のスパークリング編でも10種類の泡ものを試飲しました。
第1フライトでは固有品種を体感していただく意味を込めて、4カ国からスタート!

4カ国のスパークリングの個性IMG_0460 .JPG
#1:マンズワイン 甲州酵母の泡 キュヴェ・クローズ(720ml)
産地:日本
ぶどう品種:甲州
甘辛度:やや辛口
製法:シャルマ法
価格:1500円(税別)
キュヴェ・クローズ式=シャルマ法なので、2次発酵はステンレスタンクの中で行っています。
吟醸酒似の香り、やや辛口ながら口中では酸より糖分のほうが残るので、できるだけ冷たくして!

#2:ロジャーグラート カヴァ・グラン・キュヴェ2005
産地:スペイン
ぶどう品種:マカベオ、チャレッロ、パレリャーダ、シャルドネ
甘辛度:エクストラ・ブリュット
製法:シャンパン方式
熟成:約48ヶ月  
価格:3000円(税別)
カヴァの代表的な3品種にシャルドネを加えたスタイル。香りも爽やかで切れ味の良い味わい!

#3:ヘンケル&カンパニー ゼクトケラライKG カールステンズ SC オーガニック トロッケン2006 
産地:ドイツ 
格付:クヴァリテーツヴァイン モーゼル・ゼクトb.A
ぶどう品種:シャルドネ、ピノ・ノワール、シュナン・ブラン
甘辛度:やや辛口
製法:シャルマ法
価格:2500円(税別)
ヘンケルは なでしこジャパンが祝杯で飲んだスパークリングのメーカー
近年同ワイナリーではドイツの固有品種リースリングではなく、国際品種を使った泡ものが主流の由。ピノ由来のボディ感、シュナン・ブラン由来のこってり感が口中に広がり、丁寧に造られた印象

#4:シュタイニンガー グリューナー・フェルトリナー・ゼクト2008
産地:オーストリア
ぶどう品種:グリューナー・フェルトリナー(GV)
甘辛度:辛口
製法:シャンパン方式
価格:3900円(税別)
控えめな酸味、ミネラル感、余韻にGVの個性ともいえる白コショウのニュアンスがありバランス良

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左から順に#1~#4
超フレッシュな甲州は透明に近い色調の色白美人、GVは木樽熟成による淡めの黄金色

ロゼスパークリング+ブラン・ド・ノワール
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左から5番目から9番目までがロゼ、最右がブラン・ド・ノワール
#5:ポール・ブランク クレマン・ダルザス2008
産地:フランス(アルザス)
ぶどう品種:ピノ・ノワール、ピノ・ブラン、ピノ・グリ
甘辛度:エクストラ・ブリュット
製法:シャンパン方式
価格:2900円(税別)
お気入りのクレマン・ダルザス!岩清水のようなピュアさがとても良いと思います。ドザージュは0g/L

#6:コドーニュ ピノ・ノワール
産地:スペイン
ぶどう品種:ピノ・ノワール100%
甘辛度:ブリュット
製法:シャンパン方式
熟成:2年間
価格:オープン価格
イチゴやカシス等の赤系果実の盛合わせ、ミネラル感があり、やわらかな味わい

#7:シャンドン・ブリュット・ロゼ
産地:オーストラリア(ヴィクトリア州)
ぶどう品種:シャルドネ、ピノ・ノワール
甘辛度:ブリュット
製法:シャンパン方式
熟成:18ヶ月
価格:2500円(税別)
フランスのシャンパンメゾン、モエ・エ・シャンドン社が豪州に進出して生産
チャーミングな印象、上品な酸味、口中でのすっきり感が好印象

#8:ジェイ・ヴィンヤーズ&ワイナリー ブリュット・ロゼ
産地:アメリカ・カリフォルニア・ソノマ ロシアンリヴァー
ぶどう品種:ピノ・ノワール59%、シャルドネ41%
甘辛度:ブリュット
製法:シャンパン方式
熟成:36ヶ月
価格:5500円(税別)
2011年の収穫が始まったばかりのジェイ。オレンジ色を含んだサーモンピンク、爽やかな歯切れのよい酸、酒質がきれいでバランスが良く、#9のシャンパン、ヴーヴ・クリコと迷う味わい、お薦め!

#9:ヴーヴ・クリコ ローズ・ラベル・ロゼ
産地:フランス(シャンパーニュ地方)
ぶどう品種:シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ
甘辛度:ブリュット
価格:7200円(税別)
さくらの季節に特に人気のシャンパン、温度変化でブリオッシュの香り、複雑味あり。

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ロゼの試飲の醍醐味は、微妙に異なる各生産者の色へのこだわりですね

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#10: エグリ・ウーリエ アンボネ グランクリュ・ブラン・ド・ノワール
産地:フランス(シャンパーニュ地方)
ぶどう品種:ピノ・ノワール100%
甘辛度:ブリュット
熟成:48ヶ月
デゴルジュマン:2010年7月
価格:15000円(税別)
エグリ・ウーリエ訪問で見聞したいことが山ほど、時間切れで後ろ髪ひかれる思いでメゾンを去った私。新樽使用にも関わらず、木香が強く出ないその技量、ふくらみのある味わい、1度は試していただきたい1本

9月の講座では、私的ストックのスパークリングワインを供出します。また、1996年ヴィンテージの素晴らしいシャンパンをご提供いただけそうな話もあるので、3回連続で10種類のワインを体験できそうです!講座生の皆さま~、乞う、ご期待ですよ、私もワクワクです♪

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今週の【ワインのこころ】は三国ワイン扱いのチリから届いた新酒ミゲール・トーレス・チリ 『サンタ・ディグナ カベルネ・ロゼ2011(価格1200円・税別)』を取り上げました。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110826/trd11082618350021-n1.htm

同社の須佐部長からのご提案もあり、撮影用のワインはスパークリング編の皆さんと一緒に試飲することにしました。思わぬ番外編です!

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木曜日にEXが届いて、嬉しい発見がありました!
見開き頁の「ケンタロウの一皿勝負」がトマトソースの料理だったからです。ケンタロウさんの『アジのソテー トマトソース』はバジルをおろしニンニクやオリーブ油で和えているのでイメージ的にぴったり。ちなみに須佐部長はご自宅でバジルを栽培しており、今年は大豊作(笑)とのこと。早速ファースト・ロゼとアジのソテー トマトソースとの相性を試してくだささるそうなので報告が楽しみです!
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110825/trd11082515530021-n1.htm

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ファースト・ロゼと料理との組み合わせで瞬時に浮かんだのが、トマトとバジルのソースでした。
ワインにトマトの甘酸っぱさと少しの青臭さがあり、バジルやチャイブ等の香りを感じます。
そこでホールトマト、玉ネギ、ニンニク、バジル(粉)、赤唐辛子を使ったトマトソースの冷製パスタを作り、パルミジャーノを削って添えて。この一皿にはチーズより、タバスコを使うほうがお薦め。

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ファースト・ロゼの酸味は果皮が黄色いグレープフルーツではなく、果皮が赤くて、果肉は淡いイエロー、種が大きい果実、例えていえば太陽プラムです。そこで実験をしてみました。酸味が良く合います。ただ、ワインを口にした瞬間、きめ細かなタンニン(渋味)が広がります。カベルネ・ソーヴィニヨン由来の渋味は、冷やして飲むことで感じますが、上質なタンニンを感じ取る学習になりますよ。
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コメント 7

fumiko

xml_xslさん、早々のチェック、ありがとうございました♪
by fumiko (2011-08-26 23:47) 

niki

こんばんは~^^
ワインのサジェスト、ありがとうございます~♪
探してみます!

ヴーヴクリコ好きですが、カリフォルニアにも似たものがあるのですね!

by niki (2011-08-27 00:52) 

須佐です

青木先生
このたびは先生のブログに2度も私を登場させていただき恐縮です。

先生のコメントには、いつも新たな発見をさせていただいております。
ありがとうございます。

家のバジルもまだまだ元気に成長していますので、アジのソテー トマトソースと、トマトソースの冷製パスタ作りに挑戦して、また報告しますので、今しばらくお待ちください。
by 須佐です (2011-08-31 19:49) 

toki

ワインなのシャンパンなの??と思っちゃいました(笑)


by toki (2011-08-31 20:44) 

gillman

明後日の内視鏡検査が終わったら、お薦めのクレマン・ダルザスで乾杯したいです。
by gillman (2011-08-31 21:44) 

hako

エグリ・ウーリエ、なんて響きがよいのでしょう。
by hako (2011-09-02 17:04) 

fumiko

須佐部長、お世話になっております。
ファースト・ロゼにはバジル効果が絶対出ると思っています。
是非是非、お試しくださ~い!


tokiさん、第1部はスパークリングで第2部はワインです。
シャンパーニュ地方の厳しい規制に則って生産された
泡ものは「シャンパン」と呼びますが、シャンパーニュ地方以外で造られた
泡ものはシャンパンと呼ぶことは出来ません。


gillmanさん、すでに検査日! 結果が良いことを祈ります。
ポール・ブランクのクレマン・ダルザスはおすすめです♪


エグリ・ウーリエ、リエ(理恵さん、利恵さん等)さんたちも、
飲んでいただかないと(笑)
by fumiko (2011-09-02 23:32) 

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