ドメーヌ・ペランのついての一考察 ~うなぎとのマリアージュからワインの奥深さまで~ PartⅠ [ワイン]
土用の丑の日のヒントから
目黒不動まで出かけてきました。目的の1つは、うなぎの“にしむら”です!
明日26日は土用の丑の日ですが、今日も予想通り長~い列が出来ていました。
なにしろ安くておいしいのですから当たり前ですよね、明日はもっと長い列になりそうです。
![9223145[1].jpg](https://non-solo-vino.c.blog.ss-blog.jp/_images/blog/_074/non-solo-vino/92231455B15D.jpg)
![9223276[1].jpg](https://non-solo-vino.c.blog.ss-blog.jp/_images/blog/_074/non-solo-vino/92232765B15D.jpg)
夏が来れば思い出す~の唱歌ではありませんが、土用の丑の日が近付くと、ドメーヌ・ペランのシャトー・ド・ボーカステル・ルージュ、シャトーヌフ・デュ・パプ2000を思い出してしまうのです。
そのわけは・・・うなぎとワインのマリアージュを試してきた中で、2007年に体験した、うなぎとヌフ・デュ・パプ2000の相性が非常に素晴らしかったからなのですが、まずはその経緯、過去ブログとワインの歳時記をみていただけますか。
歳時記中にある“乳酸”を重視するか、“タンニン”を重視するかで、ピノ・ノワールやカベルネとの輪も広がってきますので、26日はご自身のお好みでいろいろと工夫してみるのも一興かと思います。
ドメーヌ・ペランの素晴らしさ
フランスのコート・デュ・ローヌ地方シャトーヌフ・デュ・パプ、クールテゾン村に本拠地があるドメーヌ・ペラン。歴史をたどると17世紀にまで遡ることができます。シャトー・ド・ボーカステルの歩みは1909年から始まります。オリーブ生産者だったトラミエール家がボーカステルを購入、彼の義理の息子ピエール・ペランの代になってから、ぶどう樹の植樹を推し進めます。
彼の功績は息子のジャック・ペランに受け継がれます。その1つがぶどう品種の選択です。南ローヌに最適なぶどう品種として、黒ぶどうのムールヴェードル、白ぶどうのルーサンヌに目をつけたことであり、もう1つの功績はビオロジックの導入です。働き盛りの56歳で他界してしまったジャック・ペランの跡を継ぎ、現在、彼の2人の息子ジャン・ピエールとフランソワがボーカステルの伝統を継承、さらに5代目にあたるマーク、ピエール、トーマス、マシューによって、この素晴らしい歴史は受け継がれています。
白ぶどうのルーサンヌは一度“眠りの世界”に
南ローヌにおける白ワインの生産量は栽培面積全体の6%程度。ドメーヌ・ペランでも白ワインはワイン全体の10%しかありません。その“白”の代表格がシャトー・ド・ボーカステル・ブラン、シャトーヌフ・デュ・パプです。このワインに関しては、2年前、4代目ジャン・ピエールが来日した時、マンダリン・オリエンタル東京の厨房を使って贅沢なマリアージュを披露してくださいました。その折、彼が「このワインはヴィンテージから5年くらい経つと寝てしまい・・・」という面白いお話もしていたので、併せて、過去のペラン情報も覗いてみてください♪
昨年3月、念願のドメーヌ・ペラン訪問が実現しました。折角の機会を生かさねば・・・と“山椒”を味見していただくことにしました。日本を発つ前、浅草の老舗やげん堀に寄り、粉山椒を調達してフランスに持参したのです。


現地ではマークさんとシェフのローランさんが心のこもったおもてなしをしてくださいました。“山椒”にも興味を示してくださり、しっかり話も聞いてくださいました。ただ、いまだ山椒と合うお料理情報は届いていませ~ん。まあ、3年経過していないので(笑)
熟成したボーカステルのシャトーヌフ・デュ・パプ・ルージュとうなぎのマリアージュがお気に入りの私ですが、ペラン家の皆さんにも双方のマリアージュを体験していただけたら嬉しい限りです。
次回PartⅡではドメーヌ・ペランの奥深さを
PartⅠに続き、PartⅡで、先日来日したトーマスさん解説の世紀の2007年ヴィンテージとドメーヌ・ペラン情報をアップする予定です。『オマージュ・ア・ジャック・ペラン2007』はPP100ということもあり、注目が集まっています。パーカーは「50年は持つワイン」と語っています。ドメーヌ・ペランの長熟ワインの秘密、温暖化によるシラーの変化、ここ20年で栽培面積が増えているクノワーズ情報など、まとめてお伝えいたします。
目黒不動まで出かけてきました。目的の1つは、うなぎの“にしむら”です!
明日26日は土用の丑の日ですが、今日も予想通り長~い列が出来ていました。
なにしろ安くておいしいのですから当たり前ですよね、明日はもっと長い列になりそうです。
![9223145[1].jpg](https://non-solo-vino.c.blog.ss-blog.jp/_images/blog/_074/non-solo-vino/92231455B15D.jpg)
![9223276[1].jpg](https://non-solo-vino.c.blog.ss-blog.jp/_images/blog/_074/non-solo-vino/92232765B15D.jpg)
夏が来れば思い出す~の唱歌ではありませんが、土用の丑の日が近付くと、ドメーヌ・ペランのシャトー・ド・ボーカステル・ルージュ、シャトーヌフ・デュ・パプ2000を思い出してしまうのです。
そのわけは・・・うなぎとワインのマリアージュを試してきた中で、2007年に体験した、うなぎとヌフ・デュ・パプ2000の相性が非常に素晴らしかったからなのですが、まずはその経緯、過去ブログとワインの歳時記をみていただけますか。
歳時記中にある“乳酸”を重視するか、“タンニン”を重視するかで、ピノ・ノワールやカベルネとの輪も広がってきますので、26日はご自身のお好みでいろいろと工夫してみるのも一興かと思います。
ドメーヌ・ペランの素晴らしさ
フランスのコート・デュ・ローヌ地方シャトーヌフ・デュ・パプ、クールテゾン村に本拠地があるドメーヌ・ペラン。歴史をたどると17世紀にまで遡ることができます。シャトー・ド・ボーカステルの歩みは1909年から始まります。オリーブ生産者だったトラミエール家がボーカステルを購入、彼の義理の息子ピエール・ペランの代になってから、ぶどう樹の植樹を推し進めます。
彼の功績は息子のジャック・ペランに受け継がれます。その1つがぶどう品種の選択です。南ローヌに最適なぶどう品種として、黒ぶどうのムールヴェードル、白ぶどうのルーサンヌに目をつけたことであり、もう1つの功績はビオロジックの導入です。働き盛りの56歳で他界してしまったジャック・ペランの跡を継ぎ、現在、彼の2人の息子ジャン・ピエールとフランソワがボーカステルの伝統を継承、さらに5代目にあたるマーク、ピエール、トーマス、マシューによって、この素晴らしい歴史は受け継がれています。
白ぶどうのルーサンヌは一度“眠りの世界”に
南ローヌにおける白ワインの生産量は栽培面積全体の6%程度。ドメーヌ・ペランでも白ワインはワイン全体の10%しかありません。その“白”の代表格がシャトー・ド・ボーカステル・ブラン、シャトーヌフ・デュ・パプです。このワインに関しては、2年前、4代目ジャン・ピエールが来日した時、マンダリン・オリエンタル東京の厨房を使って贅沢なマリアージュを披露してくださいました。その折、彼が「このワインはヴィンテージから5年くらい経つと寝てしまい・・・」という面白いお話もしていたので、併せて、過去のペラン情報も覗いてみてください♪
昨年3月、念願のドメーヌ・ペラン訪問が実現しました。折角の機会を生かさねば・・・と“山椒”を味見していただくことにしました。日本を発つ前、浅草の老舗やげん堀に寄り、粉山椒を調達してフランスに持参したのです。
現地ではマークさんとシェフのローランさんが心のこもったおもてなしをしてくださいました。“山椒”にも興味を示してくださり、しっかり話も聞いてくださいました。ただ、いまだ山椒と合うお料理情報は届いていませ~ん。まあ、3年経過していないので(笑)
熟成したボーカステルのシャトーヌフ・デュ・パプ・ルージュとうなぎのマリアージュがお気に入りの私ですが、ペラン家の皆さんにも双方のマリアージュを体験していただけたら嬉しい限りです。
次回PartⅡではドメーヌ・ペランの奥深さを
PartⅠに続き、PartⅡで、先日来日したトーマスさん解説の世紀の2007年ヴィンテージとドメーヌ・ペラン情報をアップする予定です。『オマージュ・ア・ジャック・ペラン2007』はPP100ということもあり、注目が集まっています。パーカーは「50年は持つワイン」と語っています。ドメーヌ・ペランの長熟ワインの秘密、温暖化によるシラーの変化、ここ20年で栽培面積が増えているクノワーズ情報など、まとめてお伝えいたします。
先週の土曜日に、ウナギを頂きました。白で食べてしまいました。
ペランさん、奥が深そうですね。
by hako (2010-07-26 21:52)
hakoさん、チェック&コメント、ありがとうございます♪
今日はフジTVのお昼のニュースや朝日新聞の夕刊で、
「八ツ目やにしむら」が取材されていました、嬉しかったです♪
hakoさん、是非是非お店の2階で食してきてくださ~い。
ドメーヌ・ペランの続きも書き上げますので読んでください!!
vientre-dolorさん、ありがとうございました!
ほりけんさん、名古屋のうなぎはいかがですか?
Shin・Sionさん、チェックありがとうございました!
by fumiko (2010-07-26 22:59)
fumikoさま
ワインや 季節ごとの旬のお料理
目で ごちそうさま
させて頂いております。ぴよ拝
by グランマ・ぴよ (2010-07-27 11:13)
はじめまして^^
うなぎとワインのマリアージュ・・いいですね!
うなぎの濃厚なタレと山椒のもつスパイシーさには
ローヌワインになっちゃいますね。
クローズ・エルミタージュでためしたこともありますが
いずれにしても葡萄品種はシラーがよくあうような気がします。今後もワイン情報、楽しみにしています。
by Tomy (2010-07-27 12:14)
グランマ・ぴよ様、チェック&コメント、ありがとうございます!
ブログを介してぴよ様の五感を大いに刺激できれば何より。
来月の広東料理@中華街も今からワクワク楽しみです。
ぴよ様、K女史と3人で素敵なマリアージュを堪能しましょうね♪
Tomy様、お立ち寄り、ありがとうございます!
シラーの持つスパイシーな効果はうなぎに合いますし、
山椒は名脇役になりますね。
タイムリー&有効なワイン情報を発信していくように頑張ります。
どうぞよろしくお願いいたします♪
winoさん、ありがとうございます♪
kojiさん、チェックありがとうございました!
せいちゃんさん
関東、関西、その間の名古屋。3地域のうなぎをじっくり食べ比べて、
それぞれに相性の良いワインを探究してみたいです♪
by fumiko (2010-07-28 01:38)
いつも今頃はばあさんを連れて、柴又の戎屋にいって鰻を食べるのですが、今年はばあさんが入院中のためまだです。いつもは鰻とビールなんですが、鰻とワイン、それも美味しそうですね。
by gillman (2010-07-30 10:14)
gillmanさん、チェック&コメント、ありがとうございます♪
お母様孝行のgillmanさんにとって今年は大変そうですが、
くれぐれもご無理なさいませんように。
柴又の戎屋でうなぎが早く食べられますように!
tokiさん、チェック、ありがとうございました!
SORIさん、nice、ありがとうございました♪
イタリアはワインの銘醸地でもありますよ~
食とワインも大いに楽しんでください。
by fumiko (2010-08-03 00:25)
松本さん、チェック、ありがとうございました!
by fumiko (2010-08-12 00:14)