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バレンタイン直前講座ではハートマークの『シャトー・カロン・セギュール』を! [オープンカレッジ]

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日付が変わって、今日はバレンタインデー! 
世界的に人気のアイテムと言えば、ボルドー地方メドック地区サン・テステフ村の
『シャトー・カロン・セギュール』、ハートマークが目印のワインです!
一緒に写っているのは、花びらが3枚と4枚に分かれるお洒落なバラのチョコ『ソニア ル・ブーケ』
ピンク色のバラが入ったバレンタイン仕様は、『メサージュ・ド・ローズ』の人気商品です。

10日にカレッジの品種別講座があり、全部で7種類の赤ワインを供出したのですが、
今回はバレンタインのことも考えて、カロン・セギュールを用意してみました。

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テーマは“世界の主要黒ぶどう品種”です。
(ワインはすべてブラインドで)左から
#1: クローズ・エルミタージュ レ・ジャレ2006 (ポール・ジャブレ・エネ)
コート・デュ・ローヌ地方、ぶどう品種:シラー100%
黒コショウや甘草(かんぞう)、ロースト香やコーヒーのニュアンス、口中での印象もソフト
喉の奥に温かさが広がり、余韻にアルコール由来の甘さあり

#2:ジュヴレ・シャンベルタン2006(シャトー・デュジャック・フィス・エ・ペール)
ブルゴーニュ地方、ぶどう品種:ピノ・ノワール100%
7つの中で色調が一番淡く、若干オレンジ色、香り華やか、バランスの良い酸味、喉越し滑らか

#3:ムーラン・ナ・ヴァン シャトー・デ・ジャック2005(ルイ・ジャド)
ボージョレ地区ムーラン・ナ・ヴァン村、ぶどう品種:ガメ100%
赤紫色を帯びた色調、粘性も高い。きめ細かなタンニン、長熟に耐える酸味、深みのある味わい。
講座生唯一のガメ嫌いさんをも納得させる味わい、さすがルイ・ジャド!!

[るんるん]ルイ・ジャド社から最新ニュースが届きました(2010年2月15日記
ヨーロッパのスターウッドグループ(ウェスティンやシェラトン等)120ホテルで、#3『ムーラン・ナ・ヴァン シャトー・デ・ジャック』のバイ・ザ・グラス採用が決定したとのことで、採用期間は2010年7月から2年間だそうです。
究極のガメ! まだ味わっていらっしゃらない方は是非、お試しください!!

#4:セレステ2006(ミゲール・トーレス)
カスティーリャ・レオン州リベラ・デル・ドゥエロ地区、ぶどう品種:テンプラニーリョ100%
グラス壁面に残る赤色とゆったりと落ちる涙、粘性高め、黒系果実、ヴァニラ、ロースト香、コーヒー、甘草、時間の経過で香り、味わいの変化が楽しめるお薦めのリーズナブルワイン

#5:キアンティ・クラシコ2006(カステッロ・ディ・アマ)  
トスカーナ州、ぶどう品種:サンジョヴェーゼ
果実味豊かで酸、タンニンのバランス良し。飲むだけでも、食事に合わせても、美味しいワイン。

#6:ソーサル・ジンファンデル2006(ソーサル)
カリフォルニア州ソノマ郡アレキサンダー・ヴァレー、ぶどう品種:ジンファンデル100%
丁寧な造りを感じさせるワイン。ミント、ハーブ、キャンディ、スパイスなどの豊かな香り
ミネラル感もあり、タンニンも滑らかで膨らみのあるワイン
「従来からのジンファンデルのイメージが変わった」という嬉しい声あり

#7:シャトー・カロン・セギュール2006
ボルドー地方メドック地区サン・テステフ村、ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ40%
綺麗なガーネット色、グラス壁面に残る赤色、粘性も高い、黒系果実、シダや木香、甘草や黒コショウなどのニュアンス、セギュール侯爵の愛がこもったワイン。2006年は重すぎず、軽すぎずの印象。
当日、男性陣優先でお配りしたクッキーにも合っていました。特に黒ゴマ&白ゴマ添えのタイプと♪

冒頭は各品種の特徴を説明し、供出ワインのリストを参考にしていただきながら、ワインを分析。
後半は『ワイナロマ』を使い、香りの訓練も! 選んだのはコショウとピーマン。
発売元であるコーケン香料(株)の今井係長から「男性は意外とコショウ&ピーマンを外すことが多いのですよ」というお話を伺っていたので、カベルネ系品種に感じることが多い2種類にしてみたのですが、「なるほど」の結果が! これらに関しては女性のほうが敏感に感じ取っていたように思います。

次回3月10日は「和食に合うワインを」というリクエストが出たので、“食とのマリアージュ”も念頭に入れてアイテムを考えたいと思います。講座生の皆さま、お楽しみに!!

第2回講座に関しては
ボトルのド迫力画像 by hakoさん>>>http://t-hako.blog.so-net.ne.jp/2010-02-11
講座リポート by YUTAKAさん
>>>http://wine-and-roses.blog.so-net.ne.jp/2010-02-11-2
前編&後編のリポート by kowaさん
>>>http://vino-lovers.blog.so-net.ne.jp/2010-02-13
もご参考に!!
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YUTAKA

まさに、ヴァラエタルともいえる講座で、楽しかったです。
しかも Calon Segur も出るとは驚きました。

昨日、Castello di Ama の Chianti Classico 2000 を飲んだの
ですが、熟成したキャンティも美味しいですね。
辛口コメントのパートナーも納得させられてよかったです。

> これらに関しては女性のほうが敏感に感じ取っていたように思います。

これには同意します。常々、女性の方が嗅覚に敏感だと感じて
います。これは香水や化粧品など、香りに触れる機会が多い
せいなのか、もともとの性質なのか分からないのですが、
記憶力のよさとあいまって、すごいなと思います。

詳細な解説もありがとうございました。いい復習になりました。
by YUTAKA (2010-02-14 06:43) 

hako

おお、ハートとブーケと、いい画ですね。
アップばかり撮ってしまったので、ボトルの全体像が、見たいなと
思っていたら、ぴったりの画が出てきたので、とても嬉しいです。
なで肩、いかり肩が、よく分かりますね。
なぜか結果的に左三つが好みであることに気が付きました。
嗅覚に関しては、自信があったのですが、記憶力に問題有りでした。

講座に加えて、完璧な復習用教材まで、提供していただきまして、
大変ありがとうございました。


by hako (2010-02-14 08:24) 

kowa

今振り返っても凄い講座でした。ぶどうの品種を改めて考えさせられたと同時に自分の思い込んでいた品種の特徴が覆されもっと素直な気持ちでワインと向き合わないと。。と思いました。
よう~く復習すると、先生が同じ品種であってもなぜその1本を選んだか、伝わってくる気がしました。
ワインナロマ、勉強になりますね。私は最初「杉と土?」と思ってしまいました。嗅覚が男性なのか・・・
次のマリアージュも楽しみです。
ありがとうございました。
by kowa (2010-02-14 17:35) 

fumiko

親愛なる講座生&ソネブロ仲間のYUTAKAさん、hakoさん&kowaさん

拙講座受講後のフォロー、ありがとうございます。
各人各説のブログをアップいただいたので、他の受講生&休講なさった方に、より多くの情報を伝達できそうです。ありがとうございました!!

YUTAKAさん
ワールドカップがらみで、南アフリカのピノ・タージュ種も選択肢の中に入れてはいたのですが、納得できるものがなく、結果、ガメ種(ムーラン・ナ・ヴァン シャトー・デ・ジャック)を選びました。正解だったと思っています。

hakoさん
ワインに対する受け取り方、感じ方が、今までと少しでも違った印象で広がれば嬉しく思います。
当方まだまだ微力ですが、懲りずに、よろしくです!


kowaさん
コメントありがとうございます!
>先生が同じ品種であってもなぜその1本を選んだか、伝わってくる気がし>ました。
ぶどう品種の個性、造り手の素晴らしさ等、皆さんにきちんと理解していただけるものでなければ・・・と考えながら選んでいます。
それゆえ、このお言葉はマジ嬉しいです。

次回はAkiko女史の腕をお借りしながら、またまたステキな体験をしていただきます、お楽しみに!
by fumiko (2010-02-14 22:23) 

fumiko

Winoさん、チェック感謝です。で・・・チョコレートの首尾は(笑)


大阪のみたやん様、チェックありがとうございました。
ニュー・ビートルのお仲間ですね!!


miumiuさん、チェックありがとうございます!
Rollyさんにはチョコを送ったのでしょうか~


kojiさん、チェックいただき、嬉しく思います。
ありがとうございました!
by fumiko (2010-02-14 22:34) 

えめぞ~

ムーラン・ナ・ヴァンは禁じ手です。。
まじめにガメイだって分からなかった。。。。


by えめぞ~ (2010-02-19 01:29) 

fumiko

ガメが苦手のえめぞ~さんもCh・デ・ジャックだけには、
いつも混乱させられてますよね。
次回は是非読み切ってくださいませ~

by fumiko (2010-02-20 20:19) 

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