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塩尻ワイナリーフェスタ in TOKYO [ワイン]

2月最初の話題は日本ワインを取り上げますね。

東京の表参道にある『アイビーホール青学会館』で、塩尻市内にあるワイナリーのワインを楽しむ『塩尻ワイナリーフェスタ』が開かれました。


東雲牛『べこや』のローストビーフと『五一わいん』のメルローの相性は最高。赤ワイン『エステートゴイチ・メルロ』が入っているかわいいグラスが「すいとうよ」です。

現在、長野県の塩尻市には9社のワイナリーがあります。また、ユニークなのは、塩尻志學館高等学校で、ここは醸造免許を取得している全国でも数少ない学校です。
同市で栽培しているのはシャルドネ、セイベル、ナイアガラ、ケルナー、龍眼などの白ぶどうや、メルロー、ピノ・ノワール、コンコードなどの黒ぶどうで、これらのぶどうから魅力的なワインが造られています。 中でも、秀逸なのは、桔梗ケ原産のメルロー、私も大好きです!



本日出店していたワイナリーは全部で8社、
(順不同)
・五一ワイン(株)林農園 
・信濃ワイン(株) 
・メルシャン(株) 
・井筒ワイン 
・(株)アルプスワイン
ブースのみのワイナリーは
・JA塩尻 
・(株)Kidoワイナリー 
・サントリーワイナリー
でした。

会場で味わったメルローはどれも高品質で水準以上の味わい!
メルローは世界的なワインコンクールでも数多くの賞に輝いています。
テイスティング用にプレゼントされたワイングラスがすいとうよという名の漆塗りガラスだったのも興味深いことでした。
少し小ぶりながら、ステム(柄)と台座の部分が「漆」で細工されており、 台座には金色の2本のラインが描かれています。
これは“桔梗ケ原の風”を意味しているそうで、
塩尻を愛する関係者の皆さんの気持ちが伝わってくるグラスでした。

青木副市長様、米窪様、武井様、赤羽(誠)様、赤羽(修)様、そして西牧様、 本日は素晴らしいワインたちと伝統工芸のご紹介、ありがとうございました!
塩尻のワインがさらに躍進しますように。
頑張れ! 塩尻のワインたち!

【事後連絡】
長野県塩尻市経済事業部副事業部長兼観光課長の武井様からの連絡で、 「当日、ご参加いただきました方々はマスコミ・旅行エージェント・飲食関係、 出版社・ワイン関係者など約110名程度でした」とのことでした。


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コメント 8

鈴木良香

日本産の欧州系赤ワインですと、カベルネよりメルローの方が評価が高いですね。2007年の国産ワインコンクールの欧米系赤ワインコンクールのカテゴリー賞はカベルネでしたが、上位にはメルローが多いです。理由は私にはわかりませんが、火山灰土壌で酸性の日本の土壌には合っているのかも知れません。歴史的には、塩尻の林農園が大きな貢献をしていると思います。ただ、高すぎると思いますが‥。同じ価格帯であれば、ボルドーの右岸を選んでしまいます。

コスパの点では、山梨ワイン醸造のカベルネ「七俵地」は秀逸です。寄木細工のような、細かい点まで神経の行き届いたワインです。日本の赤ワインの進むべき(他の国にはないという意味で)方向性を持っている一本です。

山本博氏の「日本のワイナリー」を読み直しています。2003年に上梓された本ですが、すでに現在の日本のワイナリーの様子とは違っている点が多々あります。4~5年で日本のワイナリーは変わりました。激変と言ってもいいでしょう。浅井宇介氏の「宿命的運命論」を克服した、というか「宿命的運命論」って何?という世代が世の中で活躍し始めている時代です。
by 鈴木良香 (2008-02-02 01:05) 

鈴木良香

「宿命的運命論」ではなく、「宿命的風土論」でしたでしょうか?
若干、酩酊状態ですのではっきり覚えていません。失礼しました。
by 鈴木良香 (2008-02-02 01:30) 

miumiu

日本のワインはぐんぐん美味しくなっているようですね~。
先日、秩父ワインを頂きましたが、美味しくてビックリでした。
by miumiu (2008-02-02 16:53) 

fumiko

鈴木良香様

何より日本ワインについて相当な知識をお持ちのようで。
日本の名ワイナリーのワインも飲んでいらっしゃるご様子、凄いです。
私は山梨ワイン醸造のカベルネ、未体験です。

浅井先生の『ワインづくりの思想』は、ワイン好きには読んでいただきたい名著です。追加コメントにあるように、『宿命的風土論』が正解です。

miumiuさん
コメントありがとうございました♪
ブラインドで飲んでいただくと、より明確です。世界のワインと比べて遜色ありません、特にメルローは。
by fumiko (2008-02-04 00:44) 

YUTAKA

青木先生に桔梗ヶ原のことをお聞きした後、縁があって2度ほど林農園(五一わいん)の醸造家菊池敬氏のセミナーをうける機会がありました。

先生のおっしゃる通り、日本のワインの技術的進歩はめざましいものがあると思います。ボルドーなどで用いられている最新のテクノロジーも実用段階にあると感じました。特に、メルロです(笑)。

先月のセミナーでは、五一わいんの「スペリオーレ白」や、「エステート ゴイチ カベルネ」、「桔梗ヶ原メルロ2000」、「桔梗ヶ原メルロ2005」、「ザ・ゴイチ貴腐1998」などを試させていただいたのですが、メルロの垂直も興味深かったです。熟成の違いもあるのですが、その間の技術的な進歩もかなりあると感じました。カベルネ・フランも良い感じでしたが、残念ながら店頭には出回っていないそうです。

日本はヨーロッパなどと違いかなりの富栄養土であるため、ブドウが地中深くまで根を下ろさず凝縮感を出すために相当ブドウを鍛えなくてはならないことや、夜が暖かいために炭酸同化作用によって生成された糖類が消化されてしまうこと、晩腐病に今も悩まされていることなど、課題や苦労もあるようですが、確実に進歩をしているなと感じました。

がんばれ、日本のワイン!!って思いました。なにより、桔梗ヶ原メルロは美味しかったです。
by YUTAKA (2008-02-04 01:33) 

fumiko

YUTAKA様
林農園さんは長野メルローの先駆者、品質の良さでは定評があります。
余談ですが、ワイナリーによって製品名が「メルロー」だったり、「メルロ」だったりします。機関誌上での大事なチェックポイントになっていますが、ちなみに林農園さんは「メルロ」ですね。

このイヴェントで貴腐1998を試飲しました。第一印象はおしろいばな!白い花や蜜っぱいニュアンスがありました。

日本の醸造家はとても研究熱心なので、YUTAKAさんのようにチャンスがあれば、お話を聞くのが良いと思います。桔梗ヶ原メルローはホント、おいしいと思います。

winoさ~ん、チェックありがとうございました!
by fumiko (2008-02-04 20:18) 

長野県塩尻市役所 観光課長 武井

お忙しいところ、当日ご参加頂きました皆様方には心から御礼申し上げます。
塩尻市では。、塩尻ワイン・葡萄・木曽漆器などを塩尻のブランドとしてPRをすすめています。その一環として今回塩尻ワインプレゼンテーションを開催したところです。今後とも様々な機会を通じて情報発信して参りたいと思います。
ワイナリーの方々も、日々研究を重ね消費者のニーズに合う質の高いワインを心を込めて醸造しています。今後とも、信州「塩尻ワイン」を宜しくお願い致します。最近の情報としては、地元でのPRとして、2月15日(金)市内イベントホールにおいて「「ワインと語る夕べ」を定員160名(チケット完売済み)で開催予定しています。
by 長野県塩尻市役所 観光課長 武井 (2008-02-13 10:20) 

fumiko

長野県塩尻市役所 武井観光課長様

過日のイヴェントでは大変お世話になりました。また、
ご丁寧な書き込みもありがとうございました!
15日の「ワインと語る夕べ」も成功裏のうちに終了したことと思います。

魅力ある物産が多い長野県塩尻市、素晴らしいですね。
地球温暖化も長野県のワインには好影響の感ありのようで、
気象庁のアメダスのデータでも出ています。

私も微力ながら、お気に入りの塩尻のメルローはじめ、おいしいワインを
どんどん紹介していきたいと思っています。
今後ともご指導、よろしくお願いいたします♪
by fumiko (2008-02-17 12:22) 

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