世界のワイン動向 ~2011年まで [ワイン]
シャンパーニュ委員会から届いた07年10月末までの出荷量累計をみると、
日本は世界第5位で、7,629,894本(前年比8.15%)となっていました。
8月末までは、イギリス、アメリカに続いて第3位を保っていたのに・・・。
アジア圏では、香港の18位、中国の22位が目につきます。
先日、VINEXPOアジアーパシフィックの会長と専務理事の来日記者会見があり、
イギリスの調査機関IWSRが行なったワイン動向調査が発表されたのですが、
それによると、2011年にはアメリカがスティルワイン(非発泡性ワイン)で世界一の消費国になり、
ワイン伝統国のフランスは世界第3位に落ち込み、
イタリアは第2位をキープするであろう、と予想されています。
そして、急激な変化を示しているのが中国とロシア。消費量は2002年から2006年の間に中国は36.5%、ロシアは40.9%上昇したとか。
2011年までには、またまた大きな変化がありそうです。
過去のデータを見ても、IWSRの調査にはほとんどブレがないだけに、世界のワイン動向からは目が離せません。
>>>http://www.vinexpo.com/en/index/
2008-01-28 23:32
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コメント(4)
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冨美子先生
貴重な情報ありがとうございます。
今、まさにエッセィを書いてる内容です。^^;
アメリカの激しい消費の伸びも、こちらに住んでいると
はっきりうかがい知ることができ興味深いですが
フランスの消費の落ち込みも本当に深刻ですね・・・。
冨美子先生の最新の情報お待ちしております!
by Aki (2008-01-29 04:46)
冨美子先生
こんにちは。
今日の情報は大変興味を持ちました。
経済が大きく動く様子が
ワイン市場にも反映されておりますね。
ありがとうございました。
happy-san
by happy-san (2008-01-29 09:45)
奇しくも、才色兼備のおふたり(AKIさん、happy-san)からのコメントがあり、とても嬉しく思いました。
AKIさんがお住まいのアメリカはスティルワインだけでなく、スパークリングも含め、世界一の消費国になるはずです。
フランスの動向は、やはり気になりますね。
happy-sanがお詳しい中国、この国は要チェックです。現在、アジアにおけるワイン輸入国No1は日本ですが、消費国No1は中国という点からも。
またVINEXPO/IWSRの調査によって定義されたアジア地域(中国、香港、
日本、韓国、シンガポール、インド、台湾、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア)のワインの消費量の増加は、2004年と2005年の間(10.4%)と、2005年と2006年の間(8%)に加速したようです。
by fumiko (2008-01-29 14:05)
私は貧乏性なのかシャンパンと他のスパーリングの違いが分からないので、カヴァやクレマン・ド・ブルゴーニュで満足しています。スパークリングって、泡が消えないうちに飲まなくっちゃと思ってしまい、落ち着かないんです。ビールを飲むのと同じ感覚なんです。
日本でも手頃な値段のスパークリングが作られ始められていますよね。メルシャンの「穂坂のあわ」はマス・Aと甲州は国産ワイン・コンクールで部門トップになりました。日本固有のワインの新しい基軸だと注目しています。
最近、タケダワイナリーのデラウェアで作ったサン・スフルは驚きました。微発泡ということだったので、「プチプチ」という感じと思っていたのですが、王冠(コルクでなく王冠を使用)を開けると「ブワーッ」と泡が出て、慌ててグラスを取りに走りました(狭い家ですが‥)。微発泡と呼ぶよりスパークリングです。亜硫酸を使っていませんし、多分火入れもしていないと想像します。デラウェアの甘みは感じませんでしたので、糖分がほとんどアルコールになっているのでしょう。
作り手の心意気が感じられる一本でした。
by 鈴木良香 (2008-01-29 18:53)