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1907年の酒精強化ワイン@メルボルン [オーストラリア]

早朝シドニー空港からメルボルンに向かい
ヴィクトリア州のヤラ・ヴァレーに。
「グリーン・ポイント」、「デ・ボルトリ」訪問後
メルボルン市内のホテルに移動。
『世界水泳メルボルン大会2007』と重なったことが
幸いして、この日はトップホテルに宿泊です。
このクラスしか空きがなかったようで・・・ラッキー!


ウエスティンホテルのデスク周りは完璧です!

夜はオーストラリアのワインライター、マックス・アレン氏から
「オーストラリアの最高峰のワインたち」というタイトルで
貴重なお話を伺いました。



私は「デ・ボルトリ」が造る甘口ワイン『Noble One』が好き
なのですが、会の後半、そのワインの2004が登場。
併せて『Noble One1990』、『Sauternes1982』も
比較試飲できました。
EUからの要請で、フランス産の「ソーテルヌ」と同じネーミングが
禁止され、今は「ノーブル・ワン」という名前になっていますが
3本はヴィンテージ違いの同じワイン。
ぶどう品種は「セミヨン」、甘口の貴腐ワインです。



そして、最後の極めつけは1907年産の酒精強化ワイン!
色を見てください。びっくりです、100年もののワイン!
ぶどう品種はシラーズとグルナッシュ主体です。
1878年ヴィンテージの中から特上のワインを残しておき、そこから
100年経過した1978年に初めて製品化した酒精強化ワインだそうで、
1979年以降、毎年リリースしているとか。
この1907年は今年リリースしますが、セミナーのために、
樽から特別に持参いただいた逸品。
ポートタイプで、凝縮した甘みとワインの中に溶け込んだ酸のバランスが
素晴らしい逸品。香りの中にバルサミコのような印象もありました。

酒精強化ワインや甘口ワインからワインの歴史が始まったオーストラリア
ですが、今回の甘口ワインを体験して、改めて
この国の底力を感じました♪


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コメント 5

fumiko

winoさん、チェック、ありがとうございます。
強行軍だったので、従来の設定をしないまま、アップしていたようで・・・。
明日(24日)の午前中で予定はすべて完了。残り、ファイトです(笑)
by fumiko (2007-03-24 01:13) 

hako

オーストラリアの歴史を、考えたことなど有りませんでしたが、100年も
前から立派なワインを造っていたとは、驚きです。
ワインって、世界中の文化の香りもしますね。
by hako (2007-03-24 23:01) 

fumiko

hakoさん、オーストラリアは甘口ワインやアルコール強化ワインからスタートした国なのですが、今回、ここまでの年代ものの、素晴らしい味わいのワインがあるとは思っていませんでした。
私にとっては、この経験だけでも超貴重、感謝♪
by fumiko (2007-03-28 22:48) 

中平 修

1907年 フランス産 白 750mg AUBEL BLANC DE BLANCS
BRUT

このワインの価値がわかりません。 教えてください。
      n09080754446@live.jp
by 中平 修 (2009-01-22 05:08) 

fumiko

中平 修様
1907年ヴィンテージつながりで書き込みくださったようですね。
>フランス産 白750mg AUBEL BLANC DE BLANCS BRUT
>このワインの価値がわかりません。 教えてください。

豪州のparaは酒精強化ワインなので、スティルワイン(通常の赤、白、ロゼのワイン)よりも長持ちします。発泡性ワインも炭酸ガスを含有している分、同様です。
ご質問にあるブラン・ド・ブランは発泡性ワインなので、熟成に耐えられるとしても、100年以上経過しているわけで、入手経路、過去における保存状態がどうだったのか、そのあたりが疑問です。
ただ、古酒という点でみれば骨董と言えると思います。味わいは別にして。


by fumiko (2009-01-24 23:52) 

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