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“家紋” について [伝統美、日本の美]

広辞苑にある家紋の定義は、「家々によって一定した紋所。徳川氏の葵(あおい)、前田氏の梅鉢類」となっています。
先日、ジェームス三木脚本による『忠臣蔵』を見ていて、大石内蔵介の「二つ巴」や赤穂浪士の紋所が気になっていたのですが、その2日後、我が家でも家紋絡みの出来事が起こりました。
http://www.harimaya.com/o_kamon1/genroku/ako_ro1.html

息子から「家紋は?」という電話が入ったことがキッカケです。これは結婚式を控えた息子が和装に決めたことから生じた家紋騒ぎ。思わず、五つ紋入りのお宮参り衣装を何年ぶりかで引っぱり出して確認してしまいました! そうでした、そうでした! “丸に九枚笹(くまいざさ)”の紋でした!



家紋は約2,000種ほどあるそうで、水戸黄門のご印籠で有名な徳川家の“葵の紋”、天皇家の“十六弁八重表菊紋”、歌舞伎・市川団十郎の“三舛(「見ます」に通じるとか)”の由来、家紋に多い植物柄の意味など、家紋ワールドを堪能しつつ、にわか勉強も。 今までそれほど気にとめていなかった家紋の“デザイン”も興味深いもので、まさに “再発見、日本の美”とでも表現したい気分でした。


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hako

何とお正月から、目出度いお話で大変結構ですね。
ご結婚おめでとうございます。孫の顔を見るのも、もうすぐですか?
by hako (2007-01-06 23:40) 

YUTAKA

まずは、息子さんのご結婚のお話、おめでとうございます。年明け早々、御目出度いお話を、有り難うございます。お忙しいとは思いますが、お体にお気をつけください。

ワインにも家紋をシンボルマークにしてあるものがあります。BEAU PAYSAGE(ボー・ペイサージュ)という、八ヶ岳南麓の山梨県北杜市津金にあるワイナリーです(といっても建物はないですが)。若い人の間では、ちょっとしたカルトワインになっているみたいですね。

僕は、このワインを見たとき、てっきり、この一帯が日本一のオオムラサキの生息地だからだと思っていたのですが、家紋だと知りました。『日本の家紋』なる辞書を調べてみると・・・「陰揚羽蝶」という紋。国産ワインとは思えない、とてもシンプルでカッコいいエチケットです。

イラストレーションや家紋など、日本には“シンプルな美”が似合いますね。
そして青木先生には、黒留袖が似合いそうです!
by YUTAKA (2007-01-07 00:42) 

Wino

あけおめことよろでございます。

家紋。この正月おせちのお重を出したときに、
私も確認しました。。確かに美しいデザインですよね。
うち家紋の由来も調べてみようと思いました。
by Wino (2007-01-07 13:03) 

fumiko

hako様、hako様、喜んでいただけるのは嬉しいのですが、孫は早すぎ(笑)
息子と一緒にいても親子に見えないのが私の売り(?)なので、今後も生活感を感じさせないままで行動するつもりです♪

YUTAKAさん、家紋のワイン、拝見しました。面白いです。
“蝶”を使った家紋って、お洒落で気を惹くデザインが結構ありますよね。
>青木先生には、黒留袖が似合いそうです!
太宰治の「富士には月見草が良く似合う」という文体に似ている(笑)
ハハハ、何を着れば良いのか、3週間ほど、悩んでみたいと思います♪

winoさん!
「あけ・おめ・こと・よろ」って、弾んで聞こえるのが良いですね♪
家紋は? 石川県は結構、冠婚葬祭にこだわりますよね。実は我が家も石川ゆかりで・・・。
by fumiko (2007-01-07 22:27) 

YUTAKA

パートナーは青木先生のリンクを見て、父方と同じ家紋が赤穂浪士の中にある・・といっていました。で、僕も見てみたのですが、母方が浅野内匠頭長矩と同じでした ^^;。たまたまだとは思いますが、祖先に思いをめぐらせました。庄屋ではありましたが。

父方は新田義貞とゆかりの深い武家でしたが、家紋が複雑で覚えていません。小学校の頃の宿題で家の家紋を調べるように言われたきり・・です。

この機会に、自分の祖先や家系図、家紋を調べたり、親戚と新しい交流を持つのもいいな、と思いました。ORIGINを探す旅。きっかけを作ってくださった先生に感謝です。
by YUTAKA (2007-01-08 01:03) 

fumiko

マダムは赤穂ゆかりの方で、YUTAKAさんは浅野家、新田家ですか(笑)
私の実家の家紋は“丸に三柏”なのですが、ウィキペディアには“神紋”として書かれていました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E7%B4%8B#.E7.A5.9E.E7.B4.8B.E3.83.BB.E5.AF.BA.E7.B4.8B
家紋は覚えておいて損はないので、年初の作業として“ORIGIN探し”は良いかも知れませんね。
by fumiko (2007-01-08 10:57) 

青木氏氏の研究員

丸に九枚笹の青木さん 始めまして。 祝事おめでとう御座います。
私は「青木氏氏」(HP)の研究員です。家紋に興味を持たれたとの事ですね。そこで、祝辞代わりに一言、「丸に九枚笹」紋は「秋月氏」との血縁による「藤原秀郷流青木氏」の氏の方で江戸期初期頃に分家して丸付き紋になった御家ですね。
藤原秀郷とは大化改新の立役者の藤原鎌足より8代目の人物で藤原四家の中で最も栄えた一族(北家)でその元祖です。その主要5氏の一つの子孫の青木氏ですが、この青木氏が116氏あります。笹紋(秋月氏)との血縁をした青木氏一族です。家紋を知る事は氏の由来も知られるとよいと思いましてお便りしました。一度、青木氏氏のHPにお越しください。御家の一族の方の詳細を研究室にレポートしています。
by 青木氏氏の研究員 (2007-01-24 13:31) 

fumiko

青木氏氏の研究員様
訪問&お祝いのお言葉、ありがとうございました。
HPお邪魔させていただきました。凄いです!青木がたくさん、たくさん(笑)
「丸に九枚笹」はあまり多くないようですが・・・
家紋はルーツ、氏の由来など、本当に奥が深いと思います。これを機にいろいろ調べてみます。貴重な書き込み、ありがとうございました。
これからも、氏の研究、頑張ってください♪
by fumiko (2007-01-24 20:41) 

梅木健志

丸に九枚笹の家紋について、子供の頃藤原秀郷の子孫で、ムカデ退治した人だと聞いていました。天皇家と上皇方との戦により負けて、京都の船井郡に落ち延びてきた。私がS36年ごろ禅宗のお寺で調べて貰うと今から300,400年前から梅木という姓名乗り江戸時代には大庄屋していた書付もありました。父からは私達は源氏の子孫であると、何時も聞かされていたのです。でもこのページ見させていただくと、ちょっとちがうみたいです。よろしくお願いします。

by 梅木健志 (2012-04-10 17:16) 

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