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オーパス・ワン ワイナリーでの出来事 [カリフォルニアリポート]



オーパス・ワン・ワイナリーでは14社のトヌリエ(樽メーカー)から樽を仕入れています。すべてフレンチオーク。画像はRADOUX社製のピカピカの新樽です。
ここまで丁寧に梱包された樽を見たのは初めて。胴体部分はダンボールとビニール、鏡板部分は白のダンボールで包まれています。秋の収穫を前にして、1000個の樽は“熱湯”で樽内部をきれいに洗い流され、始動と開始となります。


特別ルームで2001年と2002年をテイスティングさせていただきました。スタッグス・リープ・ワイン・セラーズからオーパスに移籍したマイケル・シラッチが手がけた最初のワインが2001! 白壇やチェリー、チョコの香り、バランスが良く、骨組みがしっかりしたワインです。2002年ヴィンテージは凝縮感があり、将来が楽しみなワイン。幸せなテイスティングタイムでした♪ 

さて、今後リリースが予定されている2003年ヴィンテージですが、清澄作業 (混濁しているぶどう果汁やワイン中に浮遊している固形物を取り除く操作)で「卵白」は使っていないようです。通常、卵白は高級ワインの清澄作業には欠かせない代物です。最近ではボルドーでも卵白を使わない生産者が増えているようなので、近々、安蔵ワインメーカーにその訳を教えていただこうと思っています。


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hako

格好いいテイスティング写真ですね。なるほど、マイケルさんが来日したときの青木さんレポート2004.11.26がサイトに載ってました。(25周年を祝う。)
何だかハイテク&ローテクでいいですね。
by hako (2006-09-15 05:05) 

fumiko

テーブルに飾り付けてある書籍の画像は、中にワインが入った一年目の樽ですが、この光景も本当に圧巻です。
hakoさんのご指摘のサイトは機関誌のリポートですね。閲覧可能なことを忘れていました。25周年記念で来日したシラッチさんが載っています♪ ご参考にhttp://www.sommelier.jp/07/kikanshi/So_82/P58_59.pdf
by fumiko (2006-09-15 09:28) 

fumiko

にょにょさんはcal-wine好きの方なのですね。
10月末から、日本版「サイドウェイズ」も公開されますので、ナパへの関心が高まれば嬉しいと思っています。

by fumiko (2009-07-22 18:44) 

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