SSブログ

好みのロゼ・シャンパンは [オープンカレッジ]

ラベルは華やかなピンクで見ているだけでも綺麗。
抜栓してグラスに注いだロゼの色調も個性豊か。
先日のカレッジはワクワク気分の2時間でした♪



現在、カレッジは定員数を2名オーバーして進行中。この日は私を含め22名がブラインドに挑戦しました。この日の人気No1は『ビルカール・サルモン・ロゼ(右から2本目)』で13票をゲット!
因みにこのロゼ、R・パーカーJrが発刊している『ワイン・アドヴォケイト(2005年12月26日号)』で、
94点を獲得しています。ワンランク上の『キュヴェ・エリザベス・サルモン・ロゼ1996』に至っては95+点。私はR・パーカーJrは好みではありませんが、この評価には賛成できます。
http://blog.so-net.ne.jp/non-solo-vino/2006-04-30

2番人気はシャンパンに混じって登場させたイタリアのフェッラーリのロゼ。フェッラーリは果実味がとても豊か、細かい気泡も持続性があり、見事でした。
ローラン・ペリエは唯一「ピノ・ノワール100%」からなるロゼで、セニエ法で造られています。
色調は山うずらの目、最初香りはおとなしく、時間の経過と共にドライフルーツやブリオッシュの香り、酸のメリハリ、タンニンも感じました。
パイパー・エドシックは赤に近い派手な色調でイチゴジャムや熟れた赤リンゴ、余韻は長く、ベリー系果実そのものの味わいでした。

さて、先ほどのセニエですが、尊敬するメルシャン(株)勝沼ワイナリー安蔵光弘ワインメーカーに伺ってみました。
「セニエとはもともとの意味は、“血を抜く”、“採血する”という意味です。昔から ヨーロッパでは瀉血(しゃけつ)という健康法があります。これは人体の血液を外部に排出させることで症状の改善を求める治療法の一つです。体内に溜まった不要物や有害物を、血液と共に外部に排出させることで健康を回復できるとかつては考えられていたようです」というお話でした。
ワイン造りとセニエの関係? この点については次回Blogで安蔵ワインメーカーからの情報をお伝えしたいと思っています。


nice!(2)  コメント(6)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 6

hako

88番目、中国的に目出度い数字です。
今日の記事は、最初から視覚的に非常に美しいです。ロゼってなかなか味わうチャンスが無いですが奥が深いものですね。メルシャンは、鈴木ファミリーの創業で親しみがあります。
by hako (2006-09-02 07:41) 

YUTAKA

ロゼ・シャンパンは恋する2人が見た目の雰囲気で飲むものという先入観があったのですが、見事に打ち破られた感じです。それぞれ、全く別の個性がしっかりあって、「自分の好みのロゼを探す」という楽しみがあるのが分かりました。
ビルカール・サロモンのロゼが重厚感があって余韻も長くて美味しかったのですが、フェラーリのロゼは果実味と余韻の長さ&見た目の美しさがあり僕はこれを選びました。また、パイパー・エドシークはピノ・ノワールの赤ワインのようでちょっと驚きました。
最近は、レストランでも毎回アペリティフにシャンパンを頼みます。以前、ドライ・シェリーのみだったのが嘘のような感じです。いつも新しい発見を体験させてくださる先生に感謝です。
by YUTAKA (2006-09-02 15:34) 

fumiko

上海、凄いですね。2008年が楽しみですが、ワイン界にも中国パワーが台頭してきています。海外からの生産者は日本に来た後、中国に立ち寄るケースが増えています。中国サイドは高級なシャンパンに目を付けているようですが・・・これだけは阻止したいです(笑)
by fumiko (2006-09-03 13:39) 

fumiko

“自分好みのシャンパン探し”では、ロゼの方が明確につかみやすいような気がしていますが、実際参加してみていかがですか。
シャンパンを食前酒でいただくと、胃壁を刺激して、食欲を増進させる働きがあるようです。泡のはじける音を聞きながら(聴覚)、それから視覚&味覚プラスで楽しめるのですから、ストレス解消には最適です。ただし、価格が高いことを除けば・・・の話です。
by fumiko (2006-09-03 13:51) 

uge

しばらく仕事に忙殺されていて、コメントが遅くなりました。すみません。
私のイチ押しはローラン・ペリエでした。赤ベリー系にローストしたようなザラメのような香りもあり、若干タンニンを感じてと、ロゼシャンパンの特徴が出ているような気がしました。ビルカールはハチミツ、トースト香が鼻をくすぐったのですが、これはフツーのシャンパンでもあるよなあ、と。ピペは甘酸っぱい香りと色がややあざとい感じ(おいしいですけどね)。フェラーリはハウススパークリングにちょうどよいといった風情でした。ごちそうさまでしたっ!
by uge (2006-09-04 23:04) 

D

私は断然ビルカール・サルモンでした。
香り・味わいともに、あの複雑さ・奥深さがたまらなかったです!
印象としては、ビルカール・サルモンがブルゴーニュのピノで、ローラン・ペリエがカリフォルニアのピノという感じでした。
贅沢な比較テイスティングだと思いますが、おかげで自分の本当に好きなテイストがわかってきました。
ありがとうございます。。。
by (2006-09-08 08:49) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0