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第3級の途中から急な坂道を登る気分 <続き> [ワイン]



2日目は第3級と第2級です。予定通り11時からテイスティングが始まりました。前日からの軽快なリズムのままで、と思っていたのですが、これが大きな間違い。
当日の口開け、『マルキ・ダレーム・ベッケー』、『フェリエール』、『カロン・セギュール』と進み、次のフライトの『パルメ』あたりから、ワインの骨格が大きく変化してきたのを感じました。
緩やかなカーブが急な坂道に・・・「足元に気をつけないと転ぶよ」という感じです。

スーパー・セカンドの呼び名が高い『パルメ』、第2級の『コス・デストゥーネル』『デュクリュ・ボーカイユ』に関しては、丁寧な造りとポテンシャルの高さがあり、「いつ飲んでも期待を裏切らないワインである」と確信しました。同時に「やっぱり好きなワインである」ということも。

それから、この2日間で見つけたお気に入りは・・・第4級の『サン・ピエール』と、第3級の『マレスコ・サン・テグジュペリ1998』。『テグジュペリ』は山本先生が特別に'95も出して比較させてくださったこともあり、3年間の熟成の違いとワインの質、その変化が素晴らしく、初めて飲んだテグジュペリ・ファンになってしまった私です。ちなみに、ここは 『星の王子様』の作者アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの遠い祖先が購入したシャトーだそうです。
また、味わい&価格的にお薦めしやすいワインとしては、第5級の『ダルマイヤック』。これは飲みやすくて可愛いワインです。

最後にメンバーの大半が太鼓判を押したワインが、第2級のトップ、『ローザン・セグラ』。評価が超厳しい戸塚先生もお褒めのお言葉を! 「新樽の使い方が綺麗」とおっしゃっていました。
またまた、ちなみに・・・なのですが、ここは1994年から有名ブランドの『シャネル』が所有しています。財力はワインの質を変えることができる!!

【第2級】(14)
★ローザン・セグラ1998(マルゴー)
ローザン・ガシー2000(マルゴー)
レオヴィユ・ラス・カーズ(サン・ジュリアン) *「ボルドー格付シャトー60/1855-2005」掲載なし
レオヴィユ・ポワフェレ1998(サン・ジュリアン)
レオヴィユ・バルトン2000(サン・ジュリアン)
デュフォル・ヴィヴァン1998(マルゴー)
★グリュオー・ラローズ1999(サン・ジュリアン)
ラスコンブ2000(マルゴー)
ブラヌ・カントナック2000(カントナック)
ピション・ロングヴィユ・バロン1999(ポイヤック)
ピション・ロングヴィユ・コンテス・ド・ラランド1999(ポイヤック)
★デュクリュー・ボーカイユ1999(サン・ジュリアン)
★コス・デストゥルネル2000(サン・テステフ)
モンローズ1998(サン・テステフ)

【第3級】(14)
キルヴァン1999(カントナック)
ディサン1999(カントナック)
ラグランジュ1998(サン・ジュリアン)
ランゴア・バルトン2000(サン・ジュリアン)
ジスクール1998(ラバルド)
★マレスコ・サン・テクジュペリ1998(マルゴー)
ボイド・カントナック1999(カントナック)
カントナック・ブラウン1999(カントナック)
★パルメ1998(カントナック)
ラ・ラギューヌ2000(リュドン)
デミライユ1998(マルゴー)
カロン・セギュール1999(サン・テステフ)
★フェリエール1999(マルゴー)
マルキ・ダレーム・ベッケー1999(マルゴー)

今回、都合で、第1級(ラフィット・ロートシルト、マルゴー、ラトゥール、オー・ブリオン、ムートン・ロートシルト)はテイスティングできませんでした。近々山本先生から集合がかかり、同メンバーで試飲の続きをする予定です。その時は全神経を集中して、より詳細なデータをまとめ、Blogにアップしたいと思っていま~す。

*フランスで『ボルドー格付シャトー60/1855-2005』を発刊する際、当シャトーからの協力はなく、本書にはこのシャトーは掲載されていません。


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