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シチリア島のプラネタが誇る4種類の土質 [機関誌making]

4種類の土壌の色の違いがおわかりいただけますか

(社)日本ソムリエ協会では、毎奇数月の15日に機関誌を発刊しています。
7月号の表紙はイタリアンレストランでも人気のプラネタのワインです。
左からメルロー、シャルドネ、サンタ・シチリア(品種はネロ・ダヴォラ)、チェラ
ズオーロ・ディ・ヴィットリア(2005年ヴィンテージからDOCG.品種はネロ・ダヴ
ォラ60%、フラッパート40%)

プラネタは1985年、サンブーカで最初にぶどう栽培を始めて以来、カベルネ
シャルドネなどの国際品種と、ネロ・ダヴォラやカリカンテのようなシチリア独
自の土着品種の2つの路線を考えたワイン造りをしています。

なかでも注目すべきは土壌です。
1種類のワインを造る場合、いくつかの生産地域からのぶどうを使っています
が「エトナ」のエリアは黒い溶岩質のもろい土壌、逆に「ノート」周辺になると、
白の石灰質土壌で石ころの層が続いているそうです。また 「メンフィ」は粘土
質で石ころが多かったり少なかったりで、「ヴィットリア」になると 赤い土醸で
海岸の砂のようにサラサラした砂質とのことです。
各土壌のテロワールをうまく反映しているのが、プラネタのワインです。


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コメント 2

YUTAKA

プラネタは思い出深いワインです。1990年代後半にもったいないことに僕にとってはワイン暗黒時代というものがあったのですが、そこから復活したきっかけが、プラネタでした。
プラネタは、まず国際品種で世界的な名声を得て、それからプロジェクトDOCをはじめて、地場品種の普及に努めていますね。
シチリア初のDOCGチェラズオーロ・ディ・ヴォットーリアは、とてもしっかりとした味わいのネロ・ダヴォラですが、でも、野暮ったさがないところがいいと思います。
ちなみに我が家は家計が苦しいので、いつも、ラ・セグレタ・ロッソです(笑)。
by YUTAKA (2006-07-16 01:46) 

uge

シャルドネ好きの私としてもプラネタははずせません。濃厚な果実味ながら比較的上品な造りになっており、レストラン等ですぐさま飲んでもおいしいと思います。残念ながら熟成させたものは飲んだことがないのですが。。。
土着品種はあまり飲む機会がないですが、イタリアンのグラスワインとかで見かけたらチャレンジしたいと思います。
by uge (2006-07-17 11:16) 

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