甘口ワインに注目！ シャトー・ド・ファルグ１９７９

お正月のおせち料理には大好きなシャンパンを合わせるのが当たり前になっていましたが、
今年は甘口ワインに挑戦、組み合わせを楽しんでみることにしました。
ワインはソーテルヌのシャトー・ド・ファルグ１９７９
色調は見ての通リ、輝くばかりの黄金色
上品な酸味と舌全体を包み込む重厚感のある甘さは絶妙で、
葉山考太郎さんお得意の“ワインを女性に例える言い方”を真似るなら
「たくさんたくさんお話をしてみたいと思わせる知的なお嬢様」という印象！
口中で様々な要素を感じさせてくれるワインでした。
シャトー・ド・ファルグは甘口ワインの最高峰シャトー・ディケム(LVMHが買収)
のオーナーだったリュル・サリュース家が所有するシャトーで、
イケムに近い方針で造られている甘美なワインです。

さてさて本題の相性ですが、栗きんとんや黒豆などのように“甘さ”を主体にしている
おせちにはもちろんのこと、洋風おせちの「ローストビーフ（わさびとポン酢で）」や、
番外の「白子（ユズを添えて）」との相性が良く、食感を楽しめました。
デザートのリンゴタルト（アプリコットも超お薦めです！）や、
青カビチーズのロックフォールとの組み合わせも定番通りの相性でした。

2006年はシャンパンやドライなタイプのスティルワインだけではなく、
癒し系の甘口ワインにも親しんでみませんか。
http://www.asahi.com/special/autumn2005/TKY200510250283.html

コメント 5

fumikoさん
シャトー・ド・ファルグの１９７９ですかぁ、美味しいでしょうねぇ。
私もお屠蘇代わりにテイスティングも兼ねイケムの２００１年を
飲む予定でしたが入荷が間に合いませんでした。
イケムから離れてしまったサリュース伯爵はファルグの造りを
さらに素晴らしいものに仕上げるため努力をされていらっしゃるとか。
今後この最高にコストパフォーマンスの高いソーテルヌは目が離せませんね。お願いだから価格は上がらないでねと思うばかりです。
我が師にも甘口のワインをもっと勉強したら、とも言われています。
今年は本格的にチャレンジしてみようかな思ってます、いろいろと相談にのってくださいね。
今年もよろしくお願いいたします。
by ワイナリー和泉屋 (2006-01-05 11:20) 

ワイナリー和泉屋さん
シャトー・ディケム2001ですか！
さすが選ぶワインが違いますね、ファルグの５倍はしますよ。
特に2001年ヴィンテージはパーカーが100点を付けた逸品中の逸品。
イケムと栽培も醸造も同じようにして造っているシャトー・ド・ファルグに関して言えば、「お願いだから価格はそのままで」と願いたくなりますね。
初コメント、ありがとうございました。嬉しかったで～す。
by fumiko (2006-01-06 18:08) 

偶然というか、私も今年のお正月にはド・ファルグを開けました。私は８９ですが。ソーテルヌ村のソーテルヌらしい重量感がありながらも、抜けのよさがあって、気持ちよい甘さと酸のバランスも見事でした。８９は決して好きな年ではないのですが（とは言っても８８とか８６がセラーになかったので）、このワインに関しては、８９の鈍さというか濁りが感じられませんでした。さすが伯爵のワインです。
by 田中克幸 (2006-01-11 03:56) 

びっくりです！
かの有名なワイナートの田中大先生ではありませんか！！
私はソーテルヌもオーストリアの甘口ワインも好きです。両者の「酸の出方」が、“趣き”になっていますね。
ファルグは田中さんがおっしゃる通り、甘さと酸の見事な調和があり、厚みがありました。一方、クラッハーを筆頭とするオーストリアの極上甘口ワインは凝縮感があり、飲んだ後、余韻に長く残る「繊細な酸」が絶妙です。
素晴らしいワインを飲むと、本当に幸せな気分になれます。
ところで田中さん、いつからPCをはじめたのですか？
by fumiko (2006-01-11 10:13) 

青木先生あけましておめでとうございます。って先程お電話で言いましたが、もう一度。私もお正月、おせちには定番中の定番スパークリングで楽しみました。もちろんブリュンデルマイヤー、ブリュットマグナムで。
私はこれでも毎年おせちは手造りです。でも甘口は今回試しませんでした。
栗きんとん（今回上手くつくれませんでした）も黒豆もたしかにあいますね。甘口の産地オーストリアとしてはずせません。来年は是非試しますね。
今年も宜しく御願い致します。
by 濱本眞由美 (2006-01-11 18:31)